SYM CROX125 – ワイルドで個性的なスタイルのオフロードタイプスクーター 試乗インプレ・レビュー

SYM CROX125
SYM CROX125

SYM CROX125 – ワイルドで個性的なスタイルのオフロードタイプスクーター

掲載日:2016年08月10日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之  取材協力/ホンダウイング鎌倉(TEL/0467-46-2702)

ワイルドで個性的なスタイルの
オフロードタイプスクーター

台湾のスクーターブランド、SYMがリリースしたクロックスシリーズは、同ブランド初となるオフロードテイストのモデルだ。50cc版と125cc版があり、ヨーロッパで先行発売されて人気となっていたが、このほど日本にも導入された。ナックルガードやブロックパターンのタイヤを装備するなど、オフロード感たっぷりに仕上げられたマシンは、コストパフォーマンスにも優れている。その走りや実用性は果たしてどんなものだろう。今回は125ccモデルに試乗し、チェックしてみた。

SYM CROX125の特徴

SYM CROX125の画像

縦型デュアルヘッドライトなど
遊び心を刺激する装備の数々

外観デザインはきわめて個性的だ。まず目が行くのがタテに丸目2灯のライトが配されたフロントマスク。上部の大きい方がヘッドライト、下部の小さい方はポジションライトとなっている。特にLEDを二重のリング状に配したポジションランプはとても印象的で、レジャーバイクとしての遊び心が感じられるもの。

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それと組み合わされる太めのブロックパターンタイヤやハンドルガード、フォークブーツといったオフロードテイストあふれる装備と、手裏剣のようなデザインのフロントウェーブディスク、サイバーなイメージ漂うメーターパネルが融合して、どこか近未来的なオモチャ感のある不思議なバランスのデザインとなっている。ちなみにメーターのバックライトは17色から選択可能で、全色を連続して変化させることもできる。

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装備面では、フロントポケットがないことに気を付けてほしい。その代りというわけでもないが、コンビニフックはハンドル下とシート前端部の2ヵ所に装備している。シート下のトランクスペースも決して広い部類ではないので、普段使いのユーティリティとしては少し物足りないかもしれない。しかしハンドルは普通のバイクのようなパイプハンドルとなっていて、ナビやスマホのホルダーや電源ソケットなどを装着するには便利。こちらは大きな魅力といえるだろう。

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SYM CROX125の試乗インプレッション

SYM CROX125の画像

ラフに乗りこなせる気軽さに
安定感のある走りをプラス

シートにまたがるとけっこうな腰高感がある。身長170cm、足短めの筆者だと、両足のかかとが浮いてしまうので、足着きはいいほうではない。もっとも走り出せばアイポイントが高いので、混雑する都市部でのライディングでは先がよく見通せて有利な面もある。

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タイヤの太さや車両重量もあり、スタートダッシュは速いほうではないが、クルマに急かされるほど遅くもない。125ccクラスとしては標準的なものと考えればいいだろう。逆にこのボディをよく引っ張ってくれるな、と感心する面もある。

ハンドリングはとても安定感のあるもので、路面のギャップを拾っても姿勢が乱れて慌てるようなシーンはなかった。バネ下の重量が重いため軽快感は少ないが、その分しっかりとした安定感がある、といえる。

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少し気になるのは、ミラーの幅だ。ハンドル幅よりも外側にはみ出しているため、後ろはとてもよく見えるのだが、その分クルマの脇を抜ける際などは気を付ける必要がある。もちろん車両感覚に慣れてしまえば問題のないレベルだが、混雑する都市部での走行では気を使うのも事実。

本格的なオフロード走行をこなすほどではないが、河原やキャンプ場へのアプローチなど、ちょっとした不整地ならためらうことなく入っていける。クロックス125は日々のコミューターとしてだけでなく、遊び道具としても活躍してくれそうな楽しい1台といえるだろう。

SYM CROX125の詳細写真

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個性的なデザインの縦型デュアルヘッドライト。ポジションライトにはLEDを採用、被視認性を高めている。

SYM CROX125の画像

パイプハンドルのためナビなどは取り付けやすい。メーターカバーのデザインは斬新だ。

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メーターのバックライトは17色から選択可能なほか、連続して変化させることもできる。

SYM CROX125の画像

オフロードバイクテイストあふれるナックルガードを装備。防風効果も多少期待できる。

SYM CROX125の画像

メインキーでシートオープンは可能だが、シャッター機能はない。中央にはコンビニフックを装備。

SYM CROX125の画像

左ブレーキレバーにはパーキングブレーキレバーを装備。坂道で停まる際などに便利だ。

SYM CROX125の画像

シート前端下部にもう一つのコンビニフックがある。荷物が外れにくいようゴム製のベロを装備。

SYM CROX125の画像

トランクは狭めでフルフェイスの収納は厳しく、ピン状のホルダーもないのは残念。給油はシートを開けて行う。

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タンデムステップも一体となっているフロア。フラットで乗降はしやすいが、足を前に出すスペースはない。

SYM CROX125の画像

ステッチが施され、程よく段のついたシートは硬めだが座り心地は悪くない。フロントには滑りにくい表皮を使用。

SYM CROX125の画像

フロントは190mm径のウェーブディスク。メッシュホースが採用され、強力な制動力を誇る。

SYM CROX125の画像

キックアームを装備した空冷4サイクル、キャブ仕様のエンジンは8.8PSをたたき出す。リアショックは1本タイプ。

Specifications – SYM CROX125

SYM CROX125 写真

価格(税別) =  オープン価格

ブロックパターンの幅広タイヤやナックルガードなどを装備した、オフロードテイストの原付2種スクーター。ヨーロッパでの先行販売を経て2016年に日本発売となった。同一ボディで50ccモデルもラインナップされている。

■エンジン型式=空冷4サイクル
■総排気量=124.6cc
■サイズ=全長1,895mm×全幅690mm×全高1,095mm
■燃料供給装置=キャブレター
■燃料タンク容量=5.2L
■Fタイヤサイズ=120/70-12 56J
■Rタイヤサイズ=130/70-12 56J
■Fブレーキ形式=ディスク
■Rブレーキ形式=ドラム

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