掲載日:2017年02月14日 バイク用品インプレッション
撮影・文/野岸 泰之
オリジナル商品を多くラインナップし、ライダーのより良いバイクライフをサポートするバイクブロスから、このほど「BHF-001 レトロフルフェイスヘルメット」が新たに登場した。
このヘルメットはその名前からもわかるとおり、まるでビンテージヘルメットのようなクラシカルな帽体を採用したフルフェイスヘルメット。少し懐かしい、つるりとしたどこか色気のあるスタイルは、1970年代前後のモーターサイクルシーンを思い起こさせるデザインとなっている。
最近のヘルメットは空力を考えた流れるようなデザインやベンチレーターなどが装備され、レトロな雰囲気のマシンやファッションで乗りこなすにはしっくりこない、と感じるライダーも多いはず。かと言って「本物のビンテージヘルメットは安全性の問題が気になるし、高価で清潔感にも疑問がある……いったいどんなヘルメットをかぶればいいの?」。そんな悩めるライダーにぜひおすすめしたいのがこのヘルメットだ。
帽体はシンプルそのものだが、シールドのカットラインやドットボタン留めの機構、ラバーモールなど、ディテールまでも「当時モノ」を彷彿させる質感やデザインをとことん追求。帽体のカラーはグロスホワイト/グロスブラック/グロスオレンジ/グロスイエローの4種類が用意されているため、マシンやファッションに合わせて選べるのはもちろん、カスタムペイントのベースやステッカーなどでデコレーションをするにも使いやすいだろう。
外見はレトロだが、中身は現代基準の安全性と清潔さに配慮しているのも見逃せない。「PSCマーク」および「新SG規格」を取得し、安全性をクリア。そして内装はチークパッドを取り外して洗える仕様となっている。帽体はフリーサイズ(57-60cm)だが標準装備のチークパッド(30mm)から別売りのチークパッド(20mm)に交換することでサイズアップが可能。10mmほど頬に余裕が生まれることで、多くの人にフィットするよう調節できるよう考えられている。
デザイン・安全性・価格がうまくバランスしたBHF-001 レトロフルフェイスヘルメットは、旧車ネイキッドやアメリカン、スクランブラー、ストリート系バイクなどに乗るライダーに、特におすすめしたい一品だ。