NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ
取材協力/エヌアールマジック  取材・文/淺倉恵介  写真/木村圭吾  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2017年8月31日

マフラーをはじめとして、数々の高性能チューニングパーツを世に送り出している、ミニバイクカスタム界の雄NRマジック。思いもかけぬアイデアと、他に並ぶものがない独自性が魅力のNRマジックが、またもや驚愕のアイテムを発表した。それこそがオリジナルのフォークオイルとエンジンオイル。そして、驚くべきことにエナジードリンクだ。NRマジックは、畑違いと思われるエナジードリンクをなぜ作り出したのか? また、注目のマフラーのワンオフ製作サービスも紹介。

FEATURE

NRマジックの新アイテムは
驚きのオイルとエナジードリンク

「なんで作ったかというと、既存の製品に満足できなかったからです。まあ、自分が欲しいものを作ったということですね」

そう言って笑うのは、NRマジック代表の中里芳郎さん。中里さんは、徹底した実践主義者。同社のパーツは自らテストライダーを務め、性能に納得がいくものだけを製品化している。また、エンジニアとしても度を越した研究熱心ぶりが他とは違う。そんな中里さんが作ったフォークオイルとエンジンオイル、実に興味深いではないか。まずは、その開発ストーリーを聞いてみた。

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

世の中には星の数ほどのオイルブランドが存在する。そしてオイルメーカーは大きく二つに分けることができる。ひとつはオイルの生産を行うメーカー。これは巨大プラントを所有し、原油や様々な材料からオイルを精製する。そして、もうひとつがオイルブレンダーだ。ブレンダーは、オイル生産メーカーからベースオイルを仕入れ、ベースオイル自体の配合を変えたり、添加剤を加えたりして独自スペックのオイルを生産するというものだ。

今までもパーツメーカーやカスタムショップがオリジナルのオイルを販売した例はある。そのほとんどはオイルブレンダーに望むスペックを伝え、生産を依頼したものだ。だが、NRマジックの場合、そのオイルブレンドを自社で行っている。完全にオイルメーカーとして確立してしまっているのである。

「最初は、オイルブレンダーに依頼したんですよ。でも、納得いくものができてこない。なら、自分でやった方がいいかな?と」

オイルのブレンドは簡単なものではない、高度な専門知識が必要だ。だからこそオイルブレンダーという仕事がある。だが、中里さんの探究心は並ではない。オイルについて勉強を重ね、ついにはその技術と知識を習得してしまったという。

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

ならば、NRマジック製オイルの実力を体感してみよう。走り出す前にフロントフォークを押しただけで、その違いはわかる。スムーズながら手応えのある動き。ただ固いだけのフォークオイルではないようだ。

コーナーの大きさを見誤り、オーバースピードで突っ込んでしまった時のことだ。慌ててブレーキを強くかけたので、フロントフォークがフルボトムして大きなショックを受けることを覚悟した。だが、そのショックがやってこない。フロントフォークはしっかりと奥で踏ん張りフルボトムを許さない。さらに、ダンピングの効いた伸び方をみせ、車体姿勢をスムーズに戻してくれた。

「そうなんです。フォークオイルを作ろうと思ったきっかけは、フロントフォークの動きをなんとかしたかったから。固いだけのオイルだと、フォークが動かなくなって乗りにくい。高性能なフォークに交換すれば解消しますけど、レースによってはレギュレーションで許されない。フォークの内部を改造することも不可なレースもあります。フォークオイル交換はできるのですが、気に入った特性のオイルがない。なら作るしかない。まあ、自分がレースでラクに勝てるようにしたかったんです(笑)。エンジンオイルも一緒です。自分が負けないためのオイル(笑)」

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

至極個人的な理由から生み出されたNRマジックのオイル達。だが、そのおかげで我々ユーザーも高性能を味わうことができるのだ。これに乗らない手はないだろう。NRマジックの製品は、開発者の中里さんが納得いくもの、いや自分が欲しいと思うものを作り出し製品化したものばかりだ。ならば、パフォーマンスとクオリティに隙があるわけがない。何しろ、自分のためのアイテムなのだから、手抜きがあるわけはないのだ。

PRODUCTS

納得いくものしか製品化しない
こだわりぬいたアイテム揃い

NRマジックの製品は、完璧を目指す中里さんのポリシーが貫かれている。エンジンオイルの開発には3年、フォークオイルとエナジードリンクの開発も同等の年月が費やされている。開発の全てを自社で行うことは本意ではないという。外部に依頼して良いものが出来るのなら、それにこしたことはないと語る。コスト面でも有利になる。それでも自ら開発を行うのは、性能と品質に妥協を許さないからなのだ。

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

ENERGY GPフォークオイルは3タイプ用意されているが、試乗車に使われていたのはスーパーハード。そう聞くとレース専用スペックかと思われがちだが、これが街乗りでも良いという。落ち着きのある乗り味は、ミニバイクに乗り慣れないライダーにもお勧め。ダンパーロッド式フロントフォーク専用、ミディアム/ハード:500ml 2,500円(税抜) スーパーハード:500ml 2,600円(税抜)

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

開発に3年を費やしたという、ENERGY GP 4STROKEオイルはレースで性能を実証済み。4時間耐久レースに使用し、以前は2時間ほどでパワーダウンを感じていたものが、4時間を走りきっても性能ダウンは起きなかったという。20W-50/5W-45/5W-20の3タイプで、1L 5,400円(税抜)/4L 18,000円(税抜)

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

やはり“自分が欲しかった”から開発されたというエナジードリンクのアミノエナジー。生産は一流製薬会社に依頼しているが、配合を決めたのは中里さん。「自分が飲むためのものですから、身体に悪いものは入れるわけがありません(笑)」アミノ酸1,200mgに、ビタミンB2、B6、B12、高麗人参、ビルベリー、カフェインなどを配合。購入はNRマジックの通販(フリーダイヤル0120-320-019)、アミノエナジー通販ヤフー店、アマゾン、全国の南海部品で。1箱10本入り 2,800円(税抜)

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

NRマジックでは、この度完全フルオーダーのマフラー製作サービス、スペシャルオーダーマフラーを開始。市販マフラーが存在しない特殊な車両や、世界で1本の自分だけのマフラーが欲しいという要望に対応。車両持ち込みで製作。排気量50ccより上のエンジンが対象となる。レース用とストリート用が選択でき、ストリート用はJMCAも取得する。価格は仕様によって異なるので見積もりが必要。単気筒エンジンで15万円(税抜)~

NRマジックのフォーク&エンジンオイルで驚きの走りへ

この車両はGP125マシンの車体に、125ccモトクロッサーのエンジンを搭載したもの。ワンオフ製作された車両のため、専用のマフラーは存在しない。こうした車両にも対応可能なのがスペシャルオーダーマフラーだ。仕様も自由、このマフラーのエキゾーストパイプは、なんと手巻きパイプのフルテーパーパイプだ。

BRAND INFORMATION

住所/奈良県御所市幸町197
TEL/0745-62-1680
FAX/0745-64-2255

創業30年を数える、老舗のミニバイクパーツメーカー。2ストローク用チャンバーから、4ストローク用マフラーまで幅広いラインナップを誇る。ミニバイクレースの世界では、広く知られている強豪。グロムが発売された当初より、レースマシンに使用。実戦で鍛え上げられたパフォーマンスは本物。原材料から製品化まで”made in japan”にこだわりながら、リーズナブルな価格も魅力。

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