【Page4】極低速トライアルテクニック「フロントアップ」

掲載日:2010年01月22日 特集記事「極」低速トライアルテクニック    

2009年7月1日発行 月刊ガルル No.281より記事提供

悪路をいとも軽々と乗り越えてしまうトライアルライダーたちのライディングは美しい。そんなトライアルを代表する3つのテクニックが、以下に紹介する「スタンディングスティル」「フロントアップ」「ターン」。これらのトライアルテクニックを卜レールライディングに取り込むことで、あなたのライディングスタイルは激しく進化する。次のページから始まるセクションに取り組む前に、まずはこれらのテクニックのポイントをつかんでおこう

 

目の前のイメージラインをなぞる
低速で行うフロントアップの特徴は、タイヤがトレースするルートまで正確にコントロールできるということ。障害物に正対してじっくりねらいを定めてからフロントタイヤを持ち上げ、フロントタイヤが障害物を越えたあとはリヤタイヤの動きまで正確にコントロールする。高精度フロントアップを武器にすれば走りの幅が広がるのだ

 
 

HOW-TO

①ひじを曲げ、上半身をハンドルに覆い被せるように前方に移動させる。②そこから後方へ一気に体を引きながらアクセルを開ける。このとき、リヤサスをしっかり縮めるように意識する。ハンドルを真上に上げようとせず、体といっしょに引く感じ。③アクセルを開け足すと、さらにフロントタイヤが高く浮き上がる。ポイントはとにかく大きく体を動かすことと、ハンドルを常にまっすぐに保っておくことだ

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