スズキ アドレス110

掲載日:2015年02月19日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ アドレス110の画像
SUZUKI Address 110

街なかでの使い勝手の良さを追求
インドネシア生産の原付二種スクーター

アドレス110は、燃費性能と走行性能を両立したスクーターです。2014年9月にドイツで開催された二輪車の国際見本市、インターモトで「Address」として発表され、日本では2015年3月からの発売です。同車はスズキの小型スクーターのグローバルモデルと位置づけられ、生産はインドネシアのスズキインドモービルモーター社が行い、インドネシア国内で販売されるほか、日本やASEAN諸国、欧州、オセアニア向けにも輸出されます。

車体は装備重量97kgと軽く、押し歩きや駐車時の取り回しも良好です。ホイールはアルミの鋳造製で、そのデザインはスポーティなスポークタイプ。ホイールサイズはスクーターとしては大きめの14インチを採用し、走行時の直進安定性を確保しました。パワーユニットには、燃焼効率の向上とフリクションロスの低減によってパワーを落とすことなく低燃費を実現する、SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを搭載。60km/h定地燃費は53km/L、WMTCモード値では51.2km/L。最高出力は6.7kWとパワフルで、特に低中速域で優れた加速性能を発揮します。

ユーティリティ装備を見ていきますと、シート下には大容量のトランクスペース、フロントの左には600ml、右には500mlのペットボトルが入るインナーラック、そしてフロント中央にはコンビニフックが用意されています。また車体後端にはデザイン性と実用性を兼ね備えたアルミ製リアキャリアがあります。このリアキャリアはさらにタンデムグリップも兼ねるほか、テールボックスなどの取り付けにも対応。シートは2人乗りでも余裕のあるロングサイズで、表面には滑りにくい素材を採用しています。

そのほか、いたずらや盗難を抑止するシャッター付き鍵穴、不正なエンジン始動を抑止する直結始動抑止回路、駐車時に便利なサイドスタンドとリアブレーキロックシステムも標準装備とするなど、日常の使い勝手を考慮した作り込みが行われています。車体のカラーリングは、ブリリアントホワイト、アイスシルバーメタリック、タイタンブラックの3色を用意。車両のメーカー希望小売価格は消費税8%込みで20万5,200円です。

スズキ アドレス110のここがポイント!
  • ● 燃費と出力性能を両立したSEPエンジン
  • ● 街なかでの使い勝手を追求した軽量な車体
  • ● 安定性と乗り心地に貢献する14インチホイール

スズキ アドレス110のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    ディオ110

    空冷110ccエンジン搭載のスタイリッシュなスクーター。14インチホイールの採用で走行安定性と乗り心地を確保、前後連動ブレーキも採用。税8%込みで20万5,200円。中国製。

  • ヤマハ
    アクシス トリート

    市街地走行や通勤にジャストサイズのシンプルボディと、快適性、手頃な価格などが魅力の125ccスクーター。エンジンは空冷の4ストローク、価格は税8%込みで22万6,800円。

  • スズキ
    アドレスV125

    軽量コンパクトな車体に最高出力7.3kWの空冷エンジンを搭載した125ccのスクーター。リアキャリアやフロントインナーラック、コンビニフックも装備。税8%込みで24万3000円。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索