Vol.05 愛娘が65ccにステップアップしてレース参戦

掲載日:2014年09月22日 ママさんライダー奮闘記    

文/井口 敬子(モトクロスレディースライダー)

Vol.05 愛娘が65ccにステップアップしてレース参戦

夏休みのインターバルで合宿
娘の成長も楽しかった一夏の出来事

約1か月、レースは夏休み。その間チームの合宿や娘のレースなどいつもと違う1か月を過ごしました。

 

まず8月9日、10日に、軽井沢でのチーム合宿。台風が通過する影響もあり、9日(土曜)は雨が降っり止んだりしていました。雨がかなり降る中での練習は、私の記憶では約20年ぶり。乗り始めた頃はコースはまだそれほど濡れていなかったのですが、路面コンディションが段々と悪くなるのも楽しいし、雨が強烈に降るのもいろいろ考えて試すことができて、すべて楽しい! 1日目はあっという間に終了しました。そしてここからが本番(?)。夜はチームの皆さんとBBQ。大会中は必ず早く寝るので、合宿時は皆さんと沢山お話しして、お酒を飲んで楽しかったです。

 

娘も今回の合宿に65ccのバイクで参加したのですが、私の中では、前回の練習ですぐ泣いていたので走れないかな? と思っていたのですが、私の姉と一緒に走れるのが嬉しかったらしく、淡々と乗っていました。雨の中走り切った自分に自信がついたようで、私も嬉しかったです。娘に「お母さん、私を抜く時、泥水かけた」と言われ、いつもなら半泣きでぷんぷんしているのに笑って言っていた心の成長もありました。

 

次のチャレンジは、8月の31日。娘が去年3戦出場したレースに、65ccに乗り替えての初参戦。やっと自分でエンジンかけられるようになったのと、会場が合宿をした軽井沢だったこともあり、本人のやる気もあったため参加しました。レースは、予選、ヒート1、ヒート2、自由参加のヒート3の4回走ったのですが、主人と一緒に、「初レースなのでなにがあっても経験。何も言わず見守ろう」と決めていました。予選は、なんとスタートでギアを入れず空ぶかしで大失敗。焦ってあたふたギアを上へ下へガチャガチャやって、やっとスタート。ヒート2は、ギアについて学習したようで、びっくりするほどのロケットスタート。しかし、1コーナーに着く頃にはビリ。でも、後半の粘りがありなんとか追い付き勝負をかけると、クラッチワークを焦ってのエンストからの転倒。最後のヒート3にむけて娘と約束したのは、エンストから転倒しないこと。

 

いよいよラストのヒート3。スタートはまたロケットスタート、スターティングゲートに対する反応は一番速いと感じました。1コーナーまでのストレート、さっきまでは見たことのないスタンディング状態でのギアチェンジ。「カッコいい~!」と思わず言ってしまいました。内容も、転ばず諦めず、持てる力を出し切っていました。愛娘が、合宿、レースで大きく成長した夏休みでした。

 

私もついでにパパママクラスに出場しました。レベルに合わせて3回に分けてスタート。50ccのママさんライダー、子供のバイクを借りているパパライダー。色んな人がいました。そこでわたしはうれしい優勝で、商品のとうもろこしをゲット! 次は全日本でもがんばります!

 

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