2層のスポンジを一体成型したエアフィルターが300車種以上の適合ラインナップで登場

掲載日:2013年09月18日 オフロードアイテムレビュー    

オフロードバイクのエアクリーナーエレメントは湿式タイプが主流だ。砂埃が巻き上がるダート路面を走ることの多いオフロードバイクはエアクリーナーエレメントも汚れやすくなるが、湿式タイプは洗浄することで繰り返し使用できるからだ。その湿式タイプに新たなブランドが登場した。それが粗さの異なる2層のスポンジを一体成型し、砂・泥・チリ・水分の侵入をシャットアウトするエアテック製エアフィルターだ。適合車種が300車種以上なのも大きな特徴と言える。

 

写真/酒井 一郎、長谷川 徹 レビュワー/内山 裕太郎

 

 

[ レビュー ]

エアテック製エアフィルターを、日ごろの練習からレースまで使用している内山裕太郎選手に、その特徴や使い勝手をコメントしてもらった。

 

「レース後のエアクリーナーボックス内とエアフィルターには埃、泥、水が着いていましたが、エンジントラブルはもちろんライディングフィールが変わることなく走行できました。これは2層構造のスポンジが、そうした汚れの侵入をしっかり防いでくれているからでしょう。

 

それと、このエアフィルターにはエアテック製エアフィルターオイルを塗布してから使用するのですが、このエアフィルターオイルはサラサラしていて塗布しやすく、時間が経つと粘り気が出て垂れにくくなる特性があります。その粘り気が汚れを防いでいるのですが、通気抵抗は増やさないのも特徴です。イタリアで開催されるISDEはサンドコースが多く、エアフィルターには厳しい状況ですが、エアテック製エアフィルターなら安心して使えると、楽しみにしています。こうした高性能が求めやすい価格なのもいいですね」

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]白いスポンジ(1層目)で砂・泥をブロックし、内側の黒いスポンジ(2層目)で細かなチリ・水分をブロックする2層構造。これをガソリンや溶剤にも耐える特殊な接着剤で接合し、一体成型している。繰り返し洗浄できる耐久性も実現している。

 

[ 2 ]オフロードバイクに装着する前にエアフィルターオイルを塗布する。エアテック製エアフィルターオイルは1L2,940円で発売中。

 

[ 3 ]エアフィルターを揉み、エアフィルターオイルを全体に行き渡らせる。ペーパーウエスなどで余分なエアフィルターオイルを拭き取り、24時間乾燥させる。

 

[ 4 ]車体に装着。300車種以上の適合ラインナップなので、XR250(MD30)用もある(ノーマルは乾式タイプ)

 

[ 5 ]2005年式KTM250EXC-Rに装着したところ。ちょっと古い年式から1970年代のビンテージバイク用もラインナップ。

 

[ ポイント ]

高性能エアフィルターが求めやすい価格で登場!

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/Air Tech

販売元/ダートフリーク

製品名/エアフィルター

重量/89g(XR250用・編集部実測値)

適合車種/モトクロッサー、エンデューロレーサー、トレールバイク、トライアル、ビンテージモデルなど300車種以上
(詳細はホームページ参照)

価格/1,260円~4,410円

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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