ラフ&ロード コンパクトブーツカバーショート

掲載日:2007年07月26日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

スタンダードなスタイルの中に
秘められた充実の機能性

レインウェアとレイングローブはすぐに選べても、ブーツカバーの選択は中々に難しい。シフトチェンジの操作を妨げるのもイヤだし、なにより靴やブーツの上にかぶせるものだから、できるだけフィット感の良いものがいい。もちろん、足を着く時に滑ってしまう、なんてのはもってのほか。そんなブーツカバーの中で、長い間ベストセラーとなっているものを試してみることにした。それがラフ&ロード製「コンパクトブーツカバー」だ。

「コンパクトブーツカバー」の良さは、小さなサイズの中にこめられた密度の高い機能性。別段スペシャルな要素がある、というわけではないが、ブーツカバーに必要十分な要素がギュッと詰め込まれている。まず、第一にしっかりと装着できること。履いている靴のサイズにあわせてMとLサイズを設定することで、大きすぎと小さすぎを回避。装着した後のフィッティングは、シフトガードを兼ねたベルクロでつま先をしっかりと固定し、後はずり落ち防止のゴムコードを引っ張れば装着完了だ。このベルクロ部分がそのままシフトガードになるというのがポイントで、靴に合わせて調整されることでカバー越しの操作にも違和感が少ない。また、ずり落ち防止のゴムにはコードロックがついており、ひっぱればそのまま固定される。踵部分はゴムと調整用ストラップが付属するなど、操作を妨げないようにと考慮されているのもベストセラーの経験値を感じさせる。

コンパクトブーツカバーの忘れてはいけないもう一つのポイント、それはハーフタイプのゴムソールだ。靴底全体でなくつま先の部分だけにゴム底をつけることによって、雨の日の滑りやすさを改善するとともに、全てゴムソールのブーツカバーにありがちな通気性の悪さを解消している。ゴムはステップの感覚が伝わる適度な厚みで、シンプルなパターンながらグリップ力は良好。その他にも、脱着がしやすいように裏地が付いていたり、すばやい装着のためにフルオープンではなく底から2cm上までで止まるようにされたファスナー、消耗しやすい部分には補強のナイロン等、「これが欲しい」「あったら便利」が揃っている。それからもう一つ。今回紹介したのはシューズ向けの「ショート」になるが、ロングブーツを履く人のために「ロング」もMとLの2サイズが設定されている。まさに万全、ブーツカバーの選択肢として入れたい実力派、といえるのではないだろうか。

ラフ&ロード コンパクトブーツカバーショート

あえてフルサイズのソールとせず、足を着く部分だけのハーフタイプゴムソールを装着。雨の日でも安心なグリップ感+熱気がこもりにくい構造となっている。

雨天もすべりにくいハーフ
ゴムソールは通気性も良好

あえてフルサイズのソールとせず、足を着く部分だけのハーフタイプゴムソールを装着。雨の日でも安心なグリップ感+熱気がこもりにくい構造となっている。

フルオープンタイプだと急いで履くときにうまくファスナーが…という点を考慮して、2cm程残して開くファスナーを採用。靴下を履くようにサッと装着できる。

履きやすさも人気の秘密
工夫が施されたファスナー

フルオープンタイプだと急いで履くときにうまくファスナーが…という点を考慮して、2cm程残して開くファスナーを採用。靴下を履くようにサッと装着できる。

つま先部分の調整はベルクロでワンタッチでピッタリ収まる。このベルクロはシフトガードも兼ねていて、長時間のシフトワークでもカバーが痛みにくい。

つま先調整はシフトガード兼用
操作と耐久性を両立

つま先部分の調整はベルクロでワンタッチでピッタリ収まる。このベルクロはシフトガードも兼ねていて、長時間のシフトワークでもカバーが痛みにくい。

ラフ&ロード コンパクトブーツカバーショート

バイク用バッグから様々なジャケット、グローブ、レインウェアなど、ツーリングライダーをサポートするアイテムをトータルでサポートする「ラフ&ロード」のブーツカバー。シューズやブーツにあわせて長さとサイズを選べるようになっている。

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