SYM RV125i(2017~) 試乗インプレ・レビュー

SYM RV125i(2017~)
SYM RV125i(2017~)

SYM RV125i(2017~)

掲載日:2017年03月10日 記事カテゴリ 試乗インプレ・レビュー   

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

ワンランク上の風格が漂う
ビッグな125ccスクーター

台湾に拠点を構えるスクーターブランド、SYMのRV125iは、250ccクラスに迫る堂々たる車格とパワフルなエンジン、充実した装備で、同ブランドの原付2種の中におけるフラッグシップ的な存在だ。そのRV125iがこのほど、モデルチェンジを遂げて再登場した。その魅力や走りをチェックしてみよう。

SYM RV125i(2017~) 特徴

さらにパワフルなエンジンと
魅力的な装備をプラス

SYM RV125iの試乗インプレッション

RV125iを目の前にすると、その堂々とした車格にまず目を見張る。ボリュームのあるボディラインと高さのあるスクリーン、段のついた大きなシートなど、とても原付2種、125ccとは思えない風格だ。それもそのはず、このマシンのサイズは全長2100mm×全幅760mm×全高1390mmで、兄貴分である普通2輪のRV180iと同じ。ちなみにヤマハのマジェスティが全長2175mm×全幅770mm×全高1185mmだから、数値上からも250ccクラスと肩を並べる大きさなのがわかる。

SYM RV125iの試乗インプレッション

この大柄なボディを動かすエンジンは、セラミックコートシリンダーを採用した水冷4バルブで、前モデルに比べて約1馬力アップの14PSとなった。また、前後のディスクブレーキは当モデルからコンビブレーキシステムを採用し、制動力と安定性がより高められた。55w×2という明るさを持つデュアルタイプのヘッドライトには新たにLEDポジションランプが取り入れられ、昼夜を問わず被視認性が向上したほか、一段とファッショナブルな外観を手に入れた。

SYM RV125iの試乗インプレッション

ユーティリティで注目されるのは、シート下のトランクスペースだ。前モデル同様、約40Lという大容量で、フルフェイスヘルメットに加え、ハーフキャップ2個程度を入れられるぐらいの余裕ある作り。内部は比較的フラットで、使い勝手がいい形状となっている。また、針式の3眼に液晶表示部を加えたメーターも原付2種とは思えないラグジュアリーな装備だ。燃料計や時計のほか、メインキーをオンにすると最初の一定時間はバッテリー電圧を表示するなど、多機能で便利な機能を備えている。

SYM RV125i(2017~) 試乗インプレッション

大柄なボディが生み出す余裕が
快適なクルージングを実現

SYM RV125iの試乗インプレッション

大きな段が付けられたシートは座面が広く、ライディング時のポジションの自由度が高い。後部にはバックレストが装備され、タンデマーの疲労軽減と快適性アップにも配慮されている。座り心地は硬めで弾力があるもので、シート表皮はパリッとした樹脂のような不思議な手触り。前モデルの表皮がコシのないグニャっとしたものだったのを考えると、質感はかなりアップしたと感じる。シート高は760mmで足着き性はいい方ではないが、この車格からすれば標準的なもので、ライディング中は高めの着座位置の効果により、遠くまで見渡せるメリットがある。

SYM RV125iの試乗インプレッション

エンジンは前モデルから1馬力アップしているが、加速感はかなりマイルドな味付けに変更されている。以前のような“とにかく回転数を上げ、パワーでグイグイ加速する”ものではなく、ゼロスタートからの加速はゆったりとしたもの。ボディ重量もあるため信号ダッシュでは不利だが、その分、中~高速エリアでグンと伸びるセッティングだ。クローズド環境で試したところ、トップスピードは100km/h近くに達した。

SYM RV125iの試乗インプレッション

足周りも上位モデルのRV180iと同等のため、大柄な車体を支えるのに十分な性能を持っている。乗り味は非常にジェントルで、舗装の段差など多少荒れた路面に入っても前後のサスがよく動き、バタつきをライダーに感じさせない。前モデルもブレーキはよく効いたが、コンビブレーキとなって強力なストッピングパワーに安定性がプラスされた。モデルチェンジ後はよりクルージング向けに振ったキャラクターとなっったため、スピードレンジが上がってもエンジン回転が抑えられており、流れの速い郊外のバイパスなどでは快適そのものだ。新しいRV125iは、一旦スピードに乗ってしまえば疲労の少ない快適なライディングが楽しめる、極上のクルーズモデルに仕上がっている。

SYM RV125iの試乗インプレッション

SYM RV125iの試乗インプレッション

詳細写真

ヘッドライトは55w/55wのデュアルハロゲン仕様。新たにLEDポジションランプを装備。

大型のスクリーンは立ちが強いため防風効果が高く、高速域のクルージングでは疲労軽減に役立つ。

3眼プラス液晶ディスプレイの豪華なメーターはバックライトが明るく見やすい。速度、回転、水温のほか、時計や燃料残量、電圧なども表示。

反発力の強いシートには大きな段があり、お尻と腰を適度にホールドしてくれる。タンデマー用のバックレストも装備。

フロント内側左サイドの給油口はメインキーでロックを解除する。その上には小さいフタ付きボックスがある。

シート下の収納スペースは約40Lの大容量。使いやすい形状で、後部にフルフェイスを収めても、前部にはハーフキャップが入る余裕がある。

車体は大柄だがフロアボードは広くフラットなため、乗り降りがしやすく、乗車時の自由度も高い。

テールランプとウインカーは一体式で、グラマラスなボディラインを形成している。ランプ類は一般的な電球バルブタイプだ。

シートは左グリップ部のスイッチと車体脇の鍵穴でオープンが可能。奥の黄色いのはパッシングスイッチ。右グリップにはハザードスイッチも装備。

カウル内側中央には折り畳み式のコンビニフックを装備。フロントシート前部下にももう1つフックがある。

当モデルから前後コンビブレーキを搭載している。フロントには273mm径のディスクを装備。効きは非常に良い。

リアブレーキのディスク径は200mm。ショックはデュアルタイプで、イニシャルの調整が可能だ。

SPECIFICATIONS – SYM RV125i

SYM RV125i 写真

価格(消費税込み) = 39万9600円
※表示価格は2017年2月現在

250ccクラスのスクーターと肩を並べる大柄ボディのマシンがモデルチェンジして再登場。原付2種でありながらゆとり走りを実現し、国産125ccクラスにはない魅力を放っている。

■エンジン形式 = 水冷4ストローク4バルブ

■総排気量 = 124.9cc

■最高出力 = 10.5KW/9000rpm

■最大トルク = 11.8N.m/6750rpm

■全長×全幅×全高 = 2,100×760×1,390mm

■軸間距離 = 1,440mm

■シート高 = 760mm

■燃料供給装置 = フューエルインジェクション

■乾燥重量 = 160kg

■燃料タンク容量 = 7.6L

■タイヤサイズ = F:110/90-13 R:130/70-12

この記事を読んでいる方におすすめの商品

あわせて読みたい記事

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます