操作性も考慮されたツーリングに最適な防水グローブ

掲載日:2012年02月21日 オフロードアイテムレビュー    

KLIMのエレメントグローブは、ゴアテックスが高い防水防風性を実現し、十分な強度と濡れても硬くならないPittards社の革を使用。天候の変化に対応でき、ロングツーリングでもつねに快適さを維持することが可能なグローブだ。

 

写真/長谷川徹  レビュワー/小林直樹

 

 

KLIMはオフロードの本場アメリカのオフロードギアブランドで、モトクロスやクロスカントリーだけでなく、オフロードツーリング用アイテムも手がけているのが特徴だ。
昨年、スピードスポーツにより日本導入が開始され、ここ最近はとくにツーリング用アイテムのラインナップが充実してきている。
今回テストしたエレメントグローブは素材にゴアテックスを使用し、高い防水防風性を実現。さらにイギリスの名門皮革メーカーPittards社の革を使用。強度がありながら、雨に濡れても硬くならないのが大きな特徴だ。手の甲にはチタン製ナックルガードを装備し、手のひら部分にはクラッシュパッドも装着することで転倒時の衝撃を低減。ナックルガードは立体裁断となっているので、手の動きを妨げにくくなっている。さらに関節部分にはリブを設けているのでレバー操作もスムーズ。全天候対応グローブにありがちな硬さが一切なく、プロテクション性と操作性を両立した快適なツーリンググローブになっている。袖口までカバーするロングタイプ(2万3900円)もある。

 

 

[ レビュー ]

テストは小林直樹氏が担当。小林氏はアクションライディング時と高速移動時で厚みの異なるグローブを使い分けるほどで、とくに操作性のよさには強いこだわりを持っている。「チタン製プロテクターが装着されていると聞いていたので、ゴワゴワした装着感で手を動かしにくいのでは? と思っていたんだ。ところが実際に装着して手を握る動作をしてみると、まったくストレスを感じなかった。確かにナックル部分にプロテクターの存在は感じるので、アクションライディングするときには気になる。だけどそれ以外のシチュエーションでは、プロテクターの存在が安心感になるし、内装のフィット感もいいので快適だった。それと手首まわりがネオプレーンになっていて、それが手を入れるときには大きく開き、ベルクロを閉めれば手首にしっかりフィットする。雨の浸入を防ぎつつ、手の出し入れもしやすい。そんなこだわった作り込みにも好感が持てた。革製なので耐久性も高く、長く使用できるツーリンググローブだね」と、かなりの高評価を得ることができた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ナックル部分に輝いているのがチタン製プロテクター。転倒時に路面上をスライドすることで衝撃を逃がし、ライダーの手を守ってくれる。

 

②手のひら側にはクラッシュパッドを装備。不意に手を着いたときの衝撃を吸収してくれる。

 

③内装は吸汗性にすぐれた素材を使用。肌触りもよく、つねに快適な装着感を与えてくれる。手首まわりはネオプレーン素材を使用。開口部が大きく開き、手を出し入れしやすい。ベルクロはグローブをしたままでも操作しやすい。

 

④立体裁断とすることで、スムーズな手の動きを実現。プロテクション性と操作性を両立させている部分だ。

 

⑤レバー操作のしやすさも大きな特徴。指先の反射素材はワンポイントデザインとしても秀逸

 

 

[ 商品情報 ]

KLIM

ELEMENT GLOVE SHORT

価格/1万7900円

重量/145g(Mサイズ片手・編集部実測値)

カラー/ブラック

サイズ/S~3XL

素材/革、ゴアテックス、ポリエステル、チタン

 

 

[ お問合せ ]

スピードスポーツ

TEL/011-378-1509

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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