工具やコンパクトなレインウエアの収納が考慮されたフェンダーバッグが登場

掲載日:2012年04月17日 オフロードアイテムレビュー    

林道ツーリングやロングツーリングでの不意のアクシデントに対応するには、工具の携行が欠かせない。そうした工具を携行するには、ウエストバッグやリアフェンダーバッグなどがある。しかし、ウエストバッグは体に負担がかかり、リアフェンダーバッグはツーリンググッズを積載した際に取り出しにくくなるというデメリットがある。そうしたデメリットを解消しているのが、フロントフェンダーに装着するこのデュアルスポーツフェンダーパックなのだ。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

テスト車両はXR230。フェンダーパックには、ブレーキ・クラッチレバー交換、パンク修理が行える工具をメインにタイヤチューブ1本を収納した。工具とタイヤチューブ込みの重量は約2.4kgとなった。まずは収納性だが、ツーリング先でありがちなレバー交換・パンク修理といった作業に必要な工具は、余裕を持って収納できた。そうした工具はゴムベルトでしっかり固定できるので、走行中に不快な金属音が発生することは皆無だった。フェンダーパックに使用されている生地も強度があるので、転倒時に破れたり、中から工具が突き出たりということも起こりにくいだろう。河川敷のフラットダートを走行した限りではハンドリングに重さを感じることはなく、走行中に敢えてハンドルを左右に切ってみても、フェンダーパックの重さで振られることはなかった。走行後に装着位置を確認してみると、金属フックがフェンダーにしっかりはまっていて、まったくズレていなかった。予想以上に使い勝手のよさが体感できた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①工具はゴムベルトでしっかり固定できる。パンク修理キットを収納するのに最適なメッシュポケットがある。

 

②工具収納スペースの下にもポケットがある。タイヤチューブやコンパクトなレインウエアを収納できる。

 

③フェンダーと当たる部分にはすべりにくい生地が装着されている。穴の開いたフックをフェンダーにはめ込んでフェンダーパックを装着する。

 

④フックをフェンダーにはめ込み、バックルを閉じる。バックルを通っているストラップを引っぱれば、フェンダーに装着完了。フックの穴にタイラップを通せば(フェンダーに穴あけ加工する必要がある)、さらなる落下防止対策となる。

 

⑤装着状態。重さは気にならないが、フェンダーパックの存在がつねに視界に入ってくる。ヘッドライトの照射範囲は妨げられる。プラスチックレンズの場合、熱による変形を防ぐために、フェンダーパックとライトレンズが密着しないように注意したい。

 

 

[ ポイント ]

簡単確実に装着でき、工具の収納性も良好

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/MOOSE

販売元/風魔プラス1世田谷店

製品名/DUAL SPORT FENDER PACK

価格/4515円

重量/400g(編集部実測値)

サイズ/タテ290×幅170×厚み50mm

素材/600デニールナイロン

カラー/ブラック

 

 

[ お問い合わせ ]

風魔プラス1世田谷店

TEL/03-3487-5455

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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