自分で簡単にできる補修&ペイント「ちょ色直し」しよう!第3回

掲載日:2018年09月20日 メンテナンス    

文/丸山淳大 写真/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事はモトメンテナンス増刊「初心者のためのバイクメンテ」に掲載された内容を再編集したものです。

貼って剥がせるスプレーペイント
複雑な形状のホイールも楽々!!

現状の塗装を剥がして下地を整え、サフ、本塗り、トップコートと重ねて塗っていくペイント作業は非常に手間がかかるものだ。貼るだけでカラーチェンジできるラップフィルムはお手軽なのだが、ホイールなど複雑な形状のものに貼るのは不向きだ。

そんな時に便利なのが、ラバースプレーである。塗装面を脱脂してスプレーするだけ。速乾性があり、乾くとラバー状の塗膜を形成するのが特徴だ。さらにラバー状塗膜はかんたんに剥がせるので、気分によって色変えも容易なのだ!!

液体ラバースプレー/ネット通販で購入したラバースプレーは、400ml缶で16インチホイール1本を余裕で塗りきることができた。慣れれば前後ホイールを塗りきることができるかもしれない。価格は2,500円程度。

ラバースプレーを塗ってみたGPX250Rのホイールは、塗膜劣化で所々剥離部分がある状態。綺麗にウレタンスプレーでペイントするならば、ホイール単品にして数日の時間と手間を要することになるだろう。

ペイントする際は、ホイールを単品にしてブレーキローターとスプロケットハブを外しておく。ビギナーにはラバースプレープペイント作業よりも、ホイールを外す方が手間かもしれない。

塗装前に中性洗剤で油分を洗い流し、仕上げにパーツクリーナーで脱脂しておく。リアホイールは特にチェーンルブ油汚れが頑固なので、念入りな洗浄が必要だ。フロントはブレーキダストで汚れがちだ。

塗料を乗せたくないブレーキローターの取り付け座やエアバルブ、タイヤの部分をマスキングする。タイヤなど広範囲な部分のマスキングにはビニールとテープが一体になった「マスカー」が便利だ。

スプレーする前に念を入れて、塗装前の脱脂専用のシリコンオフシートでホイールを拭いておいた。油分が残ると塗料が弾いて乗らないので、脱脂からやり直しになってしまうのだ。

用意したラバースプレーはマットゴールドのカラー。綺麗なゴールドホイールは目立ちそうだが仕上がりは如何に!? 吹き付ける前に缶を十二分に良く振って、中の塗料を攪拌させる。

一気に塗料を乗せようとせずに、最初は捨て吹きとして全体に軽く吹いて、軽く乾燥させた後で2回目から色を乗せていくイメージで作業を進める。塗りにくい部分を先に吹いていく。

3~4回重ね塗りするとすっかりゴールドホイールのような仕上がり!? 下の赤が透けるのでかなり厚めに吹いた。色にもよるだろうが、隠ぺい力は強くないようだ。夏場は20分~30分で乾燥する。

ラバーペイントが完全に乾燥するとマスキングと一緒に塗膜が付いてきてしまうかもしれないので、一般的なペイント作業の時のように半乾きの状態で剥がしたところ綺麗に剥がす事ができた。

マスキング部分に赤が見えるが、納得の仕上がりである。至近距離で見ない限りはラバースプレーで塗ったとは気付かないだろう。惜しむべきは、リムの端に赤が見えているところだ。

タイヤのビードを落としてリムの端までしっかり塗ればもっと完成度は上がっただろう。ノーマルの赤いフロントホイールと見比べるとゴールドへの対比が良くご理解いただけると思う。

装着してみても全く違和感が無い。ウレタンスプレーよりも垂れにくくムラになりにくいものの、吹くときは完全にシャバシャバの液状なので、厚塗りしようとすると結構垂れた。乾けば塗膜が締まって目立たなくなるが、ペイント時は注意したい。

せっかく塗ったゴールドだが、テストペイントなので剥がしてみる。平滑面は簡単に剥がれるものの、入り組んだ形状の部分は結構頑固だ。車のボンネットなどは綺麗に剥がすことができるだろう。

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