舗装路での快適性を向上してくれるアルミ削りだしのワイドステップ

掲載日:2011年09月27日 オフロードアイテムレビュー    

専用設計のため取り付けが簡単でしっかりとフィットするdBコーポレーションのワイドステップ。耐久性や見た目はもちろんのことだが、面で支えるため足の裏へのダメージが抑えられている。舗装路での一般的な使用に向けた製品ではあるが、表面の加工により走行時の滑り止めや排水性も確保されている。

 

写真/酒井一郎、田島真一  レビュワー/内山裕太郎、小川浩康

 

 

オフロードバイクは軽さを重視しているので、単気筒エンジンの採用が主流となっている。しかし単気筒エンジンには、振動が多くなるというデメリットがある。そこで舗装路の移動がメインとなるツアラーモデルは、ステップにゴムパーツを装着し、振動や路面からの衝撃を吸収させている。しかし、ゴムパーツは水や雨に濡れるとすべりやすくなってしまう。オフロード、特に林道やトレッキングルートは晴天続きのあとでも水たまりができていることがあり、それゆえ多くのオフロードモデルは舗装路での快適性を犠牲にしても、剥きだしのスチール製ステップを採用しているのだ。
このdBコーポレーションのステップは舗装路での快適性を重視したもの。アルミ削りだしで劣化しにくく、ラウンド形状なので靴底への攻撃性も低減。長時間走行でも足裏が痛くなりにくく、それでいて濡れてもすべりにくい加工が施されている。装着もボルトオンなので、すばやい着脱が可能。オフロード走行の前後で、簡単に着脱できるようになっているのが大きな特徴なのだ。

 

 

[ レビュー ]

今回dBコーポレーションからリリースされたワイドオーバーステップは、セロー250・トリッカー用なので、テストバイクはセロー250をチョイス。市街地走行をメインに、河川敷ダートも走行してみた。
まずは装着。このワイドオーバーステップはノーマルステップに被せて装着するのだが、専用設計ということもあって完璧にフィット。あとはステップ裏側から付属のネジを締め込むだけで装着完了という、まさにボルトオン。5分もあれば左右とも装着できるだろう。
今回のテストは敢えてスニーカーで行ったが、ノーマルより足裏の当たりがソフトになっているのがハッキリと体感できた。また、すべり止め加工がしっかり利いていて、フラットダート走行中にも足がすべることは皆無だった。ノーマルに被せて装着するので、ステップ位置は若干高くなり、ヒザの曲がりも少しきつくなるが、スタンディングでは違和感がなく、操作性も良好なのが確認できた。正確な理由は分からないが、振動が軽減される効果もあったのが意外な発見だった。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①スリット状の加工がすべり止め効果を発揮し、ライディングポジションが決まりやすい。舗装路重視とはいえ排泥・排水性もある

 

②ステップ上面はラウンド形状になっていて、ステップバランスの動きを妨げない

 

③ワイドオーバーステップ裏側の溝にノーマルステップをはめ込んで装着。専用設計なので完全ボルトオン装着できる

 

④完成図。アルミ削りだしで高い質感と強度アップを実現。わずか50gなので重量増は一切感じない

 

⑤足裏の当たりがソフトになり、振動軽減効果も発揮。操作しやすく疲れにくい。ゴムより経年変化がはるかに少ないので、コストパフォーマンスも高いと言える。ロングツーリング時にも装着したいパーツだ

 

 

[ 商品情報 ]

dB CORPORATION

XT250セロー ビレットワイドオーバーステップセット

価格/8925円

重量/50g(片側・編集部実測値)

サイズ/タテ83mm×ヨコ37mm×厚み18mm(編集部実測値)

素材/アルミ削りだし

適合車種/セロー250、トリッカー

 

 

[ お問合せ ]

ディービーコーポレーション

TEL/0538-37-7395

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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