動画で紹介!ウエイトローラー&ドライブベルト交換時の注意点(方向性について)

掲載日:2018年03月05日 バイク動画    

動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)

ツーリングライダー虎の穴

ツーリングライダーの心得 その37
ウエイトローラー&ドライブベルト交換時の注意点(方向性について)

いよいよ3月! 待望のバイクシーズンが始まりますが、先ずは愛車の点検整備を行い安全に走ることが何より大切だと思います。

趣味やレジャー目的でバイクに乗る人が圧倒的多数の日本ですが、通勤・通学にバイク(スクーター)を使っている方もたくさんいます。そこで今週は比較的メンテナンスサイクルが短いスクーターの駆動系整備時の注意点をお伝え致します。

スクーターの駆動系整備で最も重要なのはドライブベルト。基本的に20,000㎞毎の交換が目安(一部の大型スクーターはもっとメンテサイクルが長く60,000㎞毎指定もアリ)なので定期的交換は欠かせません。うっかり放置するとベルト切れで走行不能に陥りますので注意が必要ですよ。

また加速に大きく影響するウエイトローラーの交換サイクルはベルトよりも短いのが普通です。純正部品の場合はドライブ・ベルトとほぼ同じタイミングまで交換しなくても大丈夫な場合もありますが、社外の軽量ウエイトローラーに交換している場合は驚くほど磨耗が早い製品もあるので注意してください。また加速が悪く感じた場合、ウエイトローラー交換だけでは無く、ランプレートとスライドピースの磨耗にも注視して、磨耗があれば同時に交換するのが効果的です。

この動画では車種毎に異なる駆動系ケースとカバーの外し方には言及していませんので、ご自分の愛車名で検索して、ケースの外し方解説の動画で学習してください。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その37

映像のカメラ位置が作業者目線です。作業者から見て左側の壁にウエイトローラーのカバー(樹脂部)が多い面を向けて入れます。左右が同じ形状のウエイトローラーには方向性が無いのでどちらを向けても大丈夫。またグリスを使うタイプの車両には専用(ウエイトローラー用)かモリブデングリスを使うのが基本です。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その37

ドライブ側(画面左)とドリブン側(画面右)プーリーにドライブベルトを掛けた状態で、ドライブベルトの上側に印字されている文字が作業者に正対(正しく読める)していれば方向は合っています。大きな力が掛かるベルトなので組み付け時にはご注意ください。また一部の強化ベルトと呼ばれる社外品には方向性の無い製品も存在します。

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