ホンダ スーパーカブ 110

掲載日:2012年03月21日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

上記「掲載日」はバリエーションモデル追加日です。本バイク購入ガイドは2011年2月28日に掲載されたものです。

ホンダ スーパーカブ 110の画像
HONDA SUPER CUB 110

ベストセラーのビジネスバイク
スーパーカブの110cc版

実用性と経済性に優れるホンダのスーパーカブシリーズは、ビジネスバイクの代名詞と言えるほどおなじみのベストセラーバイクです。初代のスーパーカブが登場したのは1958年、そして現在ではインジェクションを採用した新たなスーパーカブへとバトンタッチをして、その歴史は続いています。このスーパーカブ110は、スーパーカブ90の後継モデルとして登場したモデルです。エンジンは低フリクション技術を用いた高効率な4ストローク単気筒が用いられ、燃料供給には電子制御のインジェクションが使われています。環境性能と力強い出力特性、63.5km/Lという低燃費(60km/hでの定地走行テスト値)で経済性の面でも優れた性能を発揮します。ちなみにエンジンの始動は便利なセルフ式で、しかもキックスタートも併設されていますので、いざという時でも安心です。

クラッチシステムには発進と変速にそれぞれ独立したクラッチ機構を備え、変速時のショックが低減されています。ミッションには4段リターン式を採用することで巡航時の快適性向上も図られています。フレームは丸パイプを使ったバックボーンタイプで、重量の増加を避けながらも剛性アップが果たされています。フロントサスペンションには、路面の追従性に優れたテレスコピックタイプが採用され、取り回しの良い車体サイズとあいまって軽快な走行安定性を実現しています。

車体デザインは昔ながらのスーパーカブスタイルを踏襲していますが、滑らかな曲面で構成することで現代のスーパーカブにふさわしい端正な仕上がりとなっています。ヘッドライトはマルチリフレクターを用い、メッキのキャリアと新デザインのテールランプが採用されるなど、各部の外観が変わっています。またレッグシールドは形状の見直しにより走行中に起こる靴のつま先への泥はねを低減し、同時に見た目にも軽快なデザインに仕上げられました。

そのほか、メインスイッチとハンドルロックは一体化され使い勝手が向上し、盗難抑止の策として直結防止回路が採用されています。

ホンダ スーパーカブ 110のここがポイント!
  • ● 伝統のスーパーカブスタイル
  • ● 110ccの力強いエンジン
  • ● 63.5km/Lの低燃費(60km/hでの定地走行テスト値)

ホンダ スーパーカブ 110 バリエーションモデル

スーパーカブ110プロの画像

スーパーカブ110プロ

積載性に優れたビジネス向けのバイク

スーパーカブ110プロは、新聞配達や宅配業務で求められる車体サイズや積載性、経済性を兼ね備えたビジネス向けのバイクです。スーパーカブ110の車体をベースに前後輪には取り回しに優れた小径の14インチタイヤを採用、フロントサスペンションは専用設計のテレスコピックタイプに、リアサスペンションは14mmストロークを伸ばした仕様とすることで、荷物積載時の走行安定性を高めています。さらに荷物の積載に便利な専用の大型フロントバスケットと、大型のリアキャリアを標準装備していますので、配達業務はもとよりショッピングやレジャーにも適したバイクとなっています。

  • ● 取り回しに優れた小径14インチのタイヤ
  • ● 専用設計のフロントサスとストロークを伸ばしたリヤサス
  • ● 標準装備の大型フロントバスケットと大型リアキャリア

2012年モデルの画像

2012年モデル

フルモデルチェンジでデザインを一新

フルモデルチェンジで新デザインとなったスーパーカブ110が、2012年3月16日に発売となりました。フレームは前モデルと同じバックボーンタイプとしながらも、剛性の見直しやホイールベースの20mm延長で積載走行時の安定性を向上。低中回転域を重視したエンジン特性と最適化された減速比で、積載時や登坂時でも取り回しやすくしています。外観デザインはスーパーカブらしさを残しながら、角型のマルチリフレクターヘッドライトや水平基調のテールランプを組み合わせ存在感と力強さを表現。また中国生産とすることで、メーカー希望小売価格は従来より2万1000円安い、22万8900円(消費税込)となりました。

  • ● 丸みのある四角がテーマのデザイン
  • ● 積載時の安定性を増した車体設計
  • ● 前モデルより安くなった車体価格

ホンダ スーパーカブ 110のライバルはこれだ!

  • スズキ
    バーディ90

    メッキシリンダーを用いた90ccのエンジンを搭載。フロントフォークはテレスコピックタイプで、積載時でも優れた操縦安定感を確保。リヤシートは脱着式。現在はすでに生産終了。

  • ヤマハ
    タウンメイト T90D

    90ccの4サイクルエンジンをバックボーンタイプのプレスフレームに搭載するベーシックなビジネスバイク。実用性や経済性、さらには快適な乗り心地も実現。生産終了モデル。

  • ヤマハ
    ギヤ

    スクーター感覚で扱えるオートマチックのビジネスバイク。積載性に優れるロー&ワイドなリヤデッキを装備。乗り降りしやすいシートや取り回しの良さも特徴。エンジンは50cc。

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