ビンテージ感を強調した『リード工業』のジェットヘルメット3種の画像

ビンテージ感を強調した『リード工業』のジェットヘルメット3種

  • 取材協力/リード工業  取材、文/佐賀山敏行  写真/井上 演  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2018年6月28日

シェルにバブルシールドを固定したジェットヘルメットや、新感覚デザインが話題となったX-AIRシリーズなど、つねに新しい発想でライダーを楽しませてくれるリード工業が2018年夏、新作ジェットヘルメットを発売する。シンプルだけどほかとはひと味違うシルエットに注目したい。

アメリカンやヨーロピアンにリアルビンテージ
グラフィックでイメージを大きく変える!

リード工業から新たにリリースされたジェットヘルメットは、同社にしてはシンプルな印象。しかしよく見ると、やはり“リード工業ならでは”のギミックや遊び心に溢れている。

まず注目したいのはシルエット。オーソドックスかつビンテージ感を演出しながらも、シェルは真ん丸ではなく、後頭部に逆アールをつけることで遊びを持たせている。じつは最近でこそあまり見かけないが、古いヘルメットにあったデザインをオマージュしたものだ。せっかく新しいヘルメットを作るのに「ただグラフィックを変えるだけではなつまらない」という同社の“常に新しいものを。変化のあるものを”という考えを具現化したモデルとなっているのだ。

もちろん、ただ古いものを起こしただけではない。バックルはワンタッチタイプとすることで利便性を追求。さらに内装も着脱式とすることで、一般的なビンテージスタイルヘルメットとは一線を画している。また、取り外し可能なバイザーが標準装備されているのも嬉しいポイントだ。

このヘルメットには3種類のグラフィックパターンが用意され、それぞれ別のネーミングとコンセプトが与えられている。「PRESTON(プレストン)」はヨーロピアンをイメージ。上品かつスポーティーなグラフィックは、トライアンフのモダンクラシックシリーズやBMW R nineTなどのヘリテイジが似合いそうだ。「FLAMES(フレイムス)」はワイルドなアメリカンスタイルで、ハーレーなどのクルーザーにピッタリなデザインとなっている。そして「FLAKER(フレーカー)」は、粗めのフレーク塗装が魅力。旧車やヤマハSRなどの雰囲気をさらに高めることができるだろう。

ファッショナブルで機能的なヘルメットが勢ぞろい。リード工業の新作アイテムはバイクライフをさらに豊かにしてくれるに違いない。

イメージの異なる3種のジェットヘルメットをラインナップ

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PRESTON(プレストン) 価格8,640円(税込)
3種類のなかで最もリーズナブルな設定。サイドのグラフィックが上品なヨーロピアンイメージとなっていて、中央のラインがスポーティさを掻き立てる。アイボリーとブラウンの2色展開だ。

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FLAMES(フレイムス) 価格1万260円(税込)
その名のとおりサイドに描かれたフレイムス(ファイヤーパターン)が印象的なモデル。2色あるカラーリングはともにブラックながら、ツヤありとツヤなしとすることでそのイメージを大きく変えている。

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後頭部のシルエットがこのヘルメットの大きな特徴。シンプルさのなかに高いデザイン性を感じるポイントで、他人とはちょっと違うものを持ちたいというライダーの所有欲をくすぐる。スナップボタンを3つ装備しているので、汎用シールドなどを装着することができる。

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すべてのモデルにバイザーを標準装備。装着するとイメージが大きく変わるので、気分によって変えるなど、長く楽しめることができろう。もちろん、日光を遮ったり、ちょっとした雨なら目に入るのを防いでくれたりと、利便性の良さも見逃せない。

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FLAKER(フレーカー) 価格1万2,960円(税込)
粗めのフレーク塗装が印象的なフレーカーは4色をラインナップ。白いラインをあえて擦れさせることで、ビンテージ感を演出している。手の込んだ仕様ながらこの価格、なんとも嬉しい限りだ。

リード工業

リード工業

ヘルメットをメインにデザイン性や独自の機構にこだわった製品作りで好評。近年ではスマホホルダーなどのツーリングギアにも注力し、多くのライダーから支持を得ている。