ビギナーは知っておきたいメンテナンスのご法度&お約束・第1回

掲載日:2018年11月16日 メンテナンス    

文/丸山淳大 写真・記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事はモトメンテナンス増刊「バイクメンテビギナーズ」に掲載された内容を再編集したものです。

少しずつ均等に締めよう!!
ネジの締め付けにも順序がある

ディスクローターやスプロケットなど平らな面に平らなパーツを締め付ける際は、ボルトを対角線に締めていくのがお約束となる。順序を守らずに片側を一気に締めていってしまうと、傾いだ状態で固定されてしまう可能性があるのだ。これと同様にバイクのクランクケースカバーやヘッドカバーなど、たくさんのボルトが使われている部分も、ボルトは対角に締めていくのが基本である。

バイクではないが、車のホイールナットも対角に締める。ベテランメカニックはこんなことも意識することなく手が勝手に動いて対角順に締めていくのだ。また、ハンドルクランプやレバークランプなどで、上側にマークしてある場合は、上下のボルトが軽く締まった状態で、上から先にいっぱいに締めるのがルール。順番を守るようにしたい。特にマーキングが無いなら上下均等に締める指定になっていることが多い。

ボルトが6本の場合は対角順に締め付ければ良い。5本のボルトは一筆書きで星を描くように締めていくのが正解だ。さらにディスクローター、スプロケットなど力がかかる方向が決まっているなら、その方向に手でテンションをかけながら締めるとガタを消すことができる。

ハンドルクランプの上側にポンチマークがあれば上側を先に締める。また、レバークランプには「UP」や「▲」など、やはり上側に印があれば上を先に締つけた後、下側を締める。印が何も無い場合は上下を均等に締めて隙間を同じにするのが基本的なルールだ。

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