ホンダ モンキー

ホンダ モンキー – 乗れば乗るほど夢中になる

掲載日:2009年03月26日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

40年以上の歴史を誇る
ミニバイクの王様

日本で最も有名なミニバイクといえば、何と言ってもモンキーでしょう。1967年に発売されて以来、基本的な形を変えずに生産され続け、排気ガス規制の強化により2008年に一旦生産が終了しましたが、販売期間にしてなんと40年以上という、スーパーカブシリーズに次ぐ超ロングセラーモデルです。軽量・コンパクトな車体とシンプルな構造によって幅広い人気を誇り、このバイクでミッション操作の基本を覚えたり、バイクいじりをはじめたライダーは多いはずです。特にカスタムという面でモンキーの存在は大きく、国産モデルの中でも飛び抜けた数のパーツラインナップを誇ります。

そんなモンキーが、2009年2月6日に復活します! 環境基準に対応するためフューエルインジェクションを採用したほか、燃料タンク、シート、サイドカバーを30年ぶりに一新。1月19日の発表以来、多くのライダーが熱い視線を送っています。今回、編集部では発売直前のモンキーを徹底インプレッション! 新しいモンキーの実力を、一足速く皆様にお届けします!

ホンダ モンキーの特徴

ホンダ モンキーの画像

乗れば乗るほど夢中になる
ミニサイズの痛快スポーツ

モンキー最大の魅力は、公道走行できる国産バイクの中で最小であるにもかかわらず、立派にスポーツバイクとしてのテイストが味わえるところです。小さくてもバイクとしての面白さがあるからこそ、多くのライダーに愛されてきたのでしょう。小排気量ながらよく回るエンジンをミッションで操るのは、他のバイクにはないモンキーの楽しさと言えるます。ただ、排気ガス規制に対応するためのモデルチェンジでは、車種によってエンジンのテイストが薄口になるものがあり、モンキーももしや…と思っていましたが、実際に乗ってみるとこれが全くの杞憂でした。

軽く踏み下ろすだけで始動するフューエルインジェクション採用のエンジンは、アイドリングこそ大人しいですが、手のひらに伝わってくる感覚は以前のモンキーと変わらぬもの。ミッションを入れて走り出すと、以前より軽快かつパワフルな走りを見せてくれます。実際、今回のモデルチェンジで馬力、トルクともに向上しており、加速の伸びも明らかに新モデルに軍配があがります。4速リターン式ミッションのシフト感は節度あるもので、左足の動きにあわせてすばやいシフトチェンジが可能。レスポンスの良いスロットルとあわせて、モンキーのパワーを引き出してくれます。そして、何より驚いたのは足回りとフレームの進化。ライダーが荷重をかけても腰砕けになることがなく、コーナーリング中の安定感も十分です。力のあるエンジンと剛性感のある車体は、小ささを感じさせないほどスポーティな走りを満喫できました。

今回の試乗では、2月6日発売のベーシックモデルに先駆けて登場する限定車「モンキー・リミテッド」をインプレッションしています。走りの良さだけでなく、限定モデルならではの質感にも注目したいところ。おしゃれなチェック柄のシートに、鮮やかなレッドとシルバーの外装、高級感のあるクロームメッキフェンダーなどの他に、専用のモンキーロゴ入りキーが付属。一日でも早くモンキーを体験したいなら、リミテッドを選ぶのが最短距離。こちらは1月30日からの発売です。走り、スタイルともに従来モデルを超える仕上がりとなった新生モンキーは、所有欲を十分に満たしてくれる1台ではないでしょうか。

ホンダ モンキーの詳細写真は次ページにて

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