写真／磯部孝夫　　文／バイクブロスマガジンズ編集部　　取材協力／ヤマハ発動機販売　　掲載日／2009年8月21日（金）

アクシストリートがある“丁度いい”生活

掲載日：2009年08月21日特集記事

原付以上、バイク未満手頃で便利な移動手段

ここ最近日本国内で人気を集めている乗り物、それは原付2種のスクーター。エコで便利なライフスタイルが求められる現代において、クルマよりも気軽で自転車よりも快適な移動手段として注目を集めています。その中でも排気量制限に近い125ccクラスのスクーターは、街中でクルマとの並走を余裕でこなしながら、原付スクーターとしての扱い易さを持つのが特徴です。面倒な2段階右折も必要なく、必要に応じて二人乗りをすることも可能。一般的な125ccエンジンはエコカーなどに比べても燃費が良く、さらに、税金や保険も安価なため、維持にコストがかからないのも嬉しいポイントです。原付スクーター並みの気軽さで、街中ではクルマとは比較にならない程の機動力を発揮する、それこそが125ccスクーター最大の魅力なのです。

通勤や普段の足として便利に使える125ccスクーターに注目が集まっています。

扱いやすい車格とパワー便利に使えてリーズナブル

今回新たに発売された「アクシストリート」は、フューエルインジェクションを採用した空冷4ストロークエンジンを搭載する、125ccスクーターです。メインに据えられた設計コンセプトは、ずばり「通勤快速コンパクト125」。混雑する街中を快適に走りぬけるために生まれたバイクです。ボディサイズは125ccスクーターに求められる適度な大きさにまとまれており、クラス一の足着き性を実現。街中にマッチするシンプルなデザインの車体に搭載されたエンジンは、扱いやすい適度なパワーと低燃費を両立しており、ストレスの無い走行性能を実現しています。もちろん、収納をはじめとしたユーティリティ性も充実しており、A4サイズのファイルも収納可能なシート下スペースやコンビニフック、フロントポケットを標準装備。また、リアにはハンドルスタンディング付きのキャリアを標準で備えており、ビジネスや買い物などに活躍してくれます。これだけの要素を持ちながら、2009年8月時点では日本で最もリーズナブルな125ccスクーターということも見逃せません。無駄を省いた充実仕様のアクシストリートは、毎日の移動手段として、丁度よい1台と言えるのではないでしょうか。

通勤やビジネスシーンでも使える便利さを持つアクシストリート。高い経済性にも注目です。

アクシストリートの“丁度よい”をチェック

快適ベストバランスサイズ

ジャストサイズにまとめられた車体は、乗ってみると見た目よりずっとゆとりを感じる設計。足元やシートが広いため、二人乗りも問題なく楽しめます。週末のお出かけにも活躍できる余裕が魅力です。

降りたあともラクラク

アクシストリート最大の特徴はコンパクトなボディサイズ。重量も110kgと軽いため、街中でも不安なく扱えます。シート高も50cc並みなので足付き性が心配な女性でも安心。降りたあとの取り回しも楽に行えます。

幹線道路も余裕で走れます

フューエルインジェクションで制御される空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し、幹線道路のような大きな道でもクルマの流れにスムーズに乗って走行ができるアクシストリート。原付2種ならではの機動力です。

足元の悪い道でも安心です

乗り心地のよさもアクシストリートのアピールポイント。荒れた舗装や石畳の上でも安定して走ることができます。大人が二人乗りしてもゴツゴツしにくいタフなクッション性能を確保している点にも注目。

余裕の収納で便利に使える

シート下収納はA4サイズのファイルやヘルメットが入る余裕の22リットル。一般的なビジネスバッグも問題ありません。また、フロントカバー内側のポケットは500mlのペットボトルが2本入る容量が確保されています。

ビジネスからアフター5まで

アクシストリートが活躍するステージは、通勤やビジネスだけではありません。普段の買い物にも使えますし、レジャーの足としても便利。収納+機動力を上手く活用すれば、毎日の生活がもっと快適に変わります。

乗りやすくて使い易い2種スクーターのスタンダード

原付2種スクーターに求める大切な条件、それは便利さと快適さ。スピードやコーナーリングなどを追求する趣味の乗り物ではなく、毎日の生活に使う乗り物だからこそ、その2点は欠かすことのできない条件です。今回試乗したアクシストリートに関して言えば、両方とも期待値以上のものでした。まず何より快適性が非常に高いのが好印象。コンパクトにまとめられた車体は、乗ってみると意外なほどに余裕があり、窮屈さを感じさせません。実際に成人男性二人でタンデムしてみても無用に密着せず、ストレスの無い走行が可能。さすがにその状態だと最高速は伸びませんが、日常の使用において問題はありません。また、足回りの感触もよく、荷物を満載した状態でもゴツゴツとした乗り味にならず、スムーズな走りを見せてくれます。このサイズのスクーターの場合、大柄な人が乗るとシートが狭かったり、荷重がかかるとすぐに乗り心地が悪くなってしまうことが多いのですが、アクシストリートではそういった不満は特に感じませんでした。

利便性の良さについても、このクラスとしては標準以上。シート下収納は22リットルと標準的な大きさですが、大型のフロントポケットとコンビニフックが付属しているため、普段使いにおいて積載場所が無い、ということにはほとんどありません。特にフックが適度なサイズになっており、持ち手が太いビジネスバッグでも安定して保持できます。また、タンデムグリップを兼ねるリアキャリアも頑丈で、実際に大型カメラバッグを輸送してみましたが、特に不安なく使用できたことも併記しておきます。「毎日使う便利な足」として、快適な性能と余裕の積載を持つアクシストリートは、高い実力を持っていると言えるでしょう。

縦横無尽な走りが駄目リーマンを救う!!

モトメンテナンス編集部マルヤマ

アクセルを全開でも劇的な加速を見せるわけではない。それでも市街地では車の流れをリードしながらキビキビと走る性能は必要にして十分。遠心クラッチの繋がりも自然なフィーリングでストレスを感じることも無い。渋滞している右側車線を横目に、駐車車両を縫うように左側車線を縦横無尽に突き進める。朝が苦手な通勤ライダーには嬉しい魅力では?

初めてのピンクナンバースクーターは手軽で便利

GARRRR編集部タジマ

実ははじめて2種原付にのりました。原付だと通勤・通学で通る幹線道路で流れに乗れないけど、アクシストリートは流れに乗れる大人のスクーターという印象。快適です（笑）。ビッグスクーターに乗るつもりはないけど、便利なバイクは一台ほしい…出来ることなら維持費はあまりかけたくない。そんなわがままな人にピッタリだと思います。良いなぁ、コレ。

またもや負けてしまうのか…

バイクブロスマガジンズ編集部オヌマ

パワーはそこそこですがスピード感を求めるバイクではないので、必要にして十分です。10インチという小径ホイールですが、凸凹した路面でも安定した走りをしてくれます。こんなこと言っていいのか分からないけど、バイク通勤をしている私は、毎朝125ccスクーターに負けている。そしてまた、通勤のライバルが増えてしまったってワケだ。

これなら私も安心して乗れます！

バイクブロス編集部アチハ

車体が軽いので、人通りの多い街中での頻繁な停止も安心してできました。あと、センタースタンドを初めて自信持って立てることができました。これも車体の軽さのお陰ですね。「都内を移動するには125ccのスクーターが一番便利」という評判はよく耳にしますが、低速走行も平気、回せば車の流れに乗れちゃうので、その言葉の意味が判るような気がしました。

>> さらに詳しい試乗インプレッションはコチラをCHECK!

SPECIFICATIONS - アクシストリート

■全長 = 1,795mm
■全幅 = 675mm
■全高 = 1,070mm
■シート高 = 735mm
■車両重量 = 110kg
■最高出力 = 6.0kW（8.1PS）／7,000 r/min
■最大トルク = 8.9N・m（0.91 kgf・m）／6,000 r/min
■価格 = 220,500円（税込み）