ホンダ エイプ100

ホンダ エイプ100 – 乗って遊べるミニバイク

掲載日:2009年10月24日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

原付2種で利便性向上
乗って遊べるミニバイク

時速30kmの速度制限が無くて二人乗りが出来るだけでなく、維持コストも安いことから最近注目を集めている原付2種カテゴリ。とは言え、ほとんどのモデルがスクーターということもあり、「乗る楽しさ」という面では若干物足りなさを感じることがあります。そんな原付2種において、注目したいのはエイプ100。信頼性が高くタフな空冷4ストロークOHC直立エンジンと、一般的なバイクと同様の5速リターン式ミッションを採用したスポーツモデルです。兄弟モデルとしてエイプ50がラインナップされていますが、エイプ100は排気量のおかげで時速30kmの速度制限や二段階右折といった面倒がないため、より純粋にライディングを楽しむことが出来るのが特徴です。基本スタイルやコンセプトをエイプ50と同じくしながら、排気量の拡大によって遊びの幅を押し広げたと言えるでしょう。また、乗って楽しむだけでなく、カスタマイズをして遊べるのもエイプ50と同様。ミニバイクレース参加車両としても人気が高いため、ドレスアップだけなくチューニングパーツが豊富なのも見逃せません。原付2種という気軽で便利なカテゴリと、エイプシリーズならではのスポーツ性能と、カスタムベースとしての魅力を兼ね備える1台として、エイプ100は注目すべき1台と言えます。

ホンダ エイプ100の画像

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ホンダ エイプ100の試乗インプレッション

エイプ100最大の面白さ、それはやはり100ccエンジンと5速ミッションによる走行性能の良さに尽きます。搭載されている空冷4ストロークOHC直立エンジンは、ものすごくパワーがある、という類のパワーユニットではありません。しかし、低回転から高回転までなめらかに回るため、適切なギアをあわせてやれば想像以上にスポーティな走りが可能。法定速度の範囲でも思い切ってアクセルを開けて行けるため、街中のライディングでストレスを感じることはまずありません。また、一度スピードに乗ってしまえばクルマの流れにあわせた巡航も余裕。毎回アクセルを思い切りあけるような乗り方をしても実燃費で30km近いため、エコにスポーツ走行を楽しめてしまうのも好印象です。今回インプレッションしたのはディスクブレーキ付きのType-Dでしたが、このブレーキも扱いやすく、ノーマルのままでも十分に走りを楽しむことができました。

ホンダ エイプ100の画像

気になる足着き性の方ですが、車体サイズがエイプ50とほぼ変わらないため、身長が低い方や女性でも不安はありません。身長174cmのテスターの場合、両足が着くどころか足を着いたら立ち上がってしまうほど。そんな低シート高でありながら、意外なほどライディングポジションにはゆとりがあるのもエイプ100の美点です。インプレッションでは茨城県~東京都を一気に走行しましたが、「窮屈で膝が痛くなる」と言うようなこともありませんでした。見た目こそコンパクトなバイクですが、乗る楽しさはサイズに見合わないビッグな面白さ。毎日の足はもちろん、スポーツ走行からツーリングまで、エイプ100ならマルチに楽しめるでしょう。

ホンダ エイプ100の詳細写真は次ページにて

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