BMWバイクをより楽しむために求められる製品を作るの画像

BMWバイクをより楽しむために求められる製品を作る

  • 取材協力/r’s gear  取材・写真・文/木村圭吾  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
  • 掲載日/2017年2月13日

世界的にも数少ない、ボクサーツインエンジンのBMWバイク用フルエキゾーストを製品化しているのがアールズ・ギアだ。高い技術力をバックボーンとし、よりツーリングを楽しみたいと思うユーザーならではの視点から、削り出しパーツやシートなどもリリースしている。

BMWバイクの走りをより快適に
より楽しくするための製品づくり

BMWバイク用カスタムマフラーの代名詞的な存在ともなっているアールズ・ギア。性能、サウンド、ルックスなど、求められる要素の全てがアールズ・ギア品質で仕立てられ、全域で、中でも中低速域でのトルクアップの効果は絶大だ。それは代表の樋渡 治氏自らもR1200GSアドベンチャーを楽しむライダーの1人であり、毎週末のようにツーリングに出掛け、年間の走行距離は2万km近くにも及ぶからこそ、長距離ツーリングを楽しむBMWバイクユーザーの求めることが解っているのだ。

そのバックボーンとなっているのがアールズ・ギアの高い技術力であり、世界的に見ても、水平対向エンジン車のBMWバイク用フルエキゾースト製品をラインナップしているメーカは少ない。素材にチタンを使っていることから軽量化にも貢献し、相対的にパワーアップを果たすと共に、取り回しも軽く感じられるのは大きなメリットだろう。

マフラーだけでなく、サイドスタンドの傾きを少なくする「ハイトブラケット」や、「ローダウントルクロッド」などのアルミ削り出しパーツも社内で製作している。もちろん機能性のみならず、ルックスの向上も見逃せないポイント。

またシートについても、中身のウレタンと表皮を変更する「ワイバンコンフォートシート」も高い支持を受けている。その目的は長時間のライディングでも疲れにくくすることだ。

マフラーから削り出しパーツ、シートなど、いずれもBMWバイクのことが「よくわかっている」パーツメーカーならではの製品に仕上げられているのだ。

BMWバイクを乗り尽くし
必要とされるパーツを製品化

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アールズ・ギアのデモ車の1台であり、代表・樋渡さんの愛車でもあるBMW R1200GSアドベンチャー。装着されているマフラーはフルエキゾーストのワイバンだ。エキパイやサイレンサーなどにはチタンを用いて軽量化に貢献。サイレンサーのカラーは画像のドラッグブルーのほか、ソリッドなチタンが用意されている。

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艶めかしいアールを描くチタン製のエキパイ(撮影のためアンダーガードは取り外している)。エンジン下部には前後2カ所に左右のエキパイをつなぐバイパスパイプが設けられているのがわかる。全域で、特に中低速域での大幅なトルクアップを実現しており、それが乗り易さにもなっている。

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サイレンサー断面は異形の六角形とされており、排気口は上下の2つでり入口部分と呼応している。撮影のため取り外しているが、純正のパニアケースステーの装着も可能であり、パニアケースの使用にも全く問題が無い。水冷R1200GS系以外には、水冷R1200R/RS用水冷R1200RT用、S1000XR用スリップオン、空冷ではR1200GS(DOHC)系用をラインナップ。

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ワイバンコンフォートシートは後部座席を含むシート形状そのものを見直している。中味のウレタンの硬さ、表皮の質感も変更している。その特徴は長時間のライディングにおける疲労の軽減にあり、画像のR1200GS系以外の各車種にも対応している。

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BMWバイク用のアルミ削り出しパーツも、マフラー同様の高い品質で、ラインアップも充実している。サイドスタンドでの駐車時に傾きを少なくするサイドスタンドブラケットや、ハンドル位置を変更するハンドルブラケット、膝の曲がりを軽減するローダウンステップ、ローダウントルクロッド、アンテナステーなどがある。

アールズ・ギア

アールズ・ギア

住所/三重県亀山市のぼの62-9
電話/0595-85-8778
営業/9:00-18:00
定休/土、日、祝日

社名の「r」には「エキパイが描く曲線=アール」や「ライダー」に向けた、といった意味が込められている。開発段階では代表自らも実走し、データには現れない微妙な変化を感じ取り、ライダーの感性にフィットした製品へと仕立てる。