掲載日:2012年10月10日 押忍!競走部 › 2012 ノブアツ杯 レース情報
文・写真/野呂瀬 悦史 取材協力/トレックスポーツ 榛名モータースポーツランド
熱戦の舞台となったハルナサーキット。受付前の早朝は、ただひたすらに静かな時間が流れていきます。
2012年9月9日、2012 Battlax 青木ノブアツ杯の第4戦が群馬県の ハルナモータースポーツランド で開催されました。今シーズンは雨知らずのノブアツ杯。第4戦のこの日も、早朝にわずかに雨が降りましたが、受け付けや車検が始まる頃には雨も止んで天候も回復。蒸し暑いなかにも、山から吹く涼しい風が心地よいドライコンディションでレースは進行していきました。
順位はもちろん、シーズンを通しての獲得ポイントも気になる終盤戦。実力伯仲の各クラスの決勝レースは、手に汗握るバトルのオンパレードとなりました。そんな激戦が繰り広げられても、レースが終われば常に笑顔が耐えないノブアツ杯。エントラントもギャラリーも、存分にミニバイクレースを楽しんだ1日となりました。
次回大会は10月28日(日)。なお、ハルナサーキットは駐車スペースも充分で、コースを見渡せる観戦スペースもあります。紅葉ツーリングの休憩もかねて観戦に立ち寄るのもオススメです(観戦は無料ですよ!)。エントリーやレース詳細は ハルナミニバイクのWEBサイト を閲覧ください。
012012年シーズンは雨知らず。それはもしかしたら、主催者/青木宣篤氏が「もってる」からかも?
02ブリーフィング後は、みんなでラジオ体操です。
03初心者こそ主役とするノブアツ杯ではお馴染みの光景となったフラッグ説明です。
04エントラントや出展ブースなど、ピットも賑わっています。
05当日は終日ドライコンディションとなりました。山から吹く風は涼しく、ふと見ると秋の気配も感じられました。
06お昼休みは、ラジコンヘリが音楽にあわせて飛ぶミュージックデモフライトが行われました。その動きがカメラに収められないほど速くてトリッキー!
07それもそのはず、ラジコンヘリ・フリースタイル全日本優勝の岩佐和武さん(写真左)が操縦していたのです。すごい技を見せてもらいました。
08さらに、ブルドッカータゴスさんによるアプリリアRS4 125の試乗会も開催されました。
09さて、決勝レース。まずは体験クラスがスタートです。
10堅実な走りで2位を獲得した#4 くるみママ選手。
113位に入ったのは#17 こぼりれいか選手 マシンはQR50
12このクラスで唯一、1分を切るベストラップを出し、トップを獲ったのは#48 ZEN選手でした。おめでとう!
13続いて74DaijiroとKids50/70クラスのスタートです。
14ポールポジションからレースをリードしたのは#4 五十嵐選手。
15Kids50/70クラスで勝利したのは#1 スパーク☆コータ選手。
16転倒してもライバルを背中を追い続けてしまうんですよね、次回はリベンジだ!
17五十嵐選手はポール・トゥ・ウィンのパーフェクトレース達成。見事なレース展開でした。
18新設されたフレッシュマンオープンC。入門ライダー向けクラスのスタートです。
19オープニングラップからリードを広げていったのは#47 桜井選手。
20「泉質主義」が記憶に残る#96 へいすけ選手。スタート時には可愛いゆもみちゃんが2人も登場してました。予選2位ながら、決勝はオープニングで無念の転倒。
21世界に1台? 「DUCADA」も快走! 3位獲得のポルコ選手。群馬大学の文字が光ります!
22このクラスは桜井選手がパーフェクトレース達成。おめでとう!
23続いてフレッシュマンオープンBクラススタートです。レースペースも上がってきます。
24初参戦の#63 クシダ選手が伸びのある走りで後続を引き離しにかかります。
25#63を追走するのが#74 ユウスケ選手。コーナーリングスピードは#74が上を行くもののストレートで#63が挽回する展開。
26トップ争いだけでなく、カワサキの2台の争いも激化していました。#11 高橋選手と#6 ナカムラ義理の弟選手のバトル。
27逃げる、そして追う。追う、そして逃げる! 見ごたえあるレースになりました。
28トップ争いはラストラップまで継続。
29#63 クシダ選手が逃げ切りを決めて優勝です。おめでとう!
30サイドカークラスは最後尾スタートの#10 粕谷・藤原組が飛び出しレースをリード。それを#5 大塚・保坂組が猛追します。
31コース幅をめいいっぱい使って#5が#10を鮮やかにパス!
32#5がそのまま後続を引き離して勝利を手にしました。おめでとう!
33フレッシュマンオープンAの決勝グリッドには15台が並びました。
34激しかったのが2位争い。#6 ナカムラ弟選手に#24エビちゃん選手、#42近藤選手が迫ります。
35#84 櫻井選手は美しいロスマンズカラーで特別賞をゲット!
36#27 すみっち選手も完成度の高いレプソルカラーで特別賞に。終盤まで2位争いに加わりますが、まさかの接触転倒で順位を下げました。
37トップは#32 杉本選手。一度もトップを譲ることない完全勝利でした。おめでとう!
382位は、堅守の走りを見せたナカムラ弟選手。チェッカーフラッグ指差し確認してますね。
39次のレースはレディース+SS125Bクラスです。スタートで景気良くフロントアップしたのはレディース3連勝中の#55 大澤選手。ちょっと気負ってしまったか?
40ホールショットを奪ったのはレディースクラスの#12 ちーこ選手。このまま逃げたいところですが……
41大澤選手が着実に差を詰めてきます。
42SS125Bクラスのトップは#43 KAZ2号選手。
43レースは、大澤選手がちーこ選手をパスして4連勝。なお、最終戦ではレディースオープンクラスが新設されます。足つきなど気にせず、150cc以下の好きなマシンでトライ可能です。
4418台が決勝グリッドに並んだHRCトロフィークラス。ジュニアクラスのライダーが熱い走りを見せました。ポールからスタートした#7 めだまアイ選手は2位を引き離す走りを披露。
45こちらは2位争い。#70 ナオキ選手は、前を走る#75 福田選手を猛追していきます。
46タイムで言えば1秒もない接戦を12周に渡り繰り広げていく二人のライダー。
47ラスト1周のところでナオキ選手が仕掛けて、福田選手をパス! 見ごたえ充分な2位争いでした。
481位はもちろん、めだまアイ選手。おめでとう!
49ルーキーズ150+SS125Aクラスは、#10 カズキ選手がオープニングラップを飾りますが、#83 タケル選手がピタリと背後につけます。
50SS125Aクラスをリードしたのは#29 木村選手。そのままトップでゴール! おめでとう!
51ルーキーズ150の勝者は、接戦に勝ち抜いたタケル選手です。おめでとう!
52ジュニアオープンは、予選でこのクラス唯一46秒台を記録した#71 遅い方のタイチ選手がスタートから飛び出します。
53ラップごとに後続との差を広げていく、遅い方のタイチ選手。
54トップを追走する#22 つっつ選手の背後に、#53ユッキー選手が急接近!
55バトルを制して2位を手に入れたユッキー選手。逃げ切れるか?
56ゴール! 激しくプッシュしていただけに、つっつ選手は天を仰いで悔しがっていました。
57優勝は、遅い方のタイチ選手。名前の変更が必要かもですね。
58続いてM50クラスのスタートです。#24 めだまアイ選手と#20 タツヤ選手がスタート直後からガチバトル!
59わずかなラインのスキも見逃さない熱い戦いが繰り広げられました。
60抜いては抜き返し、抜かれては抜く。激しくもフェアなバトルにギャラリーも熱い声援をおくります。
61これだけの熱戦を手が届きそうな距離で見ることができるのも、このレースの魅力ですね。
62二人の戦いの背後に忍び寄っていたのは、#12 まこにぃ選手。前にでるチャンスはあるのか?
63依然、激しいトップ争いが繰り広げられていますが、レースもいよいよラストラップへ。
64なんと、最後の最後にタツヤ選手がトップへ。そのままチェッカーを受けました。
65ラストレースはシニアオープンです。予選1位の#2 ナカムー選手は沖縄から参戦です!
66ナカムー選手はスタートから終始トップを走行。レースメークしていきます。
67トップの背後に迫るのは#83 タケル選手
68そして、コースレコードホルダーの#17 吉田選手も追い上げています。
69タケル選手と吉田選手のバトル! タケル選手は粘りますが、吉田選手にパスされて、2位吉田選手、3位タケル選手となりました。
70最速クラスを制したのは、ナカムー選手。まさしく磐石のレース展開でした。おめでとう!
71最終戦となる第5戦は2012年10月28日(日)開催です。みなさん、またハルナでお逢いしましょう!