Vol.03 次男3歳がモトクロスデビュー!

掲載日:2014年07月18日 ママさんライダー奮闘記    

文/井口 敬子(モトクロスレディースライダー)

Vol.03 次男3歳がモトクロスデビュー!

母は家業に大忙し
でもうれしいこともありました

全日本モトクロス選手権は7月下旬までありません。しっかり怪我を治すのにちょうどいいな、なんて最初は余裕を持っていましたが、日曜日は母親業に嫁業が多く、次のレースまで1回乗れるかしら? というピンチな状況。まぁこれもママライダーの宿命! 家族の用事が優先です。

 

そんな中、次男3歳がモトクロスデビューという、我が家ではビックイベントがありました。長男がモトクロスを初めたころは楽しそうで良かったのですが、何回目かで、アクセルを沢山開けるつもりがないのに開いてしまい、主人が押さえていた手も離れ、まっすぐ走っていき、その先に穴があり落ちてしまいました。親もびっくりですが、本人はその恐怖から、それ以降まったくバイクに乗らなくなりました。

 

真ん中の長女は、石橋をたたいて叩き壊してもまだ渡れないタイプ。去年末にようやく65ccにステップアップ。5年生にしては小柄なので、シートを低くしたり工夫はしていますが、ギア、クラッチ、足付きの悪さ、まぁすべてにノックアウト状態。そんな上二人で親も学びました。まず、本人がバイクに乗りたいと思う気持ちが高まること。

 

私と寝る時に次男が、「ぼく、どうやったらバイクでジャンプを飛べるか悩んでいるんだ」と毎晩のように言うようになったのと、幼稚園に行こうとすると必ず自転車の椅子に座りハンドルを持って左右に「ブン、ブン」と動かしているので、今度の日曜日バイクに乗ろうかと言うと「イエーイ」と大喜び。このやる気を恐怖に変えてはだめだし、楽しいと思えるようにするための1回目は大切です。

 

当日、次男はわくわく嬉しそうですが、私も楽しみで、乗っている姿をビデオカメラやデジタルカメラで撮りながらも肉眼でも見たいし大忙し(笑)。まずはバイクに慣れるため、主人が後ろに乗って次男がアクセルを開けたり閉じたりしたのですが、見たことのない真剣な顔に、成長を感じ嬉しくなりました。1回だけ1人で乗せて、主人がバイクを押さえながら走ったら、やはり曲がる所で転んでしまい怖かったようです。でも危ないと知ることも大切です。計10分乗っていないと思いますが、本人からすると、凄く頑張った10分だったと思います。

 

娘も同じ日に乗ったのですが、コースが所々ぬかるんでいて、怖さでまず心が折れていて、バイクに乗る以前の問題です。アドバイスは耳に入らず、どうすればよいか悩み中です。本人は乗りたい、続けたいというので辞めさせるわけにもいかず……。やはり性格ってありますよね。もう少しのんびり娘のペースにあわせて続けてみようと思います。そんな娘。子どもモトクロスライダーのあるある。バイクじゃなくて怪我をする。ろくむし(編注:そういう遊びがある)をしていてお友達に足を踏まれ、足の小指の付け根の靭帯を伸ばし腫れ上がってます。しばらくバイクはおあずけです。

 

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