SYM JET14

JET14
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SYM JET14 – スタイリッシュな外観にパワフルなエンジン 14インチホイール装備のニュースクーター

掲載日:2017年09月26日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

スタイリッシュな外観にパワフルなエンジン
14インチホイール装備のニュースクーター

台湾のSYMから新たな125ccスクーター、JET14が登場した。2017年に発表され、すでに欧州で先行販売されているモデルだ。排ガス規制ユーロ4に対応した水冷エンジンを搭載、14インチホイールを採用したこのマシンは、ホンダPCXやヤマハNMAXのライバルと目される。果たしてその実力はどれほどのものなのだろう。装備や走りをチェックしてみよう。

SYM JET14 特徴

エッジの効いたシャープなデザインは
クラスを越えた風格を実現

SYM JET14の試乗インプレッション

JET14を目の前にした最初の印象は、125ccにしては大きいな、というものだった。しかしスペックを見ると全長1,990mmというのはPCXよりも60mm、NMAXよりも35mm長いだけ。全幅の730mmにいたっては、PCX、NMAXが740mmのため、10mm細いことになる。要するにちょっとだけ長いがサイズ的にはほぼ同じと思っていい。

SYM JET14の試乗インプレッション

ではなぜ大きく見えるかといえば、ヘッドライト周りからフロントカウルのデザインによるものだろう。PCXやNMAXが曲線的で流れるようなデザインなのに対し、JET14は直線的でエッジの効いたデザイン。そこに、ポジションランプを内蔵したレンズ面積の大きいデュアルヘッドライトを装備しているため、カウル全体のボリューム感が増しているのだ。14インチホイールの採用もあって、全体にクラス以上の立派な車格に見える。

SYM JET14の試乗インプレッション

着座すると目につくのは、ブラックフィニッシュされたバーハンドルと、その向こうに位置するメーターパネル。このメーター、デザイン自体はヤマハのマジェスティSによく似ているが、中央にアナログ式のスピードメーターを配置するなど表示される情報は異なっている(マジェスティSは右側の小窓にデジタルでスピードを表示)。走行中に速度を読み取るのは、アナログの方に分があるかもしれない。

収納面ではシート下にフルフェイスが入るスペースを確保しているが、ライバルに比べると容積が少ないのは残念なところ。また、インナーカウル左側に横開き式のポケットを備えるが、こちらもちょっとした小物が入る程度なので、リアにボックスを増設するなどしたいところだ。

SYM JET14の試乗インプレッションは次ページにて

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