ホンダ CRF250 RALLY 試乗インプレ・レビュー

ホンダ CRF250 RALLY
ホンダ CRF250 RALLY

ホンダ CRF250 RALLY

掲載日:2017年04月11日 記事カテゴリ 試乗インプレ・レビュー    

レポート/小川浩康  写真/長谷川徹

2013年ダカールラリーへ25年ぶりのワークス参戦を果たしたホンダ。そのワークスマシンCRF450 RALLYの設計思想を受け継いで開発されたのが、このCRF250 RALLYなのだ。ワークスマシン譲りのスタイリングには、快適なツーリングを実現するための機能が満載されていた。

オフロード走破性能と
高速巡航性能を両立!

ホンダのオフロードモデルCRF250Lをベースとし、燃料タンク容量を10Lに増量。ダカール・ワークスマシンCRF450ラリーと同形状のウインドスクリーンを装着し、ミドルカウルとアンダーカウルも装備。堂々たる車格で登場したのがCRF250ラリーだ。

ホンダ CRF250 RALLYの試乗インプレッション

ワークスマシンの設計ノウハウを生かしたカウル形状は、オフロードバイクらしいアップライトでリラックスできるライディングポジションをとっていても抜群の防風効果を発揮する。搭載されている水冷単気筒エンジンは最高出力24psと、高速巡航で物足りなさを感じる瞬間もあるけれど、高回転までスムーズに回り、オフロードバイクとしては特筆すべき振動の少なさとなっている。

さらに新開発の前後サスペンションは、初期の作動性を向上しつつ、高剛性化で適度に引き締まったフラットな乗り心地を発揮。こうして250オフロードモデルながら、高速道路ではオンロードツアラー並みの快適性を実現している。

ホンダ CRF250 RALLYの試乗インプレッション

ワークスマシンのスタイリングを忠実に再現したCRF250 RALLYは、すぐれた空力特性も実現。ライダーの上半身への防風性能はベースモデルCRF250Lから大幅に向上し、高速巡航時や長距離移動時の疲労も低減する

このカウルの効果はワインディングでも発揮される。走行風を車体から剥離させることでハンドリングを軽快にし、フロント21インチホイールながら車体の切り返しに重さを感じさせないのだ。前後サスペンションはここでもフラットな乗り心地で、車体の挙動変化が少なく、ライダーに不安を感じさせない。リッターバイクと比べると軽量な車体となっているので狙ったラインでコーナリングしていきやすく、じつはワインディングも楽しいのだ。

とはいえ、マシンコントロールの楽しさをいちばん味わえるのは、やはりダートだ。前後サスペンションは舗装路とは一変し、スムーズなストロークで路面からの衝撃をしっかり吸収しつつ、奥ではしっとりと粘って腰砕け感が一切ない。乗り心地がよく、路面状況がはっきりと伝わってくるので、オフロードビギナーも転ける気がしないだろう。

快適な高速性能と高いダート走破性能の両立。それは様々な路面が待ち受けるダカールラリーを戦うために欠かせない要素で、これを市販車として完成させたのがCRF250ラリーだ。オフロード未経験者も楽しめるので、皆さんにぜひ試乗してほしい1台なのだ。

シート高を65mm下げる
ローダウン仕様も用意

ホンダ CRF250 RALLYの試乗インプレッション

前後サスペンションを変更し、シート高を830mmとしたローダウン仕様も設定。足着き性が大幅に改善されるので、小柄なライダーだけでなくオフロードビギナーにおすすめ。車体価格は標準モデルと同じ64万8,000円に設定されている

詳細写真

メーターパネル右下のスイッチを押すとリア側のみABSを解除できる(ABS仕様のみ)。速度、オドメーター、トリップ、燃料計、時計に加えて、タコメーターが装備された多機能デジタルメーター

フロント30mm、リア25mmストロークが延長された専用サスペンション。オフロード走破性向上に貢献しているが、ワークスマシンのスタイリングを再現する意味も持つ

吸気口径の大型化とマフラーの小型軽量化で最大出力を向上。中回転のパワーとトルクの立ち上がり方を急にセッティングすることで、加速感が旧モデルより分かりやすくなっている

試乗ライダー プロフィール
小川浩康
月刊ガルル編集長。RZ250に乗りたくて免許取得したのに、所有したバイクはオフロードばかり。このCRF250 RALLYは購入予定だ。

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