【Page5】ヤシの木ダートを求めて 奄美大島

掲載日:2010年02月26日 特集記事旅に使う10万円    

2009年2月1日発行 月刊ガルル No.274より記事提供

 

 

ルート

往復路:東京~名瀬間フェリー往復

 

交通費【8万3600円】

往復フェリー(2等、バイク運賃含)代:7万8600円

フェリー乗船中(方道37時間、往復10食分)の食事代:5000円

 

おすすめポイント【1万5000円】

1.奄美大島一周(250km):1200円(ガス代)

2.郷土料理の鶏飯(けいはん):1000円

3.郷土料理の山羊汁:1000円

4.奄美でのみ作られる黒糖焼酎:1600円(720ml)

5.本場奄美大島紬の小銭入れをお土産に:2000円

6.加計呂麻島へ愛車と渡る:1500円(往復フェリー代)

7.奄美パーク内の田中一村記念美術館:200円

※持ち込みテントで1泊300円の小浜キャンプ場泊が基本。

 

上記の「おすすめポイント」の金額を含め、1日3000円の予算で過ごせば約5日間滞在可能:1万5000円

 

 

名瀬港に着くと、ピルルルー、ピルルルーと、どこからか澄んだ高音が聞こえてきた。リュウキュウアカショウビンだ。そんな小さな出会いでも、奄美での滞在が楽しくなる予感。フェリー代はデカイので、予算10万円の残金はあとわずか。なので、レッツ・キャンプ! 名瀬市街から近めで便利な小浜キャンプ場にテントを張ったら、さあ島ツーリングだ。名前の通りまさに島の中心を貫く奄美中央林道は、亜熱帯植物が生い茂る南国ムードたっぷりのロングダートで、絶対はずせない。

 

展望台や灯台、マングローブ原生林、大島紬の製造見学所など、観光スポットを楽しみつつの島一周ルートもぜひ。観光のイチオシは、北部にある奄美パーク内の「田中一村記念美術館」。一村は、独特の画風で奄美の自然を描いた画家。繊細で美しいその画風は、一度見たら忘れられない。ゆったりとした島時間に身を任せ、ときには海辺でなにもしない、という贅沢を楽しむのもいい。そんなひと時を過ごしつつ、メールではなく、絵ハガキを買って家族や友人に便りを書き、奄美の世界を届けよう。

 

このまま鳥になって海の上を飛んで行けそう。そんな気分にさせるのは南国・奄美の雰囲気なのか。碧く透明な海。奄美大島西端の曽津高崎灯台の近くにて

 

奄美中央林道は、背の高~いヒカゲヘゴ(シダの一種)に覆われ、自分が小人になったような錯覚になる。ここはアマミノクロウサギの棲む森でもある

 

9泊6日(フェリー4泊、現地5泊)

■奄美中央林道:ダート30km ■円林道:ダート8km

■秋名川沿いの林道:ダート6km

■ガスメシ代:8.4万円 ■ヤドアソビ代:1.6万円

 

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索