上位モデルの高機能を継承しつつ価格を抑えた軽量なニーブレイス

掲載日:2011年11月15日 オフロードアイテムレビュー    

ヒザ関節とヒザまわりの靱帯のケガを防いでくれるニーブレイス。モトクロスやエンデューロといったレース志向のライダーだけでなく、オフロードでのファンライドを楽しむライダー層の装着率も高まってきている。しかし、価格の高さで購入に踏み切れないというライダーが少なからずいるのも現状だ。そうした状況を打開するためにダートフリークが新たなニーブレイスをリリース。それがこのK300だ。

 

写真/酒井一郎  レビュワー/小川浩康

 

 

[ アイテム紹介 ]

K300はフレームにインジェクションモールドで作られたガラス繊維強化ナイロンを採用。カーボン合成フレームの上位モデルK700から3万7800円(左右セット価格)という大幅なプライスダウンを実現している。素材変更でも軽さと薄さは損なわれず、フィット感もそのまま。十字靱帯、内側・外側の側副靱帯のサポート性をしっかり確保しているのが特徴だ。さらに、ヒンジ部分にはサーモプラスティックウレタン製人工腱を採用し、ヒザ関節のスムーズな動きを実現。オフロードライディングのために開発されているニーブレイスなのだ。

 

 

[ レビュー ]

レビュワーは左足内側の側副靱帯を損傷しているので、オフロードライディング時にはニーブレイスを装着している。セミオーダー仕様なのでフィッティングは抜群なのだが、ストラップが多く、パッと見で装着手順が分かりにくい。このK300はストラップ4本だけで装着でき、さらにそのストラップには番号が振られていて装着しやすい。ニーブレイスを敬遠しているライダーも、ニーパッド感覚で簡単に装着できるので、ぜひ試してほしい。
レビュワーはカーボン合成フレームのK700を装着したことがあるが、ガラス繊維強化ナイロンのK300との剛性感の違いは体感できなかった。ライディング中のヒザの動きもスムーズで、ニーブレイス自体の存在感はつねに感じるものの、重さを感じることはなかった。ヒザのサポート性に不安を感じる瞬間はなく、非常によくまとまったニーブレイスだと感じられた。フィッティング調整パーツはヒンジ部のパッドのみなので、適切なサイズ選びをすることがフィット感を大きく左右する。購入時には必ず試着しておきたい。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①内装パッドは吸湿性の高い素材を使用。抗菌加工されている

 

②厚みのことなるフィッティング調整パッドが同梱。ヒンジ部に装着する

 

③ヒザ関節が伸びきるのを防いでくれる角度調整パーツは、約10°、15°、20°、25°の4パターンを用意。K300はこのパーツの差し替えだけで角度調整できるのでK700より簡単に行える

 

④装着はヒザを90度に曲げて、ヒンジとヒザ関節を合わせる。ヒザ中心部の幅を測定し、適合サイズを選ばないと適切なフィット感を得られなくなるので注意

 

⑤ストラップの番号順に締めていく

 

ストラップ4本だけで簡単に装着できる。フレーム、ヒンジともにスリムなので、ライディングのジャマにならないのもメリット

⑥ストラップ4本だけで簡単に装着できる。フレーム、ヒンジともにスリムなので、ライディングのジャマにならないのもメリット

 

 

[ 商品情報 ]

PODMX

K300

価格/3万2550円(片足)、6万900円(左右セット)

重量/650g(片足・編集部実測値)

カラー/ホワイト

サイズ/S、M、L、XL

素材/ガラス繊維強化ナイロンフレーム、サーモプラスティックウレタン製人工腱

 

 

[ お問合せ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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