掲載日:2011年10月14日 バイク用品インプレッション
撮影・文/野岸 泰之
冬でもバイクに乗りたい、でも着ぶくれした姿ではちょっと……。そんなスタイルにこだわるライダーにおすすめなのが、ラフ&ロードのRR7672ライダースウインタージャケットだ。
デザインは定番のシングルライダースだが、胸と背中には大胆にメーカーロゴを配し、さらに腕部分にラインをあしらうことで、スポーティかつスタイリッシュな雰囲気をかもし出している。バイク乗りであることをアピールしつつも飽きのこない外観は、幅広い年齢層に支持されそうだ。写真のカラーのほかにも、よりシックで落ちついたイメージのブラック系も用意されており、好みに応じてチョイスできる。
スリムなシルエットながら、標準装備でプロテクターを装備していることもあって、着用感はしっかりとした安心感のあるもの。なおかつとても軽く、動きやすさも確保しているからライディング中の動作をスポイルすることはない。
もちろん、防寒性能も申し分ない。表地には強靭な600Dバリアクロスを採用。中綿には、軽く豊富なボリューム量を持つため暖かい空気を大量に蓄えられる「ウォームマックス」を使用し、軽い着心地と防寒を両立させている。フロントファスナーの内側には下前立てを装備し、走行中に冷たい風が侵入するのをシャットアウト。また、襟の裏には起毛トリコットを採用し、首筋がひんやりすることがないよう配慮されているのもライダーにとっては嬉しいつくりだ。
ほかにも、袖や胴体のバタつきを押さえるフラップや取り出しやすいコインポケットなど、ツーリングシーンで実用的な装備が盛りだくさん。これらは商品開発にあたって、スタッフが実際にツーリングしてさまざまなアイデアを出しては試すという、ラフ&ロードならでは。バイクをこよなく愛するスタッフが創りあげたジャケットだけに、これを着れば秋冬のライディングがよりいっそう楽しく、快適になるに違いない。
左腕にはコインポケットを装備。コインが常にポケット中央部に集まって取り出しやすい形状になっている親切設計。また、オプションで別売りのコインホルダーを取り付けることもできる。
袖口はファスナーで大きく開く仕様。これならゴツい腕時計をしたままでも簡単に腕を通せる。また、インナーに多少の厚着をした場合でも、ジャケットを脱いだり着たりするのがとても楽なのだ。
ウエスト部分にはアジャストベルトを装備し、裾からの風の侵入を防いでくれる。また、体側部にはアジャストフラップがあり、シルエットをスリムに保つと同時に、走行時のバタつきも防止。
袖部分にはスナップ留めのアジャストフラップを2ヶ所設けている。袖幅を絞って調節することで、走行中の袖のバタつきを防いでくれる。衣服のバタつきは意外と疲れるのでありがたい。
裾部分は背中側のほうが長くなっており、背中からの隙間風が入りにくい。さらにベルトに通せるループが付いていて、前傾姿勢でもジャケットがずり上がらないように留めておける。
肩、肘、脊椎部分に軽くてソフトなパッドを標準装備。ショルダーパッドは左右専用の形になっているほか、体型に合わせてアジャストが可能。また、別売りオプションで胸部パッドも装着可能だ。
価格/1万9,950円(税込)
問い合わせ先/ラフ&ロード(TEL/045-840-6633)