Vol.17 「女の子がモタードにハマっていく」日記 4日目

掲載日:2013年07月11日 モタード魂    

「女の子がモタードにハマっていく」日記 4日目 モタード魂

女子モタード部コミュニティが
だんだんと大きな拡がりに

掲載日/2013年07月11日  文/宮崎 富恵(カスタムジャパン)

早速、その「女子モタード部(通称:女子モタ)」コミュニティを立ち上げた方に連絡を取り、許可をいただいて、若干放置気味だったサイトを活性化させるためにクラブ活動っぽく、ステッカーやTシャツ、パーカーなどを制作。そんなやりとりしているうちに、顔も知らない全国の女子モタ部員と仲良くなりました。北は北海道、南は沖縄まで。

 

どういう装備がオススメなのか?、ブーツはどう選ぶのか?、という基本的な悩みはもちろん、『男性陣は堂々とピットで着替えるけれど、女性はトイレや車の中だと着替えるのが窮屈で大変よね』『長めのスカートを用意しておけば、着替えるのも楽だよ! かわいいし』。インナースーツはなんかモジモジ君みたいで好きじゃないなぁ、という意見ではスノボ用のおしりパッド入りのインナーもありよね、上はTシャツで。汗かいたら脱ぎ着しにくいからアームカバーにしたら解決した! など、サーキットファッションを楽しむ方法も見つけました。

 

また、マシンのデコレーションもそれぞれ。モタード車やオフ車ってデカール(プロテクトシール)が市販で売られていますが、どれもレーサーっぽくてカッコいいのだけどイカツイ。やっぱり女の子的なデザインがあってもいいよね! ってことで作りました☆ 自分だけのオリジナル、だから目立ってイイ! デカールだから塗装とちがってまた着替えられる、そんな手軽さがモタード車に乗る事も、おしゃれにも拘りたいわがまま女子にはピッタリなのです。

 

ちなみに、私は街乗りメインなので街中でも映えるポップな外装にしています(DR-Z400SMからDトラッカーに乗り換えましたー)。また、ヘルメットやゴーグルもテンションを上げてくれるアイテムですね!

 

ある時、広島の全日本モタードレースを見に行った時に女子モタパーカーを着た女性に声をかけられました。「女子モタの方ですか?? わたし応援専門なんですけど」。ネットでのつながりがリアルになった瞬間でした! もっとこの女子モタを広げたい! そんな使命感を勝手に持ったのでした。

 

それからはあらゆるモタードイベントに顔を出し、走り、レディースライダーを見つけてはスカウト(ナンパ?笑)を繰り返し、部員集めを行いました。やはりモタード人口がまだまだ少ない分、乗っている女性も少なくて。

 

ただ、声をかけると「もっと女性同士で盛り上がりたい」っていう人ばかりです。

 

サーキット走行の楽しさを覚えたての私でしたが、ただ女子モタ部員と何かやりたくて、今も全日本で活躍している佐合 選手を特別顧問(クラブっぽいでしょ?)にお招きしてサーキットで合宿を。琵琶湖スポーツランド(滋賀)で企画開催しました。8~9名の女性に対して男性陣がもれなく1人以上、お伴してくださる(笑)。この日ばかりは、男性陣は女性フォローに回っていただいて、サーキット走行のレクチャーや雑務を! 昼は佐合選手に先導されて夢のようなサーキット走行(舞い上がりすぎてライン覚えてない!)を行い、夕方は琵琶湖湖畔のロッジ一棟を借りてBBQ&花火TIME。また、お昼のサーキット走行でいいタイムが出た人に、佐合選手より表彰状&サイン☆

 

 

乗る人も見学だけだった人も、旦那さんや彼氏さん、お子さんもみんなが協力的で、モタードを通してさらに大きな事をやりたいなー、そんな気持ちになった夏でした。

 

<続く>

 

 

[女子モタード部とは]

よくサーキットやイベント会場で「明らかに連れてこられた」っぽい手持ち無沙汰な女の子の姿を見た関東のバイクショップ「GARAGE SPROUT」の奥様が、バイクやモタードの周辺にいる女の子を繋げるキッカケとなれば……、とmixiで立ち上げられたコミュニティ。

 

モタ車に乗ってる子、モタードに興味がある子、ダンナ・彼氏がモタードに乗ってる、レースやってるけど、さっぱり理解出来ない子。走ったり、応援したり、写真を撮ったり、ダメ出ししたり、がんばって走っている人を放置してBBQして食べたり飲んだり……、誰かと一緒だったらきっともっともっと楽しめるんじゃないかな。(コミュニティより抜粋)

 

そんなコンセプトから女子モタード部は生まれました。

これからも女子モタは全国のライダーを応援していきます。

 

【女子モタ★PinkyRaceHP】

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