ウインターグローブの基礎知識

掲載日:2011年12月27日 購入基礎知識バイク用品購入基礎知識    

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冬のライディングを助けるウインターグローブ

ウインターグローブで
指先の防寒を完ぺきに

ライダーにとって冬は辛い季節。特に指先は身体の末端ということもあり、寒さの影響を受けやすくなっています。しかし、バイクを運転するにあたって、指は非常に重要な部位。指がかじかんでしまっては、繊細なブレーキコントロールやスムーズなクラッチ操作ができず、楽しくバイクに乗ることができません。そんな事態を防止するために是非持っておきたいのがウインターグローブ。暖かい季節に使うものとは違い、防風フィルムや中綿などが入っているため、寒風などで指や手が冷えるのを防いでくれます。さすがに完全防寒・防風というものはありませんが、対策グッズが有ると無いでは大違い。特に最近のウインターグローブは縫製や素材が進化しており、汗を吸って発熱する素材や、電気の力でグローブを暖めるアイテムも登場しています。この特集でウインターグローブの基礎知識を身につけて、冬のライディングを楽しみましょう。

冬のライディングを助けるウインターグローブ

ウインターグローブの特徴

●防寒素材により3シーズンものより確実に暖かい

●防水素材のものが多く、冷たい雨もしのげる

●中綿などが入っているため、操作性が低下するものもある

●高度な素材を使うことが多く、春夏仕様などより高価

ウインターグローブにはこんな種類があります

プロテクションタイプ

プロテクター付きのハード仕様

防寒性能だけでなく、プロテクターを装備することで防護性能も重視したウインターグローブです。高い性能を持っていますが、そのぶん高価になることが多いのも特徴。操作性にこだわったアイテムが多く、スポーツライディングを楽しむならこのタイプがおすすめです。ただ、中綿+プロテクターによってグローブ自体の作りが重厚になってしまうため、気軽に使うという点においては、他のモデルに一歩譲る部分があります。

ソフトタイプ

扱いやすくリーズナブル

防寒性を高めることを重視し、プロテクターなどをあまり使わずに、柔らかく仕上げたウインターグローブです。プロテクションタイプに比べて比較的リーズナブルな価格設定となっているものが多く、硬いパーツを使用していないのでソフトな着け心地になっているのが特徴です。これまでは中綿のため操作しにくいものもありましたが、最近で素材の進化により柔らかく操作性のよいグローブが増えている注目株です。

プロテクションタイプ

風合いのあるスタイルが魅力

昔からライダーに愛用されるレザーを使用したウインターグローブです。最新素材を使用したグローブに比べると、重量もあり値段も高価になりますが、レザー素材による耐久性の高さは見逃せません。数シーズンで寿命を迎えてしまう化繊素材のグローブにくらべると、長年愛用することができるだけでなく、使い込むことで風合いが増していきます。ただ、防寒や発熱などの機能性で比較した場合、若干物足りない部分もあります。

プロテクションタイプ

内側から暖める補助グローブ

インナータイプのグローブは単体で使うものではなく、他のグローブと組み合わせて使う補助的なアイテムです。3シーズン愛用してきたグローブの内側に装着することでウインターグローブとして使用したり、ウインターグローブの下に重ねることで極寒仕様にグレードアップしたりと、ライダー次第で活用方法はさまざま。一般的に人気なのは寒風の侵入を阻止する防風素材を使用した、薄くて着け心地の良いインナーグローブです。

電熱グローブで究極の防寒対策

発想転換!電気の力で暖める
寒さ知らずの防寒装備

冬のライディングを助けるウインターグローブ

ウインターグローブの防寒性能は年々進化していますが、やはり限界があります。水分を吸収して発熱する素材もありますが、真冬の場合それでも追いつかない場合もあるほど。そんな時に活用したいのが、電気で発熱するいわゆる電熱グローブです。これはグローブ内に発熱体が仕込まれているため、外気温に関係なく手を温めることが可能。電力が続く間しか暖められないという欠点もありますが、バイクと配線をつなげるものや、小型で長時間使用可能なバッテリーによって、使い勝手は年々向上しています。配線の手間はありますが、効果はその煩わしさを遥かにしのぐもの。究極の防寒対策を追求するのなら、電熱グローブの導入を検討することをおすすめします。

発熱系ウェアでぽかぽかライディング!

自分にあったグローブであったかバイクライフ

冬のライディングを助けるウインターグローブ

ウインターグローブはいろいろな種類がありますが、大切なのは自分にあった一品を見つけること。例えば、スポーツ性能を重視するために、3シーズングローブと強力なインナーを組み合わせることも選択肢ですし、極寒を見越してウインターグローブに電熱グローブをセットにして使うのも正解と言えるでしょう。大切なことは、ライダーとバイクをつなぐ重要な部位である指先を快適に保つこと。数あるウインターグローブの性質を把握して、一番良いものを見つけて下さい。正しいウインターグローブ選びは、そのまま冬のバイクライフの楽しさに直結する重要な選択なのです。

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