動画で紹介! ブレーキフルードの交換(前輪)

掲載日:2018年10月22日 バイク動画    

動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)

ツーリングライダー虎の穴

ツーリングライダーの心得 その66
ブレーキフルードの交換(前輪)

ブレーキはバイクにとって重要な保安部品。ブレーキパッドの磨耗を気にするライダーは多く見かけますが、ブレーキフルードには無頓着な人が多いように感じます。

車検がある250cc以上のバイクなら、車検毎にショップが交換しているハズですが、ユーザー車検が普及した今日では、フルード交換をしないで車検を通すライダーも散見され、とても危険だと思っています。更に250cc以下の軽・原付二輪になると交換しないまま10年を超えたという無謀とも思える話も耳にしますから心配になってきます。ですので、今回はCB1100 ABSのコンビブレーキを例にブレーキフルードの交換(前輪)を解説していきます。

フルード交換をすれば同時にブレーキラインに混入したエアーも抜けてブレーキタッチが格段に向上しますから「最近ブレーキタッチが悪いからブレーキホースを高性能なモノに交換したい」といった方には先ずはブレーキフルードの交換をおススメします。もちろんマスターシリンダーやキャリパーのゴム部品の性能保持の働きもあるので、マスターやキャリパーのオーバーホール頻度も少なくなり良いことばかりなのです。

ブレーキフルードの性質は吸湿性がとても高く、空気中の水分を吸収してドンドン性能が落ちてきます。例えば市販バイクに多く使われているDOT4の新油の沸点は230℃以上ですが1~2年の使用で沸点は150℃位まで低下します。沸点が低下すれば当然フルードは沸騰しやすくなり、エアの混入量も増えてブレーキタッチが悪化したり、激しい使用状況ではベーパーロック現象(加熱で発生した泡でフルードの流動や圧力伝達がうまくいかなくなる現象)が発生して危険です。

フルードの色が茶色になる前に交換して安全に走りましょう(ツーリング使用なら1年に1度が理想、最低でも2年に1度は実施しましょう)。尚、ハーレーに使用されているブレーキフルード(DOT5)は他のフルードと成分が全く違うので、純正品以外のフルード使用や混用は厳禁です! ご注意ください。

全くの初心者の方で、この動画を見ただけでは作業に自信が持てない場合は、作業に慣れた方の監督指導の元で作業するようにしてください。いい加減な作業は危険が伴うことをクレグレモお忘れなく!

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その66

ブレーキフルードのリザーブタンクにあるネジはとても舐め易いので、慎重に緩めてください。ドライバーは強く押し付けて廻すのが正しい使い方です。またブレーキフルードは塗装面を粗しますので、零さないように注意し塗装を守る養生も必ず実施してください。

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フルード交換時にリザーブタンク内を絶対に空にしてはイケマセン! 内容量が1/3位まで減ってきたら新油を継ぎ足すことをお忘れなく。またハーレーに使用されているフルードは成分が全く違うので、必ず純正指定フルードを使い、他製品との混用は厳禁です!

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その66

静止画では判りにくいのですが、この(レバーを数回あおって、レバーを強く握りっぱなし)キュッと緩めてキュッと締める作業は交換時以外のエア抜き作業でも使うので覚えておくと良いでしょう。

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