ヤマハ SR400のエアークリーナーを洗浄する

作業難易度★☆☆☆☆

きれいなエアークリーナーで
フレッシュエアー

エアークリーナーケースを取り外し、パワーフィルターやエアーファンネル仕様で走っているSRは数多いが、エンジンを労り長きに渡って乗り続けたいのなら、エアーフィルターがあるに越したことはない。エンジンに吸い込まれる空気が汚れていると、エンジン内部にキズを付けてしまい、エンジン不調の原因になってしまうのだ。ホコリやチリをしっかり受け止めるためには、定期的なエアーフィルター点検と洗浄が必要不可欠である。

エアーフィルター洗浄の手順

SRシリーズのエアークリーナーボックスは右サイドカバーの中にある。このレイアウトは1978年に登場した初代モデルから何ら変わりはない。内部のフタがボックスの扉だ。

プラスドライバーを使ってエアークリーナーボックスのフタを取り外そう。ホコリやチリが多い環境で走っていたバイクでは、このフタを外したとたんに内部の汚れに気が付くはずだ。

インレット側に向かって締め付けられている蝶ネジを弛めて抜き取ることでエアーフィルターを外すことができる。SR400の純正フィルターは洗浄再利用可能なスポンジ式だ。

汚れたエアーフィルターを洗浄する際には、適当な大きさのビニール袋を用意し、その中にスポンジフィルターと専用のクリーナー液を流し入れ、手もみ洗いする。料理教室のようかも？

しっかりクリーナー液に浸しながら手でもみ洗いを繰り返す。強くもむとビニール袋が破けてしまうので、あくまで優しく作業しよう。こんな作業の仕方なら汚さずに済む。

スポンジフィルターをもみ洗いしたら、袋の中でギュッと握ってクリーナー液を切り、さらにウエスにクリーナーを染み込ませるように拭き取る。メンテ前にボロ布ウエスを準備すると良い。

昔は2ストローク用エンジンオイルでゴミやチリの濾過をサポートしたが、最近は湿式エアーフィルター専用オイルが販売されている。染み込ませすぎるとエンジン不調の原因になる。

フィルターオイルは部分的に少量塗布し、洗浄のときと同じようにビニール袋やコンビニ袋の中でもんでフィルターオイルを全体的に馴染ませよう。塗りすぎたらウエスに吸い込ませる。

エアークリーナーボックス内部もそれなりに汚れているはずだ。ドレンパイプが付いているモデルは栓を抜いて汚れたオイルを排出しておこう。内部の汚れはパーツクリーナーで洗い流そう。

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