パソコンでデカール製作編

掲載日:2010年01月12日 部位別メンテナンス外装系    

メンテナンス講座

パソコンを駆使すれば
サイドカバーデカールも自作可能

モトメンテナンス本誌では、モデルクリエイトマキシの協力を得て、絶版旧車系モデル用のデカールエンブレムを復刻製作するリポートを展開しているが、これとて電脳化と周辺機器の充実によって成せる業だと言えるだろう。高性能なデジタルカメラやスキャナーなど、周辺機器の充実及び「オペレータのスキル」が高ければ、かなりの可能性を秘めているのがデザインワークの世界だ。

 

今回の実践ではヤマハの絶版旧車で、本誌スタッフや一部の仲間のあいだで人気が高いHS-1(2スト90cc2気筒モデル)用サイドカバーに貼付するデカールエンブレムをレプリカしたが、雰囲気を楽しむパーツとして満足のいく出来栄えを得ることができた。

作業手順を見てみよう!

デジカメで撮影した画像をデザインソフトに取り込み、エンブレムの原寸1:1の尺度で寸法を設定。各プリント色のパターンで画像処理を行っていく。今回はメッキ調カッティングシートを利用し白と黒の2パターンの画像処理を行った。

デジカメで撮影した画像をデザインソフトに取り込み、エンブレムの原寸1:1の尺度で寸法を設定。各プリント色のパターンで画像処理を行っていく。今回はメッキ調カッティングシートを利用し白と黒の2パターンの画像処理を行った。

 

今回用意したメッキ調カッティングシートとアルミ製シールシート。アルミ製のシートには直接プリントできないので(印刷インクの樹脂が反応しない)、アルミシートを使う際には表面処理を施した後にプリントするらしい。

今回用意したメッキ調カッティングシートとアルミ製シールシート。アルミ製のシートには直接プリントできないので(印刷インクの樹脂が反応しない)、アルミシートを使う際には表面処理を施した後にプリントするらしい。

 

白プリントと黒プリントを行い、エンブレムの雰囲気になった。作業工程でもっとも時間がかかるのが画像処理で、データさえ完成すれば、実作業はスムーズに進む。

白プリントと黒プリントを行い、エンブレムの雰囲気になった。作業工程でもっとも時間がかかるのが画像処理で、データさえ完成すれば、実作業はスムーズに進む。

 

紫外線対策として、UV対応の特殊極薄シートを重ね貼りする。このクリアシートが対候性を高める。純正エンブレムと同様に、クリアペイントで抑えなくてもイイ仕上がりだ。

紫外線対策として、UV対応の特殊極薄シートを重ね貼りする。このクリアシートが対候性を高める。純正エンブレムと同様に、クリアペイントで抑えなくてもイイ仕上がりだ。

 

プリントしたメッキ調カッティングシートの上からUV保護シートでラミネートする。エア噛みしないように貼るのもテクニックが必要だ。

プリントしたメッキ調カッティングシートの上からUV保護シートでラミネートする。エア噛みしないように貼るのもテクニックが必要だ。

 

最後にトリミングして完成だ。イイ出来映え!

最後にトリミングして完成だ。イイ出来映え!

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