ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Edition
ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Edition

ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Edition – 上質な佇まいの20周年記念モデル

掲載日:2007年12月12日 試乗インプレ・レビュー    

こんな方にオススメ

コンパクトな車体と扱いやすさが
街中を快活に走るのに最適なモデル

足付きのいい790mmというシート高、わずか120kgという乾燥重量、52°というトライアル車並みのハンドル舵角、そして低速中心に扱いやすいエンジンと、これらのメリットを生かせば、街中を快活に楽しく走れるはずだ。これらはすべてオフロードバイク特徴そのもの。今でこそ舗装路を走るオフロードバイクという意味では、各社からモタード車がリースされているが、TWはまさにその走りとも言うべき存在だろう。確かに今となってはこれをスカチューンしてカスタムするのは流行に乗り遅れた感があるが、気軽に乗れるロードバイクとして街乗りに使うのには最適なモデルだ。特に20周年記念モデルはこだわりのディテールを持っていて、眺めているとオーナーの所有欲を満たしてくれることだろう。

総合評価

これからもあり続けて欲しい
エッと思わせる個性的なスタイル

先ごろ施行された排ガス規制によってこのTW225Eは生産終了となってしまった。聞くところによると、兄弟車であったセローはトリッカーなどと同じ新しい世代の250ccエンジンになったため環境仕様に対応できるが、基本設計が20年以上前のエンジンを積むTWは、今の基準をクリアするのは極めて難しいということらしい。そのため、今回試乗した20周年記念モデルが、事実上、TWシリーズの有終の美を飾ったことになるだろう。そのことが頭にあるのかもしれないが、記念モデルのオレンジのグラフィックスはとても格好よく、また、そのつくりも上質でちゃんと大人でも趣味性が感じられるものになっていた。誤解を恐れずに言うと、これまでTWといえばギタギタに切った貼ったされたバイクしか見たことがなかっただけに、このノーマルの佇まいが「あ、TWってこんなバイクだったんだ」と新鮮で、僕の中では以前に比べてとてもいヨイ物に見えたのである。今の世の中、右を見ても左を見ても同じようなデザインのものが蔓延する中で、こうした“エッ”と思わせるバイクはぜひ今後もあって欲しいと思う。

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