HONDA SuperCub 110/50

SuperCub 110/50
HONDA

累計生産1億台を達成し、60周年を迎えるホンダ スーパーカブ110/50をインプレッション

掲載日:2018年01月12日 試乗インプレ・レビュー    

試乗ライダー・レポート/青木タカオ  写真/徳永 茂  記事提供/ロードライダー編集部

去る10月に世界生産累計1億台達成を果たし、2018年に60周年を迎えるこの記念すべきタイミングに、スーパーカブ110/50がフルモデルチェンジを果たした。滑らかな曲線で構成される初代に近いスタイルとなって、今度は2億台へ。さらなる歴史がまたスタートする。

レトロフォルムが復活!
こんなカブを待っていた

丈夫で頑丈。そんな当たり前のことはさておき、こんなにも乗っていて楽しいとは。バイクを操る面白さが凝縮されている!

ライダー、燃料タンク、エンジンといった重量物が車体の中心に集まっているからマスの集中化による取り回しやすさがあり、前後17インチの大径ホイールによって安心感のあるハンドリングをもたらしている。下り坂で両手を離してもハンドルは振られず車体は真っ直ぐに進むし、大きな段差に乗り上げても車体全体で衝撃をいなし、破綻するようなことはない。

ホンダ スーパーカブ110/50の試乗インプレッション

コーナーで車体をリーンさせ続けても、細いタイヤながらグリップに不安はないし、狙ったラインを外さず想像以上に安定しきっている。スポーツバイクのタイヤは太いのが当たり前の時代になったが、カブに乗れば、細いタイヤならではの切れ味鋭い旋回性も秀逸なものだと改めて思い知らされる。

この車体構成は59年前に発売された初代からずっと変わらない。もし1から作り直すとしても、きっとまたこのカタチになるはず。つまりスーパーカブは、現代においても究極と言っていい。

ホンダ スーパーカブ110/50の試乗インプレッション

エンジンは110、50いずれもピストンとシリンダースリーブを新設計し、耐久性と静粛性を高めているが、注目したいのはこれまでなかったカートリッジ式のオイルエレメントを新設したことだ。ボルト2本で簡単にフィルター交換でき、エンジンコンディションを良好に保てる。整備性が飛躍的に向上し、スーパーカブがますますタフになったというわけだ。

発進は50であっても2速を使えばスムーズ。1速はスーパーローといった具合で、とてつもない急坂や荷物満載時にしか出番はないだろう。そこらへんの坂なら2速発進で問題なくいける。

そして平地での走りは軽やかとしか言いようがない。50だと30km/hという制限速度がもどかしいばかりで、クルマの流れを妨げることのないペースで走ることができる。速度が上がったところからの加速もギアを落とす必要はなく、トップ4速のままでほとんどの速度域をカバーしてくれる。

ホンダ スーパーカブ110/50の試乗インプレッション

110になるともう「スーパーカブでこんなに速く走ってはいけないのではないだろうか」と自粛してしまうほどにパワフルでスピーディ。4速のワイドレンジさはさらに際立ち、AT感覚で乗れるほど。先のモーターショーで125cc版が参考出品されたが「110で十分」と、ホンダのエンジニアたちに進言したいほどだ。

シフトチェンジがスムーズで滑らかになったことも忘れてはならない。節度があってショックも少なくなっているから疲れず快適。

デザインも昔ながらの丸目ライトに戻って、LEDヘッドライトなど先進技術を盛り込みつつも、どこか懐かしく親しみやすい。新時代の幕明けに原点回帰、愛され続ける理由を強く実感した。

ホンダ スーパーカブ110/50の詳細写真は次ページにて

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