自分で簡単にできる補修&ペイント「ちょ色直し」しよう!第4回

掲載日:2018年09月27日 メンテナンス    

文/丸山淳大 写真/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事はモトメンテナンス増刊「初心者のためのバイクメンテ」に掲載された内容を再編集したものです。

マスキングだけでそのままペイント!!
ウレタン塗装で仕上がり新車並み!?

バイクのエンジンの外観が腐食していたり、ペイントが剥げていると車体全体が何だかみすぼらしくみえてしまうものである。しかし、エンジンは簡単に分解できないので、ペイントするとなると途方も無い手間がかかるものだ。そこでお勧めしたいのが、エンジン載せたままの手抜きペイントである。マスキングと下地処理だけきっちりやって後はスプレーで吹いてしまうのだ。これがうまくいくと、驚きの仕上がりになるぞ!!

エアーウレタンスプレー/2液式のウレタンンスプレーは塗膜が頑丈だし、耐ガソリン性もあるのでエンジンペイントにお勧めだ。ただし、シリンダーやヘッドは耐熱温度が足り無いおそれがある。

なぜだかピンポイントで塗膜が剥がれてしまったエンジンのブラック塗装。これがあるだけで車体全体のイメージも悪くなってしまう。しっかり塗るならカバーを外す必要がある。

1本1本マスキングするのは大変なので部分的にボルトを外してしまう。広範囲の場合はオイルが漏れたりするので、塗ってもよい不要なボルトに変えるか、ペイント後に新品ボルトに交換する。

傷んだペイントを剥がすために回転研磨できる不織布ホイールを使用する。もちろんサンドペーパーを使用して、古い塗装を落としつつ、下地作りすることも可能だ。お金が無いなら手間かけよう!!

塗膜の下にサビがあれば、やがて塗膜は剥がれてしまうので、この機会に一掃しておきたい。今回の場合は、傷んだ部分はほんの一部のようだ。塗装前にしっかり脱脂する。

ボルトの窪みなど、手の届きにくい部分もしっかり脱脂しておく。油分が残ると塗料を弾いてしまうのだ。脱脂には用品店などで手に入る「シリコンオフ」か塗装用のアセトンが良い。

塗装する箇所を広めにマスキングする。新聞紙やマスキング用のマスカーでエンジン、フレーム、マフラーまで車体覆う勢いでマスキングてしまおう。塗料のミストは広範囲に飛散するぞ!!

ウレタンスプレーを吹きつけていく。部分的に集中的してペイントすると他との違いが出すぎてしまうので、補修箇所をメインにそこから離れるに従い、薄く吹いてボカシペイントする。

ドライヤーで熱を加えて乾燥させると塗膜が締まって落ち着いた色味になる。エンジンの他の部分よりも明らかに綺麗な印象だが、ものすごい違和感があるわけでもなく、納得の仕上がりだ!!

エンジンのクランクケース全体が腐食して汚くなっている時は、ケースすべてを塗ってしまうこともできる。エンジン腰上OHのタイミングで行ったが、シリンダー、ヘッドが載っていっても同じ手順だ。

クランクケースはもともとシルバーのペイント仕上げだったが、永年の風雨によって腐食が目立つ状態だ。本気でペイントするならエンジン腰下の分解を行う必要がある。非常に大変な作業だ。

できるだけクランクケースの汚れと腐食を除去するため、回転研磨工具を使用する。無ければ気合の手作業が必要だ。普通では見えないような部分まで根気良く汚れを落としておきたい。

ポリッシュ仕上げのクランクケースカバーは塗らずに、クランクケースのみペイントする。ペイントしない部分は広範囲にマスキングしておく。屋外で塗るなら風の無い日を選ぼう。

塗りにくい下周りから塗り始めて全体に吹いていく。2気筒650ccエンジンだと、スプレー1缶300mlで楽に塗れる。重ね塗りして塗膜を厚くするならさらにスプレー缶を用意した方が良いかもしれない。

ケースをペイントしただけでまるで新車の輝き!? エンジン載せたままでこれだけの完成度なら、もはや分解してペイントしなくても良い気がする。ちなみにこのペイントをしたのはもう5年前くらいなのだが、ウレタンの塗膜は非常に強いので、未だに塗装が剥げたり痛んだりする気配は無い!!

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