【Page2】時代をふり返りながら6台を比べてみる

掲載日:2009年12月25日 特集記事2ストローク・フォーエバー    

2009年7月1日発行 月刊ガルル No.279より記事提供

2 Stroke FOREVER

時代をふり返りながら6台を比べてみる

 

CRM250シリーズでもっとも人気の高いARは、それまでの1~3型と比べてマイルドなエンジン特性だ。これはパワーを追い求めたエンデューロブーム時の開発に区切りをつけ、オールマイティーなキャラクターを狙ったもの。その結果、街乗りから林道、高速まで苦手なシチュエーションがない優等生に仕上がっている。年代も新しいため中古は高値をキープしている。

マイルド志向となった最終型
CRM250シリーズでもっとも人気の高いARは、それまでの1~3型と比べてマイルドなエンジン特性だ。これはパワーを追い求めたエンデューロブーム時の開発に区切りをつけ、オールマイティーなキャラクターを狙ったもの。その結果、街乗りから林道、高速まで苦手なシチュエーションがない優等生に仕上がっている。年代も新しいため中古は高値をキープしている。

セロー225と同じ車格にセル付2スト224ccエンジンを搭載したランツァ。当時の走破性重視といえるレース志向とは一線を画したコンセプトで開発された。写真のモデルは初期型で、2型はアルミスイングアームやエンジンオイル吐出量をコントロールして排気煙低減を実現したYCLSと呼ばれる機構を装備。ランツァはバッテリーがあるので明るいヘッドライトも特長だ。

画期的といえるセル付2スト
セロー225と同じ車格にセル付2スト224ccエンジンを搭載したランツァ。当時の走破性重視といえるレース志向とは一線を画したコンセプトで開発された。写真のモデルは初期型で、2型はアルミスイングアームやエンジンオイル吐出量をコントロールして排気煙低減を実現したYCLSと呼ばれる機構を装備。ランツァはバッテリーがあるので明るいヘッドライトも特長だ。

モトクロッサーYZ譲りの車体にワイドレシオのミッションを組み合わせたのがDT200WRだ。そのためトレールバイクとしてはいち早く倒立フォークを採用。125以上、250未満という初中級ライダーが扱いやすいエンジンによってエンデューロレースでも人気を博した。車体カラーはブルーではなく当時のヤマハがYZに使っていたホワイトをベースにしている。

モトクロッサー並みの装備がウリ
モトクロッサーYZ譲りの車体にワイドレシオのミッションを組み合わせたのがDT200WRだ。そのためトレールバイクとしてはいち早く倒立フォークを採用。125以上、250未満という初中級ライダーが扱いやすいエンジンによってエンデューロレースでも人気を博した。車体カラーはブルーではなく当時のヤマハがYZに使っていたホワイトをベースにしている。

ひとり乗り専用、レーサー直系といえるエンジンフィーリングなど、当時もっともレーサーに近いトレールとして人気を博したRMX-S。野沢伸禎号は94年頃の中期型をベースに後期型の別物といえるほど大きいクランクシャフトを移植。それにより低中速のトルクがアップ。ちなみに後期型はフロントフォークがあえて正立タイプになり車体剛性などとのバランスが見直された。

レーサー直系のパワーがたまらない
ひとり乗り専用、レーサー直系といえるエンジンフィーリングなど、当時もっともレーサーに近いトレールとして人気を博したRMX-S。野沢伸禎号は94年頃の中期型をベースに後期型の別物といえるほど大きいクランクシャフトを移植。それにより低中速のトルクがアップ。ちなみに後期型はフロントフォークがあえて正立タイプになり車体剛性などとのバランスが見直された。

200SR、250SR、125SRそして220SRという順で世に出たKDXシリーズ最後のカワサキ2ストトレール。125SRのフレームサイズに216ccのエンジンと正立フォークを組み合わせたベストバランスマシンで、今回の一気乗りでもその乗りやすさによって得票が多かった。ペリメターフレームやKLX250SRと同じヘットライトカウルがカワサキらしさを感じさせる。

ベストバランス2スト
200SR、250SR、125SRそして220SRという順で世に出たKDXシリーズ最後のカワサキ2ストトレール。125SRのフレームサイズに216ccのエンジンと正立フォークを組み合わせたベストバランスマシンで、今回の一気乗りでもその乗りやすさによって得票が多かった。ペリメターフレームやKLX250SRと同じヘットライトカウルがカワサキらしさを感じさせる。

KDX200SRの次に登場したのがこの250SRと、125SRだった。デビュー当時はエンデューロレーサーのKDX250Rもラインナップしていたので、そのパーツを流用したパワーアップがさかんに行われた。エンジンは高回転で一気に本領を発揮する。その加速感は2スト独特の味を持っている。主力モデルとしての座を早くに後発の220SRに譲ったので現在ではタマ数が少ない。

2ストらしい高回転での鋭い加速
KDX200SRの次に登場したのがこの250SRと、125SRだった。デビュー当時はエンデューロレーサーのKDX250Rもラインナップしていたので、そのパーツを流用したパワーアップがさかんに行われた。エンジンは高回転で一気に本領を発揮する。その加速感は2スト独特の味を持っている。主力モデルとしての座を早くに後発の220SRに譲ったので現在ではタマ数が少ない。

 

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