オフロードビギナーの疑問解消!

【Vol.01】足がベッタリ着かないからオフロードバイクは不安……

掲載日:2012年02月10日 オフロードライテク講座オフロードビギナーの疑問解消!    

講師/小林直樹  写真/長谷川徹  まとめ/小川浩康
記事提供/GARRRR
このコンテンツは『GARRRR』 Vol.297(2010.12.6発行) 「小林直樹のそうだったのか!オフライド」掲載の記事を引用しています。

オフロードライディングに対して、初心者が感じる不安、中級者が思う疑問を、私オフロードライディングマスター・小林直樹がわかりやすく解説いたします。知らなかったことを知り、正しい楽しみ方を身につければ、オフロードライディングの楽しさはさらに増えていくんですよ。オフロードビギナーの方はもちろん、我流テクニックで伸び悩んでいる中級ライダーも必見です!

足がベッタリ着かないからオフロードバイクは不安……

片足のつま先が着けば大丈夫なんです

オフロード未経験の人だけでなく、ミニモトからフルサイズモデルへの乗り換えを考えている人からもよく受ける相談ですね。

オフロードバイクは足着き性がよくないと言われますが、最新のスーパースポーツモデルもそれほど足着き性がいいわけじゃないんですよ。身長170cm、体重70kgの私がまたがると両足のつま先が地面に着く程度になるんです。

今回はWR250Rにまたがっていますが、このバイクの場合、私は片足のつま先が地面に着く感じです。でも、スーパースポーツより取りまわしは苦にならないんです。それは車重が軽いからなんですね。

ところで、走行中のバイクは、路面に対してマシンが直立している時がいちばん安定します。それはタイヤのグリップがフルに発揮されているからです。そして、グリップがフルに発揮されるというのは、タイヤにしっかりと荷重がかかっている証拠なんです。止まっている時より走行している時のほうがマシンを軽く感じると思いますが、それはこういう理由からなんです。

だから、止まっている時も、マシンを直立させるようにすればいいんです。マシンを傾けて足をベッタリ着くのではなく、自分のお尻をずらして、マシンを直立させたまま、つま先を着くようにします。こうすれば車重は前後タイヤにかかり、自分の足にかかる車重が減りつつ安定するんです。片足のつま先が着いていれば、スーパースポーツよりも軽い力で支えられるんですよ。

「傾きが少なく車重はタイヤにかかる」 片足のつま先が着いているだけですが、不安定な感じはないです。自分の足だけでマシンを支えようとしなければ、足着き性の悪さも克服できます。これが分かっていれば、車重の軽いオフロードバイクのほうが扱いやすいと感じるようになります。オフロードバイクに興味があるのに躊躇している友人がいたら、このページを読んでアドバイスしてあげてください

「傾きが少なく車重はタイヤにかかる」 片足のつま先が着いているだけですが、不安定な感じはないです。自分の足だけでマシンを支えようとしなければ、足着き性の悪さも克服できます。これが分かっていれば、車重の軽いオフロードバイクのほうが扱いやすいと感じるようになります。オフロードバイクに興味があるのに躊躇している友人がいたら、このページを読んでアドバイスしてあげてください

「傾きが大きく車重が足にかかる」 ベッタリ着こうとするとマシンの傾きが大きくなってしまうんです

「傾きが大きく車重が足にかかる」 ベッタリ着こうとするとマシンの傾きが大きくなってしまうんです

「傾きが少なく車重はタイヤにかかる」 片足のつま先が着いているだけですが、不安定な感じはないです。自分の足だけでマシンを支えようとしなければ、足着き性の悪さも克服できます。これが分かっていれば、車重の軽いオフロードバイクのほうが扱いやすいと感じるようになります。オフロードバイクに興味があるのに躊躇している友人がいたら、このページを読んでアドバイスしてあげてください

「傾きが少なく車重はタイヤにかかる」 片足のつま先が着いているだけですが、不安定な感じはないです。自分の足だけでマシンを支えようとしなければ、足着き性の悪さも克服できます。これが分かっていれば、車重の軽いオフロードバイクのほうが扱いやすいと感じるようになります。オフロードバイクに興味があるのに躊躇している友人がいたら、このページを読んでアドバイスしてあげてください

止まる前にお尻をズラす!

お尻をズラす時のポイントは、マシンが前進しているうちにやることです。止まってから足を着こうとすると、結局マシンを傾けることになってしまいます。とはいえ、あまりスピードがある時にやるのもNG。ジワッとブレーキングしていき、完全に停止する少し前に、腰を浮かすような感じでお尻をズラしてください

お尻をズラす時のポイントは、マシンが前進しているうちにやることです。止まってから足を着こうとすると、結局マシンを傾けることになってしまいます。とはいえ、あまりスピードがある時にやるのもNG。ジワッとブレーキングしていき、完全に停止する少し前に、腰を浮かすような感じでお尻をズラしてください

【コラム】走りながらまたがる方法もアリ

足着き性の悪さは、またがりにくさでもあります。またがってからスタンドを外すとバランスを崩すので、マシンを前進させることで直立させ、自分も走りながらまたがってください①ギヤを1速に入れ②③ゆっくりとクラッチミート。ケンケンをするようにマシンの動きについていきます④イチ、ニ、サンとタイミングを決めず、②③を繰り返し、マシンがしっかり直立しているのを確認してからまたがりましょう⑤足は高く上げる必要はありません。

小林 直樹
インストラクター
小林 直樹

トライアルマシンとトレールマシン、二足のわらじでオートバイライフを楽しむ元全日本トライアル国際A級ライダ一。現在はトライアルデモ走行やスクール等、オフロードバイクの普及活動を精力的に行っている。

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