SYM JET14

JET14
SYM

SYM JET14 – スタイリッシュな外観にパワフルなエンジン 14インチホイール装備のニュースクーター

掲載日:2017年09月26日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

SYM JET14 試乗インプレッション

力強い加速と強力なブレーキで
キビキビとした走りを実現

SYM JET14の試乗インプレッション

JET14のシート高は771mmで、PCXの760mm、NMAXの765mmに比べてほんの少し高い程度だ。足着き関しては3モデルともそれほど変わりない印象だが、JET14はセンタートンネルがなくフラットなフロアなため、乗り降りは圧倒的に楽だと言える。また、シートが大きめで着座位置の自由度があることと、フロア前方がV字型に切り取られ、足を出せるスペースが確保されているので、ある程度大柄なライダーが乗っても窮屈な感じはしないはずだ。ハンドル位置もごく一般的なもので、全体にリラックスしたライディングポジションを取ることができる。

SYM JET14の試乗インプレッション

エンジンはとてもパワフル。アクセルを全開にするには手首のひとひねりプラスアルファが必要なため、ゼロからのスタートだとほんの一瞬加速にタイムラグが生じる印象だが、一旦加速し始めるとモリモリとパワーが出て、一気に法定速度に達する。50~60km/h付近の力強さとそれ以上のバンドでの伸びは、独特の加速フィールを持つ楽しいものだ。

SYM JET14の試乗インプレッション

前後14インチホイールの採用で、安定感は抜群。サスペンションも前後共によく動き、段差にラフに突入してもショックをよく吸収してくれるため、ハンドリングへの影響はほとんどない。

SYM JET14の試乗インプレッション

ブレーキは前後ディスク&コンビブレーキの採用を採用しており、ストッピングパワーはとても強力だ。逆にブレーキが効きすぎるという見方もできるが、制動力自体はライバル各車よりも優っているかもしれない。

走りを含めてまだまだ粗削りな印象はあるものの、同社のRV125iなどに比べて、シートやフロア、カウルなど各パーツの質感は確実に向上している。細かいパーツなどはまだ進化を期待したい部分もあるが、全体的な使い勝手とコストパフォーマンスを考えれば、十分に魅力的なモデルと言えるだろう。

SYM JET14の詳細写真は次のページにて

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