近年ではアドベンチャーツアラー人気の高まりもあり、快適なツーリングを楽しみつつ、いざとなれば林道もガンガン走れる……そんなシールド付きオフロードヘルメットに需要が高まっているという。そんななか、日本でも支持を広げるヘルメットブランド・THHからも新作が登場した。ここではその詳細を紹介しよう。

本格的な林道ツーリングでも
シールドが曇りにくい！

オフロード用ヘルメットといえば長らく、シールドをつけずにゴーグルを着用するものが主流だった。しかし10数年前にシールドを装備したオフロードヘルメットが登場するや、オフロードバイクに乗るツーリングライダーから絶大な支持を受け、一気に広まった。そして、近年ではオフロードヘルメットといえばシールド付きの方が多いほど。そう、今やすっかり定番となってしまった。

しかし、オフロードライダーにとって、このヘルメットの最大の問題が、なんとシールドにあるという。

そもそもオフロードヘルメットがなぜゴーグル仕様なのかというと、林道ツーリングやモトクロスコースでのオフロード走行は相当体力を使うもので、そのために体温の上昇が激しく、シールドだとすぐに曇ってしまうから。ちなみにチンガード（口もと）が大きくせり出しているのも、呼吸しやすくするためである。つまり、楽チンで快適なシールド付きオフロードヘルメットだが、じつは本格的なオフロード走行をすると、「シールドが曇る」という問題が生じるのだ。

そこで登場したのが「TX-28」である。THHの人気モデル「TX-27」の兄貴分とも言える存在で、エッジの効いた帽体デザインなどは継承しつつ、各部をグレードアップ。なかでも注目すべきが、シールドとバイザーである。

まずはシールド。TX-28は曇り止め効果のあるピンロックシートに対応したシールドを採用しているが、装着できるピンロックシートは通常（PINLOCK30）よりも強力な曇り止め効果が期待できる「PINLOCK70」。これで林道も躊躇せず、ガンガン走れること間違いなし！　ツーリングの楽しさがグッとアップするだろう。

また、バイザーは形状を一新。スタイリッシュなデザイン性はそのままに、より効率的に走行風を逃すデザインとすることで、快適性を大きく向上させている。

もちろん注目ポイントはそれだけではなない。開閉式インナーバイザーは日差しを軽減し、着脱可能な内装は洗うこともでき、ヘルメット内を清潔に保つことができる。「TX-28」は、シーンを選ばない本格的ツーリングヘルメットなのだ。

いよいよ本格的にはじまるバイクシーズン！　オンでもオフでも快適な「TX-28」を、ぜひとも検討してみてはいかがだろうか？

ツーリングでの快適性を徹底的に追求したディテールは必見

THH TX-28　単色モデル　2万2680円（税込）、グラフィックモデル　2万3760円（税込）、カーボンプリントモデル　2万4840円（税込）
好評だったTX-27から更に進化。大きく開いた口もとは新設計で、デザインのアクセントとなるだけでなく、走行風を効果的に取り入れることでスポーツ走行時の呼吸をラクにする役割も担う。

通常ピンロックシートにはPINLOCK30が採用されているが、TX-28ではより防曇効果の高いPINLOCK70を採用。ゴールドミラーとスモークシールドのオプション品もリリース予定。

大型のベンチレーションを帽体の各所に配置。夏場でもオフロード走行時でも、つねにヘルメット内を快適に保ってくれる。

バイザーを取り外せばオフロードともオンロードフルフェイスとも異なる独自のスタイルにチェンジ。SF風な雰囲気のフルフェイスヘルメットとして使える。

TX-28最大の注目ポイントが、形状を一新したバイザーである。走行風の抜け具合を向上させることで、走行時の快適性と安定性をアップ。もちろん、洗練されたデザインもTHHならではのもので、 高い実用性と所有欲を満たしてくれるヘルメットなのだ。

※画像は試作品のため実際の商品とは仕様が異なる場合があります

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