最新モデル試乗速報 スズキ アドレスV125S

掲載日:2010年08月10日 フォトTOPICS    

取材・文・撮影/ バイクブロス×マガジンズ 編集部 ナベ
取材協力/スズキ

同社のB-KINGなどを強く意識したという逆スラントデザインのヘッドライトユニット。ハンドルマウントなのでコーナーでも進行方向を照射する実用本位の装備だ。

通勤特急としての正常進化版
新世代アドレスV125Sの誕生

アドレスV125。言わずと知れたスズキの通勤特急スクーターである。都市部での俊足ぶりと高い耐久性に目を付けたメッセンジャー(バイク便)からの指名買いも多いようで、軽量コンパクトな車体にパワフルなエンジンを搭載したこのモデルの用途はメーカーの想像を超えた広がりを見せていると言ってよい。こうした人気にも支えられ、原付二種市場を牽引してきた1台がこのアドレスV125であることは疑いようも無い事実なのだが、近年ではその牙城を崩すべく他メーカーからも続々と強敵が出現。このような状況に対応するためスズキが満を持して市場投入したのが、今回ご紹介するアドレスV152Sというワケだ。恐らく、目下の最大仮想敵は好調なセールスが伝えられるホンダのPCXであろう。アイドリングストップに大径ホイール、パワフルなエンジンで武装した強敵に対して、新型アドレスV125Sはどのような手法で守りを固めたのか…。

今週公開の試乗インプレッションに先立ち、アドレスV152Sのディティールをフォトトピックスでお届けしよう。

フォトTOPICS(写真点数/11枚)

01フロントカウルに埋め込まれた大型のウインカー。クリアレンズと外装に溶け込むデザインにより、スタイリッシュな外観を構成する1要素となっている。

02大排気量スーパースポーツを想起させるテールランプ&ウインカーユニットは被視認性が良好。大型化したキャリアは標準装備で、トップケースとのマッチングにも優れる。

03新型多機能メーターのスターティングアクション。燃料計やツイントリップ、オイル交換時期表示のほか、デジタル時計を内蔵しているのが通勤特急らしい。

04シンプルな形状のシート下トランクは一部を除きXLサイズのフルフェイスを収納可能。ヒンジ両サイドに設けられたヘルメットホルダーは狭い駐車スペースに配慮したもの。

05広々としたフラット形状ステップボードは、ライディングの自由度と日常の利便性を追求した結果。足元にはU字ロックの専用ホルダーが設けられる。

06格納式のタンデムステップを装備。実用本位のシンプルなデザインだが、使い勝手に不満はない。滑りにくいラバーを装着しているので雨天でも安心だ。

07オプションとされることも多いサイドスタンドを標準装備。デイリーユースを考える嬉しい配慮だ。フラットなステップボードと相まってスピーディな乗降が可能。

08電子式盗難抑止アラームといたずら防止シャッターを装備したキーシリンダー部。左下に見えるのは太い持ち手のバッグにも対応した大型かばんホルダー

09フロント側にはインナーチューブ30ミリ径のテレスコピックサスペンションとディスクブレーキを装備。マキシス製チューブレスタイヤのグリップもまずまず。

10パワフルかつスポーティな走りの要、F468型エンジン。強制空冷4ストローク2バルブSOHCで、SCEMめっきシリンダーを採用。高い耐久性も実現している。

11あっという間に他の交通をリードしてしまう鋭い加速は健在。乗り心地やハンドリングは良くも悪くも小径タイヤを採用したスクーターそのままという印象。

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