ヤマハ アクシス トリート

掲載日:2011年07月20日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ アクシス トリートの画像
YAMAHA AXIS Treet

街中ジャストサイズ
125ccスタンダードスクーター

原付二種スクーターはダイレクト通勤用としての需要があります。そのなかでも特に、駐車スペースが限られる都市部でのニーズに応えて登場したのが、街中ジャストサイズの125ccスタンダードスクーター、アクシス トリートです。

アクシス トリートの車体デザインはシンプルで、通勤や市街地走行に適したコンパクトなサイズです。シート高は735mmと足つき性も良好です。パワーユニットは環境性能と経済性、そして始動性にも優れたインジェクション採用の4ストローク2バルブエンジンです。最高出力は6.0kWで、低速域から高速域まで軽快な吹け上がりと滑らかな加速性能を実現します。舗装平坦路での燃費は46km/L(60km/h走行時)、燃料タンクの容量は5.6Lです。

フロントサスペンションは、優れた操縦安定性を実現するテレスコピック式のフォークを採用。またフロントブレーキにはディスクタイプを装備し、街をしなやかに駆け抜ける高い運動性能を実現しています。ヘッドライトは視認性に配慮した40Wのハロゲンランプを採用。メーターパネルには、ガソリンの残量をひと目で確認できるフューエルゲージも用意。メインキーの鍵穴には、イタズラや盗難を抑止するキーシャッターを装備しています。

そのほかのユーティリティも充実しています。収納面を見れば、A4ファイルも納まるヘルメットボックスをシート下に用意、レッグスペースのフロント側には、500mlペットボトル2本が納まるインナーポケットのほか、買い物に便利なコンビニフックも装備。車体後部には、サイドグリップ付きのリアキャリアを標準で装着していますので、ヘルメットボックスに収納しにくい荷物でも積載することができます。そのほかフロントバスケットもオプションで用意しています。なお、このアクシス トリートは、ヤマハモーター台湾で製造しています。

ヤマハ アクシス トリートのここがポイント!
  • ● 通勤に便利なコンパクトボディ
  • ● 環境性能などに優れた4ストロークエンジン
  • ● A4ファイルも収納できるヘルメットボックス

バリエーションモデル「ヤマハ アクシス トリート快適セレクション」

ヤマハ アクシス トリート快適セレクションの画像

アクシス トリートに快適装備をプラス

この快適セレクションは、アクシス トリートに3つのアイテムを装備し、使いやすさや快適性を一層高めたディーラーオプション仕様車です。装着パーツはまず、容量30Lのワンタッチ脱着式リヤボックス。2つ目は、ハンドル周りの風防効果に優れるスモークナックルバイザー。そして3つ目が、戻し忘れを防止のエンジン停止スイッチも付くサイドスタンドセットです。これらのパーツはいずれもワイズギアの製品で、1年間の保証付きです。車両価格は、ベーシックモデルよりわずか1万5750円高いだけの23万6250円(消費税込み)と、お買い得感の強い設定となっています。発売は2011年3月10日。

ヤマハ アクシス トリート快適セレクションのここがポイント!
  • ● 容量30Lの脱着可能な樹脂製リヤボックス
  • ● ハンドル周りの風防に効果的なナックルバイザー
  • ● 戻し忘れ防止機構付きのサイドスタンドセット

ヤマハ アクシス トリートのライバルはこれだ!

  • スズキ
    アドレスV125

    軽量コンパクトな車体に、インジェクション採用のパワフルな4ストロークエンジンを搭載する125ccのスクーター。最高出力は7.3kW、定地燃費は52km/L(60km/h走行時)。

  • ホンダ
    PCX

    先進的なデザインの125ccスクーター。前後14インチの大径ホイールや1305mmの長いホイールベース、低重心の設計も特徴。最高出力は8.5kW、燃費は53km/L(60km/h定地テスト値)。

  • ヤマハ
    シグナスX

    シャープなデザインの車体に、軽快な吹け上がのエンジン、高性能サスペンションなどを組み合わせた125ccスクーター。シート下には大容量のヘルメットボックスが備わる。

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