カワサキW1や500SSマッハなどの小径ヘッドライトでも驚きの明るさに!?

掲載日:2018年10月10日 メンテナンス    

文/田口勝己  写真/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部

カワサキW1や500SSマッハなどの小径ヘッドライトでも驚きの明るさに!?の画像

旧車でも驚きの明るさ!!
ハイワッテージバルブを併用

ユーザー車検制度が施行されて30年になるが、当時と今現在を比べると、継続車検の合格基準は様変わりしていると言わざるを得ない。文章的取り決めや変更点などの明記は無いようだが、明らかに施行当時と現在では、合格基準のハードルに大きな差がある。

以前と比べて外車が増えたり、個人輸入車が増えたことで、当たり前のようにキチッとしていた整備内容が、点検記録簿重視となり、点検項目に無い部分や部品交換に関するハードルは、驚くほど低くなっているのが昨今と言えるだろう。

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このときはカワサキZ2の継続車検。光軸が高かったので調整して頂いたが、明るさはいじっていなかった。それでも車検パスできるテスター数値150はクリアできていた。H41ハロゲンなら余裕でパスできるが、さらに明るくできる電気カスタムもある。

そんな中でも、テスター数値によって合否判断される「ヘッドライト検査」に関しては、今も昔もユーザー車検に於ける鬼門である。現代のバイクは安定した高性能バッテリーとハイワッテージバルブ、キレの良いレンズカットによって「光軸」=照射する高さや角度は十分に良く、生まれながらにして「明るさ」も圧倒的である。

先日、500SSマッハⅢを車検場に持ち込み、ユーザー車検でパスしたが、興味深い出来事があったのでリポートしよう。それはヘッドライトのカスタムである。

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昔のシールドビームはバルブ交換式と比べて暗いものが多い。シールドビームのままでもアース直結やヘッドライトブースターキットを組み込むことで、暗かったバルブが驚くほど明るくなる。メインハーネスの減衰劣化やボディアースの抵抗が、暗さの原因だ。

ヘッドライトバルブのアースは
コネクターからバッテリーへダイレクトに

現代の自動二輪車は、変形マルチリフレクター仕様が多い。しかし、ひと昔前はΦ180mmの丸型やSAE角型ヘッドライト(ニンジャやカタナやCB1100R)が多く、この時代のヘッドライトなら、明るくするのも容易である。

さらに昔の1970年代以前では、Φ160mmやΦ162mmと呼ばれる中途半端なバイク専用の丸型ヘッドライトを採用していた。新基準の代替えランプがあるのなら、検査時だけでもそれを取り付ける、なんて手段もあるが、現実的にはノーマル部品しかなく、旧車ファンの多くはノーマル主義なので、ノーマルヘッドライトのまま「明るくしたい!!」と誰もが考えているはずだ。

そこで、マッハⅢのヘッドライトバルブにハイワッテージの社外品をチョイス(60/60W)。実は、スクーター系バルブと共通座金のため、単純なバルブ入換えが可能なのだ。

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車検をパスした直後に、ヘッドライトの高さや向きを「2年後までキープできる場所」にマーキングしておくのが良い。壁にコンパネを立て掛け、ヘッドライトが照らす位置や高さをマーカーペンで書き込んでおくと良い。レンズ交換した際も調整基準になる。

バルブ交換だけでは本来の明るさ性能を発揮できないので、バルブホルダのアース線を抜き取り、新たにアースリードを新設。その配線をバッテリーのマイナスアース端子にダイレクト結線してみたのだ。

そんな仕様で検査に向かったが、一回目の検査で光軸が低く「×」=不合格。すぐに近所のテスター屋さんに持ち込み光軸調整をお願いした。すると「低かった光軸は調整しました。明るさはテスター値で150以上あれば検査にパスできますが、このバイクは461も出てますよ!! 3倍以上の明るさです!!」

おそらくハイワッテージバルブを組み込み、アース配線をバッテリーターミナルへ直接接続したことで、この結果を得られたのだと思う。ヘッドライトの明るさをアップしたいときには、こんな方法があることも覚えていて欲しい。

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