動画で紹介! エンジンオイル交換とレベルチェックの注意点

掲載日:2018年10月08日 バイク動画    

動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)

ツーリングライダー虎の穴

ツーリングライダーの心得 その65
エンジンオイル交換とレベルチェックの注意点

バイクメンテナンスといえば先ずは、オイル交換を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 本来はもっと早くこの「ツーリングライダーの心得」でも取り上げるベキだったのかもしれませんが、何故か今回まで放置しておりました。ですので、今回はCB1100を例にエンジンオイル交換とレベルチェックの注意点をご紹介します。

オイル交換には廃油処理が伴いますから、処理が面倒だったり出来ない等の理由で、バイクショップに依頼する人も多いとは思いますが、廃油の状態をチェックして、知ることでエンジンの調子や扱い方の問題点が見えてくることもありますから(今回は動画の再生時間が長くなってしまったので、その部分は割愛しております)可能な限り、御自分の目で廃油を見て、触れることをおススメします。

新油と同じ感触で黒く汚れているだけなら問題ありませんが、白濁(乳化も)していたり、シャバシャバになっていたり、逆にドロドロとしていたり、異常に泡だっていたり、金属片が大量に混入していたり……。これらの状態が現れた場合はエンジンに問題が発生しているか、扱い方と交換サイクルに問題がある可能性が高いので、御自分で原因が判断できない場合は信頼できるショップに早期相談されることをおススメしておきます。

オイル交換に関する動画はたくさん存在することは承知しておりますが、何となく適当に抜き変えている動画が多いように感じたので、気になった部分を重点的に解説したつもりです。セルフメンテをしない人にもご覧頂きたいと思います。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その65

ドレンボルトを抜けばドレンワッシャーも同時に抜けるのが普通ですが、基本的にドレンワッシャーは潰れる仕様になっており、高性能なワッシャーほど潰れてエンジン側に張り付き残りやすくなるのでご注意ください。廃油受けに落ちたと勘違いして新たなワッシャーを取り付け、ダブルワッシャーになるとオイル漏れの原因にもなります。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その65

オイル交換時は規定量の上限付近まで入れることが大切です。もちろん入れ過ぎはエンジンにとって良くありませんが、不足していると重大な問題を引き起こすことが予想されます。エンジンオイルは漏れていなくても構造上、必ず少しづつ燃えて減りますから交換時は適正量を入れてください。万一使用に伴いオイルが増えた場合はエンジンに大きなトラブルが起きていたり、扱い方に問題がある可能性があります。

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