オフロードFAQ

ハンドルブレースってなんのためについてるの?

掲載日:2011年11月28日 オフロードFAQオフロードバイクの疑問    

オフロードFAQアップハンドルの剛性を上げることで、
ダイレクトな操縦フィーリングを高めるためです。

オフロード用バイクのハンドルには、幅の広い一本バータイプが使われます。中心部のみをトップブリッジに留めるその構造から、バーハンドルはどうしても剛性が不足しがち。そこで剛性を補うために使われるのが、ハンドルブレースと呼ばれる、ハンドル上側の左右を結ぶバー形状のパーツです。

 

ブレースがあることにより、ハンドルの剛性が上がり、ハンドリングにダイレクト感が増します。たとえば、ギャップでフロントタイヤが弾かれたようなときに、この効果を感じることができます。もちろん、剛性が上がっているので、転倒時にハンドルが曲がりづらくなる効果も、多少なりともあるでしょう。またこのブレースには、振動を抑える効果もあります。

 

オフロードバイクでは、ジャンプの着地などでライディングに失敗すると、ハンドルにアゴなどを打ってしまうことがあります。そこでハンドルブレースには、バーパッドというスポンジが巻かれているのが一般的です。

 

ちなみに最近では、ハンドルの中心部が太く、両端がこれまでと同じ太さになった、テーパーハンドルが普及してきました。テーパーハンドルの場合、中心部の剛性が確保されているため、ハンドルブレースは装着されません。

 

文/田宮 徹

 

オフロードバイクのハンドルはどうして幅が広いアップハンドルなの?

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