ヤマハ NMAX – 走りの楽しさと燃費、環境性能を両立 試乗インプレ・レビュー

ヤマハ NMAX
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ヤマハ NMAX – 走りの楽しさと燃費、環境性能を両立

掲載日:2016年03月02日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸"ねぎ"泰之

ヤマハ NMAXの画像
YAMAHA NMAX

走りの楽しさと燃費、環境性能を両立させた
新世代のスポーティスクーター

NMAXのコンセプトはグローバル・プレステイジ・シティコミューター。日本や欧州で人気のTMAXや欧州向けXMAXなど、「MAXシリーズ」のスタイリングや走りの良さを125ccクラスに展開したモデルだ。走りの楽しさと燃費、環境性能の両立を果たした「BLUE CORE」エンジンを国内モデルとして初搭載、ABSも標準装備するなど注目度の高いこのマシン、果たしてその実力はどんなものだろう?

ヤマハ NMAXの特徴

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ハイビーム時に3灯となる
個性的なヘッドライトは明るさ十分

まず目を引くのはその外観だ。ダイナミックな表情はMAXシリーズの象徴ともいえるブーメランをモチーフにしたデザインが醸し出すもの。ボディはタイヤのはみ出しが少なくギュッと凝縮されたスタイリングとなっており、全体に高級感が漂う。ボディサイズはライバルとなるホンダのPCXよりもほんのわずかだけ大きいが、車重は3kgほど軽くなっている。ヘッドライトはLEDを採用した2眼タイプで、ハイビーム時には中央のライトも光って3灯となる独特のものを採用。テールランプにはLEDを帯状に配し、被視認性を高める配慮をしている。

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メーターは中央に大きな液晶画面を配したマルチファンクションタイプで、速度をはじめ、燃料計、瞬間燃費計などがフルデジタルで表示される。派手さはないが、実用的でよく考えられており、白色バックライトの採用で直射日光の下でも見やすいものとなっている。

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フロントポケットは500mlペットボトルが入る容量を確保。センタートンネルを有するフレーム構造のため、コンビニフックは装備していない。シートヒンジには開けたままキープできるスプリングを装備、その下にあるラゲッジスペースは約24Lの容量で、フルフェイスヘルメットも余裕で収納することが可能だ。

ヤマハ NMAXの試乗インプレッション

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低中速の伸びの良い加速と
安心感の高い足回りで走りが楽しい

取り回しで感じるのは、意外に車体はコンパクトで、軽く押し歩けるという点だ。センタートンネルがあるものの低めでそれほど邪魔に感じないので、女性でも気軽に乗りこなせる印象だ。フットスペースの自由度は高く、足を伸ばした姿勢でも楽にライディングが可能。これは小型化したラジエターと冷却ファンをエンジン右側、ウォーターポンプを左側に配したことで実現したもの。シートのクッション性もかなりよく、大柄なライダーでも窮屈な感じは受けないだろう。このあたりも、ライバルのPCXをよく研究して造り込んだ感がうかがえる。

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国内モデルとして初搭載された「BLUE CORE」エンジンは、水冷124cc。「高効率燃焼」「高い冷却性」「ロス低減」を追求し、可変バルブ機構を搭載することで、高速域での気持ちのいい加速感と省燃費を両立。摩擦ロスを低減するオフセットシリンダーやローラーロッカーアームを採用するなど、軽量化や放熱性を高めている。

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実際に走り出すと、その俊敏な加速力には驚かされる。省燃費を意識したエンジンだから、勝手に少しマイルドな乗り味を想像していたが、アクセルをひねるとあっという間に50km/hを超え、息つく間もなく法定速度まで達するのは快感。もちろん、その後の伸びも期待できる。タイヤは専用に開発された13インチで、このクラスのスクーターにしてはワイドなサイズを履いている。コーナーでの安定性は高く、ヤマハらしい軽快なハンドリングを実現しながらも、安心して倒し込みが行える。前後のディスクブレーキにはABSを標準装備しているため、雨天時やパニックブレーキでのタイヤロックでの急激な車体挙動の不安が極めて少ないのも安心できるポイントだ。優れたねじり剛性を持つ新設計のフレームと、ダイレクトな操作感と低振動化を実現したリンク式エンジンマウントの採用もあって、かなりスポーティな走りが可能。空力もよく考えられており、ハイスピードレンジでも風の巻き込みなどは少ない印象だ。

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兄貴分であるTMAXのDNAを間違いなく受け継ぐ、走りのいい血統を持ったマシン、NMAX。通勤・通学の頼れる足としてばかりでなく、休日のちょっとしたツーリングやタンデム走行も難なくこなす実力は、まさにグローバルモデルの名に恥じないものといえる。

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ヤマハ NMAXの詳細写真

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ヘッドライトはLEDを採用し、明るさは十分。ローでは2灯、ハイでは中央のランプも光って3灯となる。

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メーター上部に時計、左に燃料計、右は瞬間燃費計を表示。中央の速度は大きく見やすい。液晶外側にはウインカーのインジケーターランプなどが並ぶ。

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美しい造形を持つリアのグラブバー。オプションのボックスを付けるにはキャリアに付け替える必要がある。

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フロントポケットは左側のみ。500mlペットボトルは入るがあまり余裕はない。シャッター付きメインキーではシートのロック解除が可能。

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給油口はセンタートンネル中央にあり、キーでキャップを外す方式だ。再度はめ込みロックする際はちょっとコツが要る。

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シートヒンジはスプリング付きで開いたままキープできる。トランク容量は24L、ヘルメットは頭頂部を下にして収納する。

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フロアは縦に長く、足を置く位置の自由度は非常に高い。かなり大柄な男性でも窮屈さはないはずだ。

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テールランプはLEDを帯状に配置し、目立つよう工夫されている。デザインはウインカーと一体のコンビネーションタイプだ。

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適度に段が付けられたシートはシッティングポジションの自由度が高い。スポンジは厚めで座り心地も良好。

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タイヤサイズは前110/70-13M/C 48P、後130/70-13M/C 57Pのチューブレス。ブレーキは前後ともディスクで、ABSを標準装備。

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ラジエーターを横に配置することでエンジン周りのコンパクト化を実現。リアのショックはツインタイプだ。

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駆動系のカバーは一部カーボン調が採用されている。サイドスタンドも標準で装備。

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SPECIFICATIONS – YAMAHA NMAX

ヤマハ NMAX 写真

価格(消費税込み) = 34万200円

人気の「MAXシリーズ」のスタイリングや走りの良さを125ccクラスに継承したNMAX。国内モデルで初めてBLUE COREエンジンを搭載した新型グローバルスクーターの実力はいかに!?

■エンジン種類=水冷4ストロークSOHC・4バルブ単気筒

■総排気量=124cc

■最高出力=9.0kW(12ps)/7,500r/min

■最大トルク=12N・m(1.2kgf・m)/7,250r/min

■始動方式=セルフ式

■点火装置形式=TCI(トランジスタ式)

■サイズ=1,955mm×740mm×1,115mm

■シート高=765mm

■軸間距離=1,350mm

■最低地上高=135mm

■車両重量=127kg

■燃料供給装置形式=フューエルインジェクション

■燃料タンク=6.6L

■乗車定員=2名

■FRタイヤ=F 110/70-13M/C 48P R 130/70-13M/C 57P

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