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MotoGPのテクノロジーをストリートへフィードバック

  • 取材協力・画像提供/ミシュラン  取材・文/青木タカオ  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
  • 掲載日/2017年2月21日

世界グランプリロードレース通算360勝、チャンピオン獲得12回、スーパーバイク世界選手権通算269勝、世界耐久選手権チャンピオン獲得14回、そして世界各国の国内選手権における成功の数々。それを達成するには、安定性、耐久性、パフォーマンス、そして幅広い条件への適応能力といった様々な性能をすべて高次元で実現させなければならない。そんな過酷なレーシングシーンの技術と直結したタイヤがミシュランなら手に入る。

最高峰のレースで獲得したパフォーマンス
それを味わってみない手はないだろう

世界最高峰の2輪ロードレース『MotoGP』は、2016年からミシュランのワンメイクとなり、タイヤのリム径を前後ともに16.5インチから17インチへと変えたが、1シーズン目から前後16.5インチが用いられていた前年とほぼ同等か、コースによってはさらに速いラップタイムが記録された。これはミシュランの高い技術力を証明するものとなったが、そうなると前後17インチの市販用ロードスポーツタイヤの登場が期待されるのは言うまでもない。そこで10月のオーストラリアGPフィリップアイランドで、ミシュランは新製品『MICHELIN POWER RS』を披露し、2017年春より日本でも発売を開始することを明らかにした。

リアタイヤには『MICHELIN ACT(アダプティブ・ケーシング・テクノロジー)』をさらに進化させた『MICHELIN ACT+(アダプティブ・ケーシング・テクノロジー・プラス)』を採用。直進からコーナリングに至るまで様々な角度に対応したケーシング構造を持ち、ショルダー部にかけて徐々に剛性が増すよう最適化された内部構造は、とくにコーナリング時の安定性に効果を発揮する。

また、専用のコンパウンドと新設計のケーシング構造により、直進からコーナリングに至るまで様々な走行条件に対応し、優れた操縦安定性を実現。MotoGPで培ったレーシングテクノロジーと、これまでのタイヤ開発におけるノウハウなどが結集したのだから、スポーツライディングを楽しむバイクファンとしては、嬉しいかぎりだ。

MICHELIN POWER RSなら満足できる

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MICHELIN POWER RS(ミシュラン パワー アールエス)
【フロント】110/70ZR17 54(W)、110/70R17 54H、120/60ZR17 55(W)、120/70ZR17 58(W)
【リア】140/70R17 66H、150/60ZR17 66(W)、160/60ZR17 69(W)、180/55ZR17 73(W)、180/60ZR17 75(W)、190/50ZR17 73(W)、190/55ZR17 75(W)、200/55ZR17 78(W)、240/45ZR17 82(W)
※オープンプライス

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走行時のグリップ性能と安定性と即応性に優れたハンドリング性能を兼ね備え、250ccクラスから大型スポーツモデルまで、幅広いサイズ設定となっている。

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日本でも2017年春に新発売されるMICHELIN POWER RSは、MotoGPをはじめレース活動で証明されたミシュランの高い技術を満載し、そのままフィードバックした前後17インチの市販用ロードスポーツタイヤ。MotoGPで成功を収めたひとつの証、もちろん開発に終わりはないが、現時点での集大成のタイヤだと言えよう。

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MotoGPは今年からタイヤのリム径がフロント、リアともに16.5インチから17インチへと変わり、大きな変化があったものの、前後16.5インチが用いられていた前年とほぼ同等か、コースによってはさらに速いラップタイムが1シーズン目から記録された。

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2016年MotoGP最終戦バレンシアGPでは、すべてのライダーが新しいプロファイルのフロントタイヤを使用し、予選におけるコースレコード、決勝レースにおける最速ラップタイム、そして優勝レースタイムのすべてを塗り替えた。これはミシュランのMotoGPタイヤが、シーズンを通して進化し続けてきたことを証明する結果であった。

日本ミシュランタイヤ株式会社

ミシュラン

住所/東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー13F
電話/0276-25-4411

日本でのタイヤ販売事業は1964年にスタート。浜松町-羽田空港間に新設されたモノレールに、ミシュランスチールラジアル“X”タイヤが採用されたのが日本におけるミシュランの第一歩だった。1991年にはR&Dセンターも設立。