モンキー125を、より楽しく、魅力的にする
掲載日/2019年5月29日
取材協力/Gクラフト
取材、写真、文/木村圭吾
構成/バイクブロス・マガジンズ
旧モデルのイメージは持ちながら、グローバルモデルとしてリリースされたモンキー125。排気量が拡大され、前後ホイールが大径化されるなどの内容で、愛しみつつも使える『道具』となっている。その実用性や魅力を高めるパーツが登場、手掛けたのは4ストミニカスタムの世界に造詣の深いGクラフト。コラボへも積極的に取り組んでおり、新たなモンキーワールドの世界が幕開いたのである。

機能性を高めるパーツを念頭に置いて
コラボや大物ビレットのプロダクトも展開

「モンキー125用では、まず機能性を高めるパーツの製品化から始めました」とGクラフトで設計など開発部門を担当する篠原大輔さん。同社はアルミ削り出しを始めとした金属加工を得意とするパーツメーカーであり、その高い品質や技術力、豊富な種類などから、4ストミニ系カスタムの世界でも絶大な信頼を得ているのだ。

モンキー125は、その車名のとおり原付2種クラスでは最大の排気量とされており、それに見合った車格サイズや前後ホイールの大径化、ブレーキのディスク化などが行なわれている。

言わば旧モンキーで定石的なカスタムメニューが、ノーマルにして既に備わっているのである。つまり、素の状態でバイクとしての実用性があり、ならばパーツによって機能性を高めようという趣旨なのだ。

荷物の積載性を高めるための前後キャリアや、取り回しを楽にするグラブバー、フロントタイヤからの泥跳ねを軽減するダウンフェンダーステーなどがあり、通勤や買い物といった日常的なシチュエーションはもちろん、休日のツーリングの相棒としても威力を発揮する。

モンキー125のパーツ展開において、これまでよりも積極的に取り組んでいるのが、他の得意分野を持っているパーツメーカーとのコラボによる製品開発だ。

「モンキー125になって、新たなユーザーさんやファンの方も増えているのを感じています。ならば、こちらも新たな可能性を提供したいと思って共同開発に取り組みました」と篠原さん。

防風性を高めるウインドスクリーンはアクリポイント、マフラーはアールズ・ギアなど、いずれもその分野では高い定評を得ているパーツメーカーであり、強力なタッグと言っても決して過言ではないだろう。

Gクラフトは旧モンキーカスタムの世界では、高い評価を得ている。小物から大物まで多数のパーツがラインナップされている。中でもアルミビレットフレームでは先駆け的な存在であり、モンキー125でも既に開発中となっているのもトピックだ。

「今後時間が経てばモンキー125においてもハードパーツが求められてくると思いますので、その開発も進めています。また、機能性を高めるパーツの方も、さらに充実させていきます。将来的にはキャンプ仕様とか、釣り仕様のような用途を想定し特化させる製品も面白いかな?と思っています。新しい『モンキーワールド』を提案し、楽しんでもらえるようになるといいなと考えています」

隅々まで手の入ったGクラフトのカスタムモンキー

ここからはGクラフトからリリースされているパーツが組み込まれているモンキー125を見てみよう。

排気量の大きなモデルのセカンドバイクとしてはもちろんのこと、1台で全てのシーンを楽しむファーストバイクとしての資質を持ったモンキー125。手を加えれば、愛着が増すのは間違いないだろう。

こちらの車両に装着されているGクラフトからリリースされているモンキー125用パーツは、全てボルトオンで装着可能。だが、作業に自信が持てない場合は、ショップに相談、依頼を。

ノーマルと比べると、スッキリとした印象であり、スポーティー感が強調されたアピアランスとなっている。エンジン回りなどのキャップやカバーは、Gクラフトが得意とするアルミ削り出しへと変更され、質感が高められている。これらを少しずつ置き換えていって変化を味わうのも、カスタムの楽しみの一つと言えるだろう。

G'craft×ACRY-Pointウインドスクリーン スモーク(税込価格1万7,280円)。
バイク用スクリーンの専門メーカーアクリポイントとの共同開発。圧倒的な歪みの少なさを持ち、スクリーン越しの視界も良好。スタイリングの変化と共に、防風性能の向上やメーター回りの保護などの高い実用性を持つ。ミラーコートは(税込価格3万1,104円)。

ヘッドライト上のスクリーンはルックスの向上と共に、防風性能を高める機能パーツでもある。これはスクリーン専門のアクリポイントとの共同開発による製品だ。

G'craft×r's gear ワイバンクラシックマフラー(税込価格8万1,000円)
ビッグバイク用などで高い定評のあるアールズ・ギアとのコラボによるマフラー。全域でのトルクアップを果たしており、フルチタンエキゾーストでノーマルの1/3以下の重さになっている。サイレンサーはクラス最小の直径と長さでありながらも消音効果は高く、それでいてモンキー125に合った音質を奏でる。各種規制をクリアしたJMCA認定品である。カラーは画像のチタンドラッグブルーと、素材の色を活かしたチタンポリッシュの2つがある。

スタイリングの要ともなっているエキゾーストシステムはワイバンクラシック。こちらはビッグバイクをメインとしたマフラーメーカーのアールズ・ギアとタッグで生み出されている。

ダウンフェンダーステー(税込価格9,504円)
ノーマルはフロントタイヤから離されたアップタイプだが、それを下げて通常のオンロードバイクのフェンダー位置にする。フロントタイヤからの水や泥跳ねが少なくなる機能性パーツでもある。

フロントキャリパーサポート カニブレンボ用(税込価格6,480円)
『カニ』の通称を持つブレンボ2ポッドキャリパーを装着するためのアルミ削り出しのサポート。ノーマルのブレーキホースは使用不可。

ビレットブレーキペダル(税込価格1万18,80円)
ノーマルは無骨なスチール製だが、こちらはハイクオリティなアルミ削り出し。ペダルエンドシャフトの位置は2カ所から選択可能。ビレットチェンジペダル(税込価格1万4,040円)もあり。ステップにはポジションが5mmアップになるビレットステップカバー(税込価格1万3,500円)も装着されている。

リアキャリパーサポート カニブレンボ用(税込価格1万1,232円)
さらなる制動力アップや、ルックスの向上も果たす。ブレーキホースはノーマルの流用は不可だ。

G'craft×rYSS ハイグレードサスペンション(税込価格4万2,768円)
モンキー125に見合った特性になるようにテストを重ね、スプリングのレートや減衰特性を決定。調整機構は、車高がプラスとマイナスに5mm、減衰力は伸び側に25段階、プリロードアジャスターはネジ式。本体はシルバーアルマイト、スプリングはブラック。
スイングアーム ツインショック
ノーマルと同じ幅にて製作されている。現段階では、パイプの種類はスタンダード(税込価格4万8,600円)、トリプルスクエア(税込価格5万1,840円)、トリプルスクエアミニ(税込価格4万8,600円)の3種類が用意されている。長さもノーマルと同じ。オーダーを受けてから取りかかる受注生産品。チェーンカバー(税込価格6,480円)はアルミで、表面はバフ仕上げだ。

フェンダーレスキット(税込価格1万584円)
ノーマルのナンバーブラケットを外し、リア回りをスッキリとした印象にする。ナンバー灯は純正を使用するため配線加工は不要。リフレクターも付属している。

グラブバー(税込価格1万368円)
取り回しの際にリア回りを持ち上げて少し車体の向きを変えるといったことが容易になる機能パーツでもあり、ルックスにおいては車体のワンポイントにもなる。テールランプカバー(税込価格2,730円)はアルミバフ仕上げ。

リアキャリア(税込価格1万5,336円)
テールランプ上に荷物の積載スペースを作れる機能性を向上させるためのパーツだ。キャリア部分はアルミでシルバーアルマイト、ステー部分はSS400でブラックのパウダーコート仕上げ。グラブバーとの同時使用は不可。フロントキャリア(税込価格1万2,420円)もあり。

そして、もう1台がGクラフトのアルミビレットフレームが組み込まれたモンキー125だ。旧モンキー用で永年に渡って培われたノウハウが随所に採り入れられている。

アルミビレットフレームが組み込まれたGクラフトのモンキー125。タンクやシートが組み込まれた状態では、その露出部分は少ないが、それでも伝わってくる迫力を持っている。

外装を載せてしまえば大半は隠れてしまうが、それでもチラリと見える切削痕は自ずとテンションが上がる。大きなアルミブロックから削り出して作られるから、価格もそれなりにするが、ある意味ビッグバイクでは不可能に近いカスタマイズであり、このクラスだからこその面白さでもあると言えるだろう。

タンクやシートを外した状態。フレーム側にはモノサス用の受けが既に備わっており、将来的には、そのような仕様の製作も視野に入れられている。そんな先を見据えた設計ができるのも、これまでのノウハウの積み重ねに拠るところが大きいと言えるだろう。

INFORMATION

住所/三重県亀山市能褒野町13-2
電話/0595-85-3608
営業/9:00-12:00 13:00-17:00
定休/土曜、日曜、祝日

削り出しパーツから溶接ものまで、アルミの加工なら何でも得意とする技術者集団。性能の高さはもちろんのこと、優れた品質とデザインセンスにも定評がある。ジャンルやカテゴリーを問わず、バイクの車体周りカスタムパーツの総合メーカーで、ミニバイク用パーツはGクラフトのブランド名で展開している。