掲載日:2012年07月31日 オフロードアイテムレビュー
アメリカのクロスカントリーライダーやATVライダーから高い支持を得ているムースレーシングは、ブーツ、ウエアだけでなくハードパーツまで手がけているオフロード総合ブランドだ。そのムースレーシングの軽量なモトクロスブーツM1が、グリップ力にすぐれる新ソールを採用。ムースレーシングではATVソールと呼んでいるが、現地ではエンデューロやデュアルスポーツ(コマ図を使ったオフロードツーリング)で使いやすいブーツとして評価されているという。
[ レビュー ]
軽量で低価格というコストパフォーマンスのよさが大きな特徴となっているM1ブーツに、ATVソールを装着したのがM1・2ブーツということだが、プラスチック製プロテクションパーツ形状も見直され、デザインイメージも一新されている。
もともとモトクロスブーツとして開発されているので、足首の左右方向へのサポート性はしっかりしている。しかし、屈伸方向の動きはスムーズで、曲げた時にブーツ本体が足に食い込むこともなかった。一昔前のモトクロスブーツのような硬さはないが、スムーズなシフト操作をするには少し慣らしをしておきたいと感じた。
新たに採用されたATVソールは土の上でも確かなグリップ力を発揮してくれた。少しきつめの斜度のある坂でXR230を押し上げてみたが、足下に不安は感じなかった。軽さはそのままに歩行性を大幅に向上しているので、エンデューロだけでなく林道ツーリングにも使ってみたいと思った。
[ アイテム詳細 ]
①これが新たに採用されたATVソール(いわゆるエンデューロソールのパターン配置)。前モデルのM1がフラットソールだったので、グリップ力は大幅にアップ。歩きやすくなった。
②くるぶしからつま先にかけてプラスチック製ガードが装着される。足首の左右方向の無駄な動きを制限する。
③バックルとストラップは軽量化に貢献するポリウレタン製。バックルベースは金属製として強度を確保している。
④エキパイやエンジンと接触した際の熱からブーツ本体を保護する革パーツを装備。エンブレムをかたどったデザインに変更された。
⑤ニーブレイスを装備した状態でのブーツ装着図。足に馴染んでくれば林道ツーリングでも履きやすさを感じられるだろう。
[ ポイント ]
軽さは変わらずに歩行性を大幅に向上
[ 製品情報 ]
メーカー/MOOSE RACING
販売元/桜井サイクルセンター
製品名/M1.2 ブーツ
価格/2万1,000円
質量/1,550g(26.5cm片足・編集部実測値)
カラー/ブラック
サイズ/7~15インチ(25.5~30.5cm、0.5cm刻み)
革、ポリウレタン
[ お問い合わせ ]
TEL/082-855-2333
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