取材協力/大阪単車用品工業株式会社  取材・文/淺倉恵介  写真/木村圭吾  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2016年12月21日

誰もが気軽に気負わずに楽しめる、新しい“4ミニ”バイクとして人気爆発中のGROMとZ125PRO。そんな今時の4ミニバイクは、カスタムもライトにさりげなく楽しみたいもの。そう考えるユーザーにピッタリのハリケーンのパーツをインプレッション。ボルトオン装着でルックスもパフォーマンスも劇的変化!GROMとZ125PROユーザーなら見逃せない。

IMPRESSION

ハリケーンのスペシャルパーツで
GROMとZ125PROを味わいつくそう!

まず試したのは、先日モデルチェンジを果たしたGROM。ハリケーンのパーツでどれほど魅力が増すかと期待を込めて跨った。最初に感じるのはポジションの良さだ。ハンドルがノーマル比で40mm下げられ、前方に50mm移動している。数字だけ見ればかなりの移動量。どんなに戦闘的なポジションかと考えてしまうが、それは勘違い。これがなんともしっくりと来る、絶妙な位置なのだ。

ミニバイクというと、上半身が変に起きた“サーカスの熊”的姿勢をとらされることが多い。ノーマルのグロムもそうしたポジションだ。だが、バイクを積極的に操るには、やや前傾した姿勢をとることが必要。ハリケーンのハンドルに交換するだけで、そうした楽しくライディングできるポジションを構築できる。聞けば、スイッチ穴が加工済みでブレーキホースやケーブル類はノーマルがそのまま使用できるとのこと。ハンドルを交換すると、併せて周辺パーツも変えなければいけないことは多い。ハリケーンの専用ハンドルなら、そうしたコストを抑えながら、ボルトオンでポジションを大きく変えられるのだからありがたい。

マフラーの排気音はかなりジェントル。なにしろアイドリング時はノーマル並かそれよりも静かなので驚いた。けれど、エンジンを高回転まで引っ張ってやると、太く迫力ある排気音を響かせてくれる。これぞ、マフラー交換をする醍醐味といった感じだ。もちろん、音量は常識的な範囲に抑えられており、法令に適合した政府認証マフラーなのだから安心だ。パワー特性はウルトラフラットで、どの回転域から開けてもレスポンスしてくれる。全域でパワーアップしているが、真価を発揮するパワーバンドは5千回転から上。高回転を使って走ると、なんともエキサイティング。高級感のあるルックスもグッドだ。

ハリケーン製専用パーツをフル装備した、GROMとZ125PRO。2車ともに外観上のポイントは、大型のスクリーンとマフラーだが、ポジションパーツやユーティリティパーツの存在も見逃せない。

見逃せないのがタンデムグリップのユーティリティの高さ。マシンを取り回す時がラクなのだ。コンパクトなグロムだから、ノーマルでも取り回しに苦労したことはない。だが、タンデムグリップがあるおかげで、格段に取り回し性が向上するのだ。左手をハンドル、右手をタンデムグリップに添えることで、自由自在にバイクを動かせる。狭い駐輪場などにバイクを停める時などに違いが大きい。通勤や通学に使用されることの多い車種だけに、ポイントは高い。

そしてZ125PRO。パッケージとしての完成度は、二世代目となり熟成が進んだGROMに軍配が上がるのだろうが、Z125PROにはパンチのあるエンジンパワーという大きな魅力がある。エッジの効いたフォルムといい、やんちゃなキャラクターはなんともカワサキらしさを感じるところだ。そんなZ125PROの魅力を、さらに強調してくれるのが、ハリケーンのマフラーなのだ。

全体的にトルクが太っていて、3千回転も回っていれば十分以上に走る。そこからスロットルを開けていくと、しっかりと加速するのだが、これは125ccという小さな排気量を考えれば実に難しいことなのだ。街中でのストップ&ゴーでは、大きな差が出る部分だ。乗りやすさが違う。だが、このマフラーの本当の価値はそこではない。実力を見せつけるのは、高回転のパワーバンドにブチ込んだ時だ。5千回転あたりからパワーが盛り上がりはじめ、回転数が上がるごとにどんどんパワーが上乗せされていく。ピークは9千回転付近だろう、それより上の領域は回転上昇の勢いこそ落ちるが、しっかりとレブリミットまで吹け上がってくれる。Z125PROの力強い走りを、さらに上の段階に引き上げてくれる。これは楽しい。

マフラー交換によるパワーフィーリングの変化は、GROMとZ125PROそれぞれの個性が強調され、実に楽しいものだった。

フォワードコンドルハンドルと、バックステップキットが構築するポジションは、直立したノーマルに比べてスポーティ。だが、窮屈さを感じるレベルではなく、ちょうど”スポーツライディングしたくなる”ポジションなのだ。コンドルタイプ独特の形状も面白い。ハンドル周りはバイクに乗っている間は常に視界に入る部分なので、カスタムしている実感を得られるのは嬉しい。そして、やはりスイッチ穴が加工済みのボルトオンでブレーキホースとケーブル類はノーマルが使用可能なところも嬉しい。

また、注目したいのがリアキャリア。ノーマルでは荷物を積むスペースがほとんどない、Z125PROのユーティリティを大きく引き上げている。そのスペックが凄い。全体を支持するステーをタンデムステップステーから支持することで、5kgという耐荷重を実現している。この数値は、大型バイク用のキャリアにも引けを取らないもの。トップケースの装着も可能だろう。実際に装着状態を目にしてみても、安心感と信頼感が持てる強固な作りだ。日常使用はもちろん、積載性が重要なロングツーリングなど、Z125PROの楽しみ方を大きく拡げてくれるパーツだ。

GROMとZ125PROの2台が、ハリケーンのパーツを装着するだけで、これほどまでに違った表情を見せるのかと驚かされた。マフラーなどのパフォーマンスパーツは勿論だが、感心させられたのがリアキャリアやスクリーンといったユーティリティの面で効果が高いパーツ達だ。使い勝手はもちろん、強度確保やデザインも実によく考えられている。ユーザーが”こんなパーツがあったらいいのに”と考えるパーツが、そのまま具現化しているようだ。ハリケーンのパーツには、こうしたユーザー本位の考え方が込められていることが感じられる。ボルトオン装着の徹底などは、その表れだろう。ライトユーザーからカスタムフリークまで、全ての4ミニファンに薦めたいハリケーンのパーツ達なのだ。

ポジション変更の効果も絶大。どちらも、積極的にマシンを操りたくなる、やる気を起こさせるポジション。操作性も確実に向上した。

PICKUP PRODUCTS

ユニバーサルデザインの採用により
大きく広がるカスタマイズの自由度

ハリケーンのGROMとZ125PRO用のパーツは、優れたパフォーマンスやルックスの良さだけでなく、組み合わせの自由度の高さにも特徴がある。ユニバーサルデザインを意識して設計されているため、ハリケーン製パーツ同士であればもちろんのこと、純正パーツと組み合わせての装着も可能。これは、誰もが気軽にパーツ交換を行えるようにと考えられて、設計されているからこそのフレキシビリティであり、またユーザーが好きなパーツを自由に選んでカスタムを楽しめるように配慮してのこと。ユーザー本位の徹底が、ハリケーンのポリシーなのだ。

※価格はすべて税別

01■GROM SS-1 フルエキゾーストマフラー 5万5000円/全域でパワー&トルク向上。陽極酸化処理が施されたチタン製サイレンサーに、耐久性に優れるステンレス製エキゾーストパイプを組み合わせる。重量はノーマルより2.49kg軽い2.31kg。音量 近接排気:85db/加速騒音:76db、政府認証マフラー。

02■GROM スクリーン 1万8500円/防風性を高めるスクリーン。ブラックスモークタイプ、アルミ製取り付けステー付属。

03■GROM フォワードコンチ2型専用ハンドル(スイッチ穴加工済) クロームメッキ 4600円・ブラック:5000円/ハンドル位置がノーマル比で40mmダウン&50mm前方へ移動し、スポーティなポジションを実現。ハンドルアップスペーサー(25mmアップ)6500円と、セットバックスペーサー(20mmバック&25mmアップ)8000円もラインナップ。

04■GROM ステップバー TYPE2 8000円/アルミ合金削り出し製、バンク角を増大させるショートタイプ。取り付け穴の中心から先端までの長さは92mm。ノーマルのステップバーと交換して装着、付属の強化リターンスプリングを使用することで、操作時に起きるステップバーの無駄な動きを抑制する。シルバー/ブラックアルマイトが選択可能。底部が斜めカットされたTYPE1もあり。

05■フィッシングロッドホルダー TYPE4 5600円/バイクでの釣行に便利なロッドホルダー。ロッドのグリップの太さφ30mmまで対応。ステンレス製。

06■GROM フェンダーレスキット 8400円/テールビューをスタイリッシュに。ベースプレートは軽量なアルミ製、高輝度LEDライセンスランプと専用接続ハーネス付き。M6アクセントワッシャ(700円)とリフレクターW122(2100円)は別売り。また、ウインカーは[写真09]のダガーウインカーkitで、こちらも別売りとなる。

07■GROM タンデムグリップ 6600円/タンデム時パッセンジャーの姿勢保持にも、取り回し時のグリップとしても便利。パイプ径φ19.1mm、スチール製ブラック二重塗装仕上げ。

08■GROM リアキャリア 1万400円/GROMの積載性を大幅アップ。メインパイプは径φ19.1mmのスチール製で、強固なブラック二重塗装仕上げ。荷台の高さはシートと同じで使いやすい。許容積載量3.5kg。

09■GROM LEDダガーウインカーkit メッキボディ 1万7400円・ブラックボディ 1万6800円/ボディはアルミ製、前後セット。ICリレー、ステー、専用ハーネス付属のボルトオンキット。フェンダーレスの場合、ウインカー取り付け延長ボルト2600円が別途必要。レンズはスモークとクリアーがある。

10■Vブレードミラー 2900円/ボディにV字のアクセントが彫り込まれる。凸面鏡使用、ショートステー、左右セット。

11■アルミサイドキャップ φ34 ビレット 2000円/付属する2種類のラバーを付け替えることで、内径φ14mm~15mm/φ18mm~19mmのハンドルに適合。カラーはクロームメッキ・シルバー・ゴールド・ブルー・レッドの5タイプ。

12■Z125PRO SS-1 フルエキゾーストマフラー 5万5000円/全域でパワー&トルク向上。陽極酸化処理が施されたチタン製サイレンサーに、耐久性に優れるステンレス製エキゾーストパイプを組み合わせる。重量はノーマルより1.77kg軽い2.19kg。 音量 近接排気:83db/加速騒音:77db、政府認証マフラー。

13■Z125PRO スクリーン 1万8500円/防風性を高めるスクリーン。ブラックスモークタイプ、アルミ製取り付けステー付属。

14■Z125PRO フォワードコンドル専用ハンドル(スイッチ穴加工済み) クロームメッキ 6400円・ブラック 6800円/ハンドル位置がノーマル比で70mmダウン & 70mm前方へ移動し、スポーティなポジションを実現。ハンドルアップスペーサー(25mmアップ)6500円もラインナップ。

15■Z125PRO バックステップkit 1万8500円(画像は右サイド)/ステップ位置、95mmバック/14mmアップ。ベースプレートはノーマルと同じ8mm厚のスチール材を使用し強度を確保。ステップバー、チェンジペダル等は純正品を使用。

16■Z125PRO バックステップkit 1万8500円(画像は左サイド)/チェンジペダルのリンクロッドには、ロッドエンドベアリングを採用し、ペダルの高さを微調整可能。

17■Z125PRO リアキャリア 1万2500円/積載性を大幅アップ。メインパイプは径φ19.1mmのスチール製で、強固なブラック二重塗装仕上げ。荷台部分がシートと高さを合わせているので使いやすい。許容積載量5.0kg。

18■Z125PRO フェンダーレスキット 7600円/エッジの利いたZ125PROのテール周りを、よりシャープに演出。ベースプレートは軽量なアルミ製、高輝度LEDライセンスランプと専用接続ハーネス付き。M6アクセントワッシャ(700円)とリフレクターW122は(2100円)は別売り。

19■タートルミラー 2000円/軽量でデザイン製に優れる樹脂製ボディを、強度に優れるスチール製ステーでマウント。

20■アルミサイドキャップ φ34 ビレット 2000円/付属する2種類のラバーを付け替えることで、内径φ14mm~15mm/φ18mm~19mmのハンドルに適合。カラーはクロームメッキ・シルバー・ゴールド・ブルー・レッドの5タイプ。

BRAND INFORMATION

HURRICANE(ハリケーン)
大阪単車用品工業株式会社
住所/大阪府東大阪市高井田本通3-3-6
電話/06-6781-8381(代)
営業時間/8:00-17:00
定休日/日曜、祭日、第2・4土曜日
創業60年を越える老舗中の老舗。創業当初は補修用マフラーやキャリアなどのバイク用実用品を輸出メインで製造していた。1975年にハリケーンブランドを立ち上げ、カスタムパーツ生産へとシフトし、ハンドルバーや2stマシン用チャンバーに続いて、セパレートハンドルでも絶大な支持を得る。膨大なパーツラインナップを誇り、原付スクーターからビッグバイクまで、あらゆる車種をカバーする商品展開は驚き。痒いところに手が届く品揃えはカスタムフリークにはたまらない。

LINEで見る&読むBikeBros.最新モデル紹介から、バイクイベントやツーリングでのお役立ち情報
さらに、通販サイトのお得なキャンペーンまで配信中です。